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交流戦めでたしめでたくなし?

2008-06-23 04:47:31 | プロ野球
サッカーW杯のアジア3次予選,
日本代表勝ってよかったですねー。
最終予選進出を決めた国同士の直接対決,
警告つきの選手を下げるなど真剣勝負モードではないにせよ
ロングパスでプレスの裏を好き放題突かれて敗れた
前回対決の負債を抱えたままではしめしがつかない1戦,
ロスタイムでの決勝ゴールで勝利。

で,プロ野球の交流戦です。
ソフトバンクが初優勝 プロ野球セ、パ交流戦
2008年6月22日(日)22:01 (共同通信)
 プロ野球「日本生命セ、パ交流戦」でソフトバンクが22日、初優勝した。ソフトバンクは巨人を3-2で下し、日本ハムが阪神に3-5で敗れたため、ソフトバンクの初優勝が決まった。パ・リーグのチームの優勝は4年連続。阪神は15勝9敗でソフトバンクと並んだが、前年の交流戦順位がソフトバンクより下位(ソフトバンク9位、阪神10位)のため2位。3位は日本ハム、4位は巨人。

ソフトバンクが交流戦初優勝=パ・リーグ勢が4年連続制覇-プロ野球(時事通信) - goo ニュース

戦前の展望では唯一自力優勝の可能性があったファイターズを
タイガースが主砲金本の2本ホームランで下して
マリーンズに続く連覇の夢を打ち砕き,
同じく優勝の可能性のある1位-3位の直接対決となった
東京ドームは9回表にクルーンを攻略し
1死1・2塁からの野選で勝ち越して勝利。
○ホークス(1位)3-2ジャイアンツ(↓4位)●
○阪神(↑2位)5-3日本ハム(↓3位)●
見事,王ホークスが交流戦初優勝の栄冠に輝くとともに
24戦で6つの貯金を積み重ね首位ライオンズとのゲーム差を
3まで縮めたわけです。

が…

タイガースファンとしては,納得できなくないかい?

順位決定の基準が
(1)勝率
(2)同率の場合は勝利数
(3)(2)でも並んだ場合は去年の交流戦順位


て…

去年の順位て何?

そりゃ野球はサッカーみたいに試合ごとの得失点が
だいたい揃ってるスポーツと違うから
点数の合計で順位を決めるのに
あまりなじまないってのはあるけれど,
得失点差でも得点数・失点数でもなく,
直接対決成績でもなく
安打数でも奪三振数でもなく
去年の順位て…誰?こんなルール考えたの?決定したの?

これで東京ドームの試合が引き分けだったらタイガースの
単独首位で順位が確定していたわけで,
最終戦を終えた岡田監督が「9回終了引き分けとかないんか?」
と冗談を言っていたそうですけど,その引き分けが,
前日までの状況で一番確率の低いタイガースの優勝が
実現する寸前までいってたんですからね…。
これで4年連続パ・リーグ勢のVなんて言われても
ちょっと素直に称えられない感じはします。

ドラゴンズファンとしては,セ・リーグでぶっちぎり
首位を走り,交流戦でも快進撃を続けたタイガースに
ほんのわずかなあやがついたことで,
ペナントレース後半へ少しでも面白くなる伏線と
なれば…と期待する楽しみをもたせてくれたと
思うくらいしかないですね。

そのドラゴンズ,最後の2連戦を残して交流戦の負け越し「2」,
なんとか連勝して5割,借金完済で締めくくってほしいと
願っておりましたが,
土曜はエース・川上憲伸投手の交流戦トップの通算14勝目で勝利,
そして日曜は,先発・中田投手が初回の3点リードを即5失点で
ひっくり返されるも横浜から移籍の小池選手の活躍で再逆転勝利。

いや~~~よかった!

