Kanedaiのブログ

ぼくの きょうみのあること おもったこと

大切な本

2011年08月02日 | Weblog
父から貰った
初版の大切な本
土門拳「死ぬことと生きること」

(一部 抜粋させて頂きます)
 人間は死ぬ。どうじたばたしても、しょせんいつかは絶対に死ぬ。
 いつかはといっても、そんなに遠い先ではない。最大限遠くに見積もっても、
百年と先ではない。こういうぼくなどは、今までに生きてしまった年を差し引くと、
五十年先も生き長らえられる見込みはない。
 ところが、生きている人間は、自分が死ぬものだということは、普段、全然
忘れて暮らしている。きょう生きていることは、あしたも生きていることだと
思っているし、今年生きていることは、来年も生きていることだと思い込んでいる。
そこに、何の疑いも恐れもないように見える。
 もちろん、大部分の人間は、きょう生きていれば、あしたも生きているだろうし、
今年生きていれば来年も生きているだろう。しかし、そう思い込んでいるだけで、
そのための何の保証があるわけではないのだ。・・・・・・

この本は僕の人生の指針のひとつです
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