月９『ラストクリスマス』と『マザー＆ラヴァー』

■■月９『ラストクリスマス』
ワム！づくしのＢＧＭが超バブリーな時代の空気を思い起こさせるドラマでありますが，
織田裕二が「月９枠の復権」に向けて燃えている意欲がかなり当たりそうな
上々のスタートだと思います。

なんといっても，矢田亜希子が男をとことん利用しまくる
ちと憎たらしい小悪魔的な役どころなので，これは新鮮。
彼女，ふられ役の常連からヒロイン格にステップアップしてきたこの数年の流れの中でも
一貫して心のきれいな役を演じてきたので，月９というステージで
新境地の役に挑戦するのは，彼女にとっても番組（局）にとってもまさにウィン・ウィンの関係。
本気になった視聴率男の織田裕二が相手だけに，なおさら期待できそうです。

藤原紀香なんかは，その人柄に合わせた役が回ってくるのか
いつも性格のいい女性の役だけれど，結果として「仕事選べよ」…なのに対し，
松嶋菜々子が『やまとなでしこ』でワガママスッチーを，
松たか子が『いつもふたりで』で坂口憲二をパシリ扱いする娘を演じたように，
すこしヤな性格を演じて，それでも憎めない役を演じられるのがスター女優であり
番組成功の大きな鍵を握っているのではないかと思っています。
　※松たか子なんか，きれいといえばきれいだけれど，正直それほど美人だとは思っていません。
　　けれど，ドラマの中ではすごくかわいく，オーラが出ているのですごいと思いますよ。

また，『ラストクリスマス』，ヒロインがなにやら秘密含みなのも
興味をそそられますね（話によると，病気なんですか？だとすると，
『僕の生きる道』になるのやら『ビューティフルライフ』になるのやら）。

■■『マザー＆ラヴァー』
いやー，笑った笑った。
第２回もますますパワーアップして憲二，涼子ともにキャラ炸裂！
よくいえば純粋・ざっくばらんに言えばバカの男らしいマザコン男に
そんな男前マザコン野郎の言動に振り回されながらもずぶずぶと惹かれていってしまう女。

篠原涼子の惚れっぷりを見てると，
『ぼくの魔法使い』の「ミッタン・ルミタン」バカップルや
最近の『世にも奇妙な物語』でやってた「不幸になるほど幸せな女」がオーバーラップしました。
この調子で毎回，ママの後回しにされてポツネンと放置プレイされた後，
ふと見せる男らしさに「ドッカーン」と惚れ直してしまうんでしょうなぁ（爆）。

最終回には大団円を迎えるんでしょうが，絶っっっ対，
マザコン，治らねぇだろう。間違いない。

ホークス敗退！ドラゴンズは…

う～～～，ホークス負けましたか。
ライオンズ戦の対戦成績が悪いだのなんだかんだ言っても，
絶対ホークスの方が優勝すると思っていたから，
第５戦も９回に同点に追いついて「ほらやっぱり」と思っていたものでした。
それが，風呂から上がったときにテレビがピンコンピンコン鳴り出して，
うちの人に「（ニュース速報で）どっちが優勝したって？」
「西武ー」って返事が返ってきたときには言葉を失いましたよ。

僕としては，ドラゴンズの相手としてはホークスの方が怖いと思っていました。
特に，声援の力では福岡の方が絶対上（星野竜の時代ですら
名古屋のファンはむちゃくちゃ淡白だった）なだけに，
ナゴヤの第１，２戦はどっちも落とせない・へたすりゃ福岡で３タテも有り得る
と思っていたのですが…。
ホークスは投手力のもろさを露呈し，短期決戦で主砲松中が大ブレーキになる
大惨状。それで１勝１敗の後は第１Ｓの再現のような大激戦を演じたのですから
地力は十分見せてくれたわけですが，勝負は自分の実力を発揮することもさることながら
相手に実力を出させないのが肝要なだけに，結果がすべて。
レギュラーシーズンを完勝したホークスと福岡のファンにとってあまりにも残酷な結果ですが…。

で，日本シリーズの相手はライオンズになったわけですが，
いくら８戦５勝で勢いを持って乗り込んでくるとはいえ，
迎えるほうとしては，消耗戦をくぐり抜けてきた相手にやられる訳にいきません。
特にライオンズは松坂が第２Ｓの最終戦に中３日で先発して６回を好投，
日本シリーズにはおそらく中５日で第２戦にくるでしょう。
それに対して，ともに10日に調整を兼ねて登板した憲伸・山本昌のどちらをぶつけるか。
落合監督の采配が見ものです。
まさか，シーズン開幕に川崎を出してきたみたいにドミンゴとか…。
あながち否定できないだけに怖い。

ライオンズおよびドラゴンズのローテ
10/11　松坂　　　小笠原
10/10　帆足　　　川上・山本昌
10/9　張誌家　　休
休
10/7　松坂　　　山井
10/6　石井貴　　休
休
休
10/3　帆足　　　川崎（山本昌）
10/2　張誌家　平松
10/1　松坂　　　ドミンゴ