カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

春の甲州高尾山・棚横手山

2010-04-05 | ヤマのこと

2010.4.3(土)山梨県の「甲州高尾山」へ行って来ました。

山梨にはよくお邪魔するのに、桃の季節には行った事がなかった私たち。
以前からリンク先の皆さんの記事を拝見して、一度行ってみたいと思っていた場所。
やっとチャンスが訪れ、青春18きっぷを利用して行ってきました。

    

 
7:45「勝沼ぶどう郷駅」へ到着。
この日、JRの駅ハイがあったらしく駅には団体さんやら3,4組の人がいましたが、
「大瀧山不動尊」方面へ歩く人は私たちだけ。
線路の下のレンガのトンネルを抜け里山へ。
1/25000地図を持参してきてもちょっと迷いました(~_~;)
指導標はありませんでした。・・・今日は以前履いていた靴なので足元軽いです(笑)



 
車道歩き30分ほどで前不動に到着。
さあ、ここから登山口まで約一時間、長い長い林道歩きの始まりです。
朝は寒くてダウン着てきましたが、この時点で既に気温が上がってきたようです。


 
団体さんがタクシーを予約していた様なので抜かれるか?と思いきや、
だ~~~れもこないし行かないし・・・
結構あちこち崩れた道、所々町の景色が見えるだけで、ひたすら歩く我慢の林道。
もうそろそろか?と思ったら工事をしている様でまさかの通行止め
せっかくここまで歩いてきたんだから、と入っていきました・・・



 
すると朝すれ違った関電工の車両が3台工事をしていて、人はOK、とのこと。
ほっとして歩き始めるとすぐに、「大瀧山不動尊」の入口に。
やっとスタートラインです。(トイレ有・水場は不動尊の社のところ?)
急な階段を上がり始めるとすぐ、滝がお出迎え。



 
本堂の脇を右手に登って行きます。
特に登山道、という感じではなく、不動尊の裏山を歩いているような感じで・・・



 
10分ほど緩やかに登っていくと、分岐に到着しました。
「展望台」方面へ行くと、そこには「甲斐御嶽山」とあった。
御岳に高尾。1箇所で二度美味しい・・・



展望台からは見晴らしがいいです!が何が見えているのでしょうか・・・(~_~;)
同定できませんでしたが雪をかぶったアタマがふたつ、見えていました。



分岐に戻り、富士見台方面へ林道歩き。
途中、左下に先ほどの不動尊と滝が見えました。
ここから見降ろすと滝、大きいですね~!落差130mだけのことはあります。


 
また崩れている林道を抜けます。こういう場所は早く通り過ぎたくて足早に
林道途中、右手に指導標があり、指示通りに上がっていくと前方が明るくなり・・・




「富士見台分岐」に到着。ここから尾根歩きになりそうです。


 
まずは「棚横手山」を目指します。日差しが強く、隠れる場所がないので暑い!
ちょっとの距離なのに既に汗かいて上りきったと思ったら林道・・・
林道にぶつかると、なぜかがっかりするのは私だけでしょうか・・・




でも矢印に導かれて進んでいくと、良いことがありました!
朝から霞んで見えなかった南アルプスの山々が姿を現してくれました!
画像真ん中あたりに雲のように見えるのが、雪をかぶったアルプス。
手間の山と比較すると、標高の差に改めてビックリ。ホントに雲の上のようです。
(肉眼ではハッキリだったんですけど見えるかなぁ)




このあたりになると、だんだん痛々しい風景に変わって行きます。
昨年4月11日、ここで山火事があったそうです。
同日歩かれていたsanpoさんの記事を拝見していたので理解していました。



斜面を登りきると「棚横手山・1306m」山頂。山梨百名山のひとつです。
「大富士見台」の標識の向こう側に富士山がいるはずなんですが・・・
この日は全く見えませんでした。
sanpoさんの写真を見ると違いが解ります、ここにあった木も焼けてしまってなくなっていますね・・・


 
穏やかな眺めの山ですが、過去4回も山火事があったとのこと。
でもなんとなくその理由が解る・・・感じがこの後したのでした。



山頂は狭く、あとから10人ほどの団体さんが上がってきたので、
私たちは戻ってから昼食にしようと、来た道を又戻っていきました。


 
先ほどの分岐からひと登りで「富士見台」到着。今歩いてきた「棚横手山」を振り返ります。
ここも団体さんが休んでいたので、ちょっと先の平坦な場所に腰を下ろし、
笹子方面の素晴らしい山並みを見ながら、のんびり昼食にしました。
このエリアは火気使用禁止なので、今日はポットにお湯を入れ持参してきました。



 
・・・が、のんびりしてたら日差しが暑くて、じっとしてるとジリジリ焼けそう・・・
冷凍フルーツが食べたいくらい暑い!木陰を求めて食べ終わるとすぐに、先へ進みました。

とにかく日当たりが良すぎて暑く、木々もカリカリに乾燥しているので、
ここに火種があったらやっぱり山火事になりやすい場所なのかも・・・
過去に4回も焼けてしまったのはそんなことも関係あるのかな、と思ったのでした。




これから歩く尾根が見え、小さなピークをアップダウン。
一つ目が東峰、ということは、あそこに見えるのが高尾山かな・・・
すぐ脇に林道があったり、高速の車の音が聞こえていたり、と、
山深さを味わう山ではなかったですが、天気が良い日なら楽しい尾根歩きだと思いました。


 
2つ目のピーク中央峰が「甲州高尾山・1106m」らしいです。
山頂は狭く、ここも人で一杯だったのでスルーでした。
人気のお山のようです。



その先が「剣ヶ峰」なだらかに来たので名前とは似つかないような山でしたが・・・



ここから下りは結構な急斜面。
時間にしたらほんのちょっとなんでしょうけれど、転ばないように気をつけます。
振り返ると手前が「剣ヶ峰」奥が「甲州高尾山」

このコースはずーっとