手放すもの

今、新聞やＴＶを見ても、中国四川の地震が目に入ってきます。

多数の死者が出ている今回の地震

しかし、地震の中で生き残った方たちもたくさんいます
彼らが今、抱えている問題は、救援物資の遅れだそうです

地震後、停電と断水が続いて、食料が不足しているなかで、
被災者の方の不満は日に日に募ります

そんな中、先日、やっと現れた支援物資の車を
住民が止め、食べ物を奪い合ったというニュースを見ました

さらに人々は、
「被災者なのに誰も助けてくれない。（奪って）何が悪い」
と言ったそうです


そんなニュースを見て、
どうして、こんなことに？
ひどい映像だ！！
と嘆いたり…

こんな状況にこそ、人間の本来の姿がでるんだなぁ
なんて、思う人もいるかもしれません。

だけど、この状況と私たちに今の生活に何の違いがあるんでしょうか？

彼らは、ただ生き残るために
人より、多くの水と食べ物が欲しいと奪い合う
そして、食べ物を得られなかった人を飢えが増す

私たちも、自分が素晴らしいと証明したいために、
良い大学に入って、良い会社に入って、家を買い、
人より多く持とうとする。

敗れた人は、自分がそんな風になった状況や人を憎んで復習に燃える

私たちは、そんな人にはなりたくないと必死で自分を守ろうとして、
「自分はそんな人間ではないんです」と周りからも認めてもらおうとして、
そして、自分の期待通りの結果や答えを人にも抱かせたい
と思います。

今回のことは、『地震』という物事が起きて、
ただ単純に表現されているだけのことです。

いくら、人よりも良い暮らし、地位を築いたとしても、
そこには不安と恐怖がついてきます

私たちは、情報で作られているのではありません。
人生の価値を判断する基準は、これらの情報では決まりません。

いくら、愛と調和、協同といっていても、
他人と比較していては、何もうまれません。

競争することをまずは手放してください
そこから、きっと調和と協同が生まれてくるでしょう

それでは、今日もみなさんの一日が素晴らしい一日でありますように