今日は
ずいぶん暖かな陽気だった
ようやく春がきた
夕方 帰宅途中の
小学生の姿を見る
ただ ほとんど
彼らは外で遊んでいない
何をしているのか?
塾か ピアノか 算盤か
PS3か DSか
僕には分からない
なぜ外で遊ばない?
変質者に襲われるからか
明日の宿題があるからか
遊ぶ友達がいないからか
とにかく
僕の小学生の頃とは
明らかに行動様式がちがう
今の時代は
今の時代なりの
子供の育ち方 生活の仕方
放課後の過ごし方があるのだと思う
ただ一昔前に子供だった僕の記憶を辿り
今と比較してみて…
僕ははっきり言う
僕の子供の頃の方がずっとずっと良かった
どうしてこんな世の中になってしまったのだろう
公園で子供同士で自由に遊べず
泥だらけになれず
いたずらもできず
大人のチェックが入り
管理的であり
ただただ不自由の極みのような
こんな社会に生きる子供達
あげくの果てに
汚染された環境の中で
一体だれがこんな社会を作ってしまったのか
僕自身子育てをしながら
つくづくそう思う
だから僕は自分のできることをやる
我が子を思う存分遊ばせる
風の子にする
外でたくさんたくさん
泥まみれで遊ばせる
多少の怪我もさせる
思いつくままに行動させる
本人のしたいようにさせる
とにかくトトロのさつきとめい
みたいにさせる
それが こんな世の中において
非力な僕のできる子供への関わりである
僕の放任という名の管理である
学童保育で
砂場にいるオケラや
神社の下にもぐり蟻地獄を捕ったころが懐かしい
ゲンゴロウも
ミズカマキリも
ナナフシだって何度も捕った
友達の家の大きな木を
ノコギリで切り倒した時は
相当叱られたが
とにかく
我が子にも
あの頃と同じような
体験をさせてあげること
それが僕の親としての使命だと感じるこの頃である