思考ダダ漏れ

なんとなく書こう

山会感想

2017-05-30 13:26:08 | 日常
改めて人の作品を読んで、その評価を書いてみようと思う。勿論、僕の好みの問題もあるが、好き勝手書いてみようか。といってもほとんど流し見、もしくはほぼほぼ読んでいないので、いいかげんなことを書かせてもらう。

1、『佐藤さんはヒグマ』
  長編も貰ったがそれはまた今度。これは川上弘美の熊の話を授業中に変えたものとか、確かそんなものだったか。今更読み直す気にはなれないから違いをいちいちあげるつもりはないが、これはそういうものなのかどうなのか判別がつかないものの、小学五年生にしては随分な文章を書かれるなあと思った。一応、川上弘美の熊の意図を元に描き直すはずだったが、そのような意味では的を射ていないと思う。

2、『「ガラスのダンス」』
  気になる点はあるものの、上手くまとめようとした感がある。ただ、言いたいことは後半に集約されすぎているような気もする。序盤で差別されている箇所を、それとなく出してみた方が上手くいくと思う。あと山会時にも触れたけど、よりは団地の方が生々しいこと、怪我の期間が判明するより重体だけの方が迫力が出そうなこと、少し整えるだけで綺麗になるだろう。

3、『深呼吸をするために生きているの虚しくない?  なら自分は小説を書くために生きるよ』
  色々と疲れている時に書いたものと重なる書き方がなされているのが気になる。それは決して良い意味ではない。影響を受けるにしても、もう少し良質なものに影響を受けるべきだろうし、僕と重なれば重なるほど、僕はより遠ざからなければならなくなる。
  それはともかく、内容だが、良くも悪くも彼らしい精神が垣間見える。それが気に入っている人は好めるだろうし、それが気に入らない人は好めないだろう。少しずつ何かを模索しているのは分かるが、一度何もかも否定してみてはどうだろうと作品を読むたびに思う。根底の自己愛がどうしても抜けきれないのは仕方ないが、ラプトルやAVの場面を考えると、見栄を抑えた上で俗悪に書ければ面白いのかもしれない。