


> 公取委は、2002年に改定したコンビニ業界に対する指針で、正当な理由なしに値引き販売を制限することは、独禁法が禁じる「優越的地位の乱用」に当たるとし、警告していた。その指針にもかかわらず、不当な行為を繰り返していたとして、業界のリーダー的存在のセブン-イレブンに、最初にメスを入れたというわけである。

> 公取委が平成19年3月から1年間、約1100店で廃棄食品の原価を調べたところ、1店舗あたりで年間平均約530万円分。加盟店のオーナーによると、月間1・5~2トンの食品が捨てられているという。
「まだ食べられるものを捨てるのはもったいない。加盟店としては少しでも売って廃棄を減らしたい」。

> 弁当におにぎり、牛乳、パン……。「1週間でみかん箱20~30箱は捨て、胸が痛んだ」。昨年5月から、消費期限が残り4時間になった食品を最大5割値引きして売り始めたところ、毎月原価ベースで約40万円分出ていた廃棄が激減し、1万円程度になったという。

> 15%の根拠について、井阪社長は「投資家にそれほど影響を与えない」水準と説明し、業績への影響を勘案して決めた点を強調した。

m9(^Д^)プギャー

> セブン-イレブン・ジャパン(東京)が23日、弁当類の廃棄損失の一部を本部が負担する加盟店支援策を発表した。これについて、一部加盟店オーナーでつくる組合の東日本地区代表、増田敏郎さん(60)は「まったく問題の本質を分かっていない。抜本的にコンビニ経営者の生活を改善する方法を考えるべきだ」
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そこへもってきて今回の公取委による排除命令。
上記リンクの新聞各社記事でもほぼ語り尽くされている感がありますが,
分刻みで設定された消費期限切れの食品を毎日大量に廃棄させる,
品揃えを充実させるために廃棄が出ることを前提にした量を入荷させる
廃棄に伴うロスの負担は加盟店持ちで
見切りの割引販売は認めない
私がオーナーだったら鬱になること間違いなしの
加盟店に無駄を強要,負担させることで本部が儲けるという
すごく気分が悪くなるビジネスモデル,経営方法。
日本の食糧自給率の40%という低さが問題として取りざたされている昨今,
手つかずで廃棄される分を解消すれば数%は軽く上昇するといわれています。
そんな時代の流れに(というか私は産まれたときから「もったいない」の
ドケチ精神で生きてますけど)まさに逆送し続けるセブンイレブンジャパン。
2002年に敗訴した頃には
一定の廃棄量を加盟店に義務づける(売上げの2%か月30万円分)指導を
していたことが話題になり,もう常軌を逸してるというか
金の亡者,気●い沙汰といっても過言ではないでしょう。
もちろん,コンビニエンスストアという業態を米国から取り入れ
日本的な運営手法で進化させることで
世界のコンビニのさきがけといってもいい同社が
数々の「業界初」を打ち出し続けることで今に至るまで
同業他社に比べ高い収益率を誇りトップチェーンの地位に
君臨し続ける同社の功績は否定するべくもないですが,
金を稼ぐ知恵に長けすぎたために人として大事なものを
かなり昔から忘れていたようです。
livedoor ニュース - 店舗オーナー側から見たセブンイレブンの凋落、時代を読み違えた業界最大手
JANJAN フランチャイズ・コンビニの裏側(1)売れ残り、万引き被害にも「チャージ」の怪 2006/03/29
http://www.news.janjan.jp/business/0603/0603271508/1.php?action=tree
加盟店に応募してみようかとか、利用者としてコンビニに行く一般消費者の方に分かっていただけるように、コンビニ問題をできるだけ平易に解説してみたいと考え、何回かのシリーズで説明してみます。
コンビニ問題と言われる問題は、簡単に言えば「コンビニ本部と加盟店間の金銭問題」です。
チャージを減らそう
http://tya-gigaheruyo.seesaa.net/
値引き販売を実践する加盟店オーナーのブログ。
本部に対抗する手段を公表,情報交換を呼びかけている。
初心者オーナーのコンビニ問題考察
http://ameblo.jp/syosinsya3/
コンビニ問題は存在しないと真っ向から全否定する自称「初心者オーナー」。
完璧ともいえる理論武装で反論に連戦連勝?!
その正体が取りざたされていた。
2008-02-12 を最後に更新が止まっている。
ウェール法律事務所-コンビニ・フランチャイズ・プラザ
http://www.ver-law.ne.jp/franchise_old.html
2.24事件 ロス・チャージ問題でセブンイレブン敗訴の衝撃
http://www.ver-law.ne.jp/topic_seven11_haiso.html (2005年)
入荷した以上,期限切れで捨てようが万引きされようが
店のほうで責任をもって仕入れ値を払ってくれよ
というのはある意味当たり前の話で,本部に払う「チャージ」も
それに乗っけるというのは,レジを通さずに売られたりしたら
見分けがつかないから仕入れた時点で確定させるという
理屈もなくはないでしょう。
けれど,見切り販売を許さず,一律に期限まで捨てろ
棚が空っぽだとみすぼらしいから廃棄が出るくらい仕入れろ
というのは,繰り返しになりますが常軌を逸しています。
そんなことやってたら,


店ごとの値引きなどが自由にできるようになったら
日時の偽装などが起こるのではないかという意見をいう人も
いるようですが,何を言ってるんだか…
上記リンクの記事中で「客が便利さ・品揃えを求めすぎるのも
問題」とインタビューに答えた人がいましたが,
我々消費者も,無駄や負担を伴う過剰なサービスを
当然と感じてしまっていてそれに気づいていないというのは
あるでしょうね…おそろしいことです。
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