なんくるないさ~、沖縄での研修医生活

臨床研修のメッカ沖縄にあって忙しさNo.1を自負する中部徳洲会病院。スーパー研修医がリレーでつづる研修医ブログ。

炭水化物制限食ダイエットの実記録 6~7日目

2008-12-14 16:38:34 | Weblog
6日目 10:39 2008/12/13
57.4kg、昨日快便だったせいもあり減っている。
ついに大きく動いてきた。昨晩のプールの効果もあるかも。
炭水化物制限をしているので、エネルギー代謝は糖代謝から脂肪代謝優位に切り替わってきたのだろう。この状態で運動をすると、グリコーゲンからの糖新生や脂肪をエネルギー源とすることになる。運動の効果も現れやすいと考えられる。
運動で減量することはほぼ不可能ですよ、と説明してきたが、糖質制限した状態での運動は十分効果が見込めそうだ。このあたりは再検討してみる必要がある。
夜は勤務先の忘年会。今日は禁を破ってビールをしこたま飲んだ。ちなみに炭水化物制限においてアルコールの制限は不要で、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は制限する必要はない。

7日目 10:35 2008/12/14
57.6kg、昨日の忘年会ではビールを久しぶりに。
禁を破って炭水化物も摂取。
とはいえ今朝も体重はかわらず。うれしいね。
お昼は久しぶりにチャーリータコスへ。タコスの生地はとうもろこしや小麦粉など炭水化物だが、量も少ないし、GI値が低そうなので許してもらおう。



私の体型でも1kg減ると、おなか周りはずいぶん細く感じるものである。29inchのスリムジーンズさえゆるい。締まったおなかを触るのが心地よい。

6日目にして体重は大きく動いてきた。炭水化物を制限することで体の脂肪が減ることは、理論どおり。このダイエット法の利点は、いったんこの感覚をつかめば、自分の体重変化を見ながら、炭水化物の摂取量を自分で調整できることにある。「NHKスペシャル病の起源第5回糖尿病」でも「糖は麻薬」という表現を使っており、2週間という期間は糖への執着をなくすために必要な期間である。その期間を過ぎれば糖質の摂取コントロールは容易であると言われている。実際、私もそう感じている。あと1週間、徹底的に主食制限してみよう。

ダイエット外来担当医 今西康次

炭水化物制限食ダイエットの実記録 4~5日目

2008-12-14 16:34:25 | Weblog
4日目 7:30 2008/12/11
58.4kg、肩こりなし
便秘気味。指導している方の中にも同様に便秘の訴えあり。
腹部膨満感はないがすっきりしないとのご意見。
先週から開始した皆さんは、あまり体重が変化していない。
私の説明が下手なのかなあ?

5日目 8:30 2008/12/12
58.0kg、ついに体重が動き出した。おなかまわりもすっきり。
快便になればもっと下がってくるのかも。
体は熱を帯びており、なんとなく熱い。
朝食メニューがマンネリ化しつつあり。
久しぶりのシューマイがとてもおいしく感じられた。
これまでのところ主食100%抜きが続いている。
夜はラグナGのプールへ。大相撲の琴欧州関に風呂で遭遇。さすがに体がでかい。
地方巡業の浦添場所に来ている。
娘に刺激されて1300mほど泳ぐ。

私の実録ダイエット経過! ダイエット外来担当医 今西康次

炭水化物制限食ダイエットの実記録 1~3日目

2008-12-14 16:30:36 | Weblog
炭水化物制限食(主食抜き)ダイエットを開始して1週間が経ちました。
その間の記録を少しずつ掲載していきます。
体重は、起床直後にトイレを済ませてからの計測で統一(一般的なきまりです)。


1日目 13:02 2008/12/08
58.8kg
今朝より家族も巻き込んで主食抜きを開始。
朝食はサラダ、ミニトマト、ヨーグルト、コーヒー
昼食はトーフチャンプル大盛り、ご飯抜き
食事中はご飯のないことに対する違和感はない。
おなかいっぱいになったがなんとなく空腹感あり
イライラとは言わないが、なんとなく落ち着かない
夕食は立食パーティーがあり、うかつにも普通のコーラを飲む
80kCのアイス(グリコ)があったが我慢
赤ワイン1.5杯

2日目 8:51 2008/12/09
58.6kg、心なしか肩こりが軽い
マラソン2日後だが痛みはほぼ改善、からだが軽い
朝食はサラダ、石垣風てんぷら、クリームチーズ、コーヒー、ヨーグルト
頭はすっきり、あまり眠気はない
昼食は職員食のご飯なし
夕食は職員食、ご飯なし
夜に糖質ゼロビール

3日目 7:23 2008/12/10
58.6kg、今日も肩こりなし
朝食はサラダ、ソーセージ、チーズ、コーヒー
我が家から主食がなくなって3日目

主食抜きに対する違和感はすでになくなっている。
長年苦しんできた肩こりは、なぜかあまり気にならない。
体重はstable、そのほかの変化なし。やや便秘気味。

炭水化物制限食ダイエットの実記録 開始宣言

2008-12-14 16:27:39 | Weblog
私、47歳、167cm、59kg、BMI:21.2と標準的な体型で、ここ20年くらい大きな変化はありません。ダイエットの指導をするようになり、国内外の文献を調べ、最近の欧米の主流である低炭水化物食が切り札であるという結論に至りました。 これまでの詳しい経緯は過去のblogをお読みください。

低炭水化物食は、Atkins食に代表されるもので、1972年に出版されたのが始まりです。栄養に関する世の中の常識と反するものであるので、その後いろいろな批判を受けつつも現在に至り、昨今の医学論文では支持する意見のほうが主流になってきています。

私は仕事の上では低炭水化物食を指導していますが、自分自身はダイエットとはあまり関係がない体型なので取り組んだことがありません。しかし、身をもって試さないとよくないなあと考えるようになり、思いきって取り組んでみることにしました。人様に勧める以上、自分でも経験しておかねばね。

趣味はスポーツをすることで、医学部時代は準公式野球をやってはいたものの、それ以前はお遊び程度にテニス、スキーなど。6年前に沖縄に来てからはフルマラソンに出ることが生きがいとなりつつあります。数年前の体重は62kg程度、日頃のジョギングでは3km~10kmほど走っていましたが、60kgをきることはありませんでした。

1年前からジョギングの回数を減らして、1回の距離を15km~20kmにしたところ、ついに60kgを下回り、59kg前後をふらふらするようになりました。

人間の体は水分が60%程度を占めていますので、20kmジョギングすると、水分補給を行っても発汗量がとても多いので、軽い脱水状態になり、ジョギング後は2kgほど減ってしまうことがあります。これは水分補給が足りために、単に一時的に脱水になっただけですので、その日のうちに体重は元の59kgに戻ります。たいてい夜にバイキングとか行って大食いしますので......

2008.12.7 NAHAマラソンがありました。NAHAを走るのは3回目です。この日の朝の体重は60kgを若干下回る値だったと思います。ハーフは2時間20分でしたが、後半はいつもどおりスピードダウンして、記録は5時間35分でした。目標の4時間台にはまだほど遠いです。 写真は昨年のもの

翌12.8より炭水化物制限をはじめました。方法は簡単、主食抜きです。その他の食品、つまり肉・魚・野菜などはこれまでどおりでカロリー制限も行いません。満腹になるまで食べます。主食と糖を含むお菓子は食べません。さあ、痩せ気味の私にどんな変化が起こるのでしょうか?随時報告します。

ついに自分まで始めてしまった ダイエット外来担当 今西康次