’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

5月のある日

2010-05-09 | * 玲寧ちゃん日記 2

「一緒に乗ろう!」パパの目の前でれねちゃんから逆ナン。足が速そうでニコニコしてて元気一杯といった感じの小学1年生。れねちゃんと同じ年。その後ふたりで「キャッキャ」笑いながら変り種自転車で遊んでいる。よほど気があったのだろう。キリがないので「そろそろ帰るよ」と言っても、なかなか帰りたがらない。いよいよ帰る時には、泣きそうな顔。相手の男の子も同じ顔。ちょっと罪悪感。

「今日、何が一番楽しかった?」

「全部!」

ホントに楽しそうだった。

午後から出社だったパパが帰宅すると、玄関にれねちゃんからの置手紙「ぱぱへ(ハート)」。

「あしたもじでんしゃのたくさんあるところにいこうね!」。

あの男の子目当て。バレバレ。

次の日、6時に起床、8時半にマンションを出発。(まだやってないって!)

昨日新しく見つけた公園で30分時間をつぶしてから海岸へ。今日は突堤の先端まで行ってみた。釣りをしている人がたくさん。ウインド・サーフィンしている人も昨日より多かった。今日は風もいい感じで吹いている。

10時半ころ、昨日の「変わり種自転車」の広場へ到着するも、昨日の男の子はいない。(当然か)

そして、昨日のさよならした時間になっても男の子は来なかった。


「昨日の男の子、来なかったね。」

「うん」


帰りの自転車。パパと並走。

凛とした横顔が悲しみを湛えているように見える。

 

帰り道、カキ氷屋さんが出店を出していたので、桃のシロップでカキ氷を一つ。


そして、ひとこと。

 


「今日は、ちっとも楽しくなかった。」

 


淡い恋でしたな。


コメント
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