谷繁選手に井端選手,主力の故障脱落が相次ぐ現状,
(星野ジャパンも候補に残しておかないでよもう…
 そりゃ井端選手本人は出たいに決まってますし
 登録されればルール上の見返りは若干ありますけど
 とにかく無茶な起用が怖い…)
今はとにかく負け越さない我慢の戦いをせざるを得ない現状,
一番苦しい時期に今季初の5連勝,苦手の交流戦を
借金ゼロまで持ち直してのリーグ戦再開ですから
これは御の字でしょう。

タイガースの激走はすごいですが,
ゲーム差が開いたといっても「6.5」
まだ目標をクライマックス狙いに下げる段階では
ないですからね。

横浜ベイ様,投手の駒不足が深刻すぎて
ここへきてトレード補強をしまくっているようですが
ジャイアンツから真田を獲得したのはともかく
ドラゴンズに小池選手を放出してくれたのは本当感謝です。

あと,交流戦で面白かったのは,
ドラゴンズとともに交流戦開幕前会見に登場した
球界の顔・イーグルス
一時は首位でしたからね~。
最終的には「4強」に次いでの5位でしたが,
防御率は全セ・リーグチームを上回って12球団中3位,
雨天中止があってまだ日程を終了していませんが
日曜の試合を岩隈→田中の豪華リレーで勝利,
マー君に初セーブ「歓声の中で登板して興奮しました」
すべてがいい方向に循環するチーム環境を物語る試合でした。
「このリレーで負けるわけにいかん。
 明日もこの2人でいくぞ」

と野村監督のコメントも絶好調です。

いや~…,タイガース時代の暗黒ムードと
田尾前監督解任のゴタゴタの記憶を引きずっていた私,
イーグルス監督初年度も敗因を選手に押しつけて
一方的にこき下ろす(コメントばかりが連日報道された)
雰囲気の悪さが本当に嫌で,
野村監督のことは本当,ボロカスに書いてきましたが,
去年の山崎武司選手再生大爆発あたりから
一気に野村イズムが開花してきましたね。
本当にお見それしました。


エースの品格 一流と二流の違いとは (Clickシリーズ)

野村 克也/小学館
タイガース時代のことについては「問題点は把握していたし,4番打者は育てられるものではないから金を積んででも獲得しなければならないと言っていた。しかしそれを球団に要求できたかやらなかったかが星野監督との違い」と著書で書いていましたが,就任時に前年と同順位の5位,翌年Aクラス,3年目優勝と輝く監督キャリアを打ち立てたスワローズ時代のことに関しては「ブンブン丸と呼ばれて調子に乗っているわがまま選手だと先入観を持っていた池山隆寛は最初から熱心にノートをとって,その後最盛期を過ぎて出番が減っても若松監督の優勝を支えたチーム想いの選手だった。広沢克己も常にチームに尽くす真面目な選手だったからこそ私は4番打者を任せ続けた。そしてグラウンドの中の監督として自分の知識を注ぎ込める古田敦也。チームの支柱となる3人の選手に恵まれたことが幸運だった」と『エースの品格』で著していました。きっとイーグルスの選手たちも岩隈・礒部といった“反近鉄”主力選手以外は合併海牛球団から切り捨てられた絞り滓チームとしてどん底を経験し,強くなるために,向上するために吸収する技術や戦術を求めていたのでしょうね。

気がつけばサッチーが世間にしゃしゃり出てこない,
マスコミに担がれていないなと。関係ある?ない?


試合・勝・負・分・勝率・ゲーム差・打率・防御率
 1 ソフトバンク 24 15 9 0 .625 - .274 3.02
 2 阪 神    24 15 9 0 .625 0 .292 3.83
 3 日本ハム   24 14 10 0 .583 1 .270 3.06
 4 巨 人    24 14 10 0 .583 0 .259 3.57
 5 楽 天    23 13 10 0 .565 0.5 .269 3.26
 6 広 島    23 12 11 0 .522 1 .272 4.41
 7 中 日    24 12 12 0 .500 0.5 .240 3.50
 8 オリックス  23 11 12 0 .478 0.5 .272 3.53
 9 ヤクルト   23 10 13 0 .435 1 .269 3.75
10 西 武    23 10 13 0 .435 0 .246 3.62
11 ロッテ    24 10 14 0 .417 0.5 .288 4.94
12 横 浜    23 5 18 0 .217 4.5 .253 5.77


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