瀬戸川

先日，古い町並みを散策しに行きました．
用水だった瀬戸川をどうしても跳び越えたくなりました．
僕の跳躍力で本当に飛び越えられるかな？という微妙な距離がありました．
僕は，漱石の『坊ちゃん』みたいに無鉄砲者で損ばかり…したくないのですが，
何故かすごい飛び越えたくなりました．
跳んだ瞬間，水の中いた鯉は驚いてバシャバシャ大騒ぎ．
僕は無事着地して濡れずに済んでホッとしました．
跳んだ後，少し爽快な気分になりました．
無理して怪我したり，びしょ濡れになったら仕方ありませんが，
勝負に勝った気がして嬉しくなりました．
一度きりの人生です．
もう二度と瀬戸川を跳び越えることはないかもしれません．
年をかさねるにしたがい少しずつ守りに入る自分がいます．
それが嫌で衝動的に跳んでしまったんだと思います．
次に訪れる頃は，瀬戸川の橋もたたいて渡る…なんてことになるのでしょうか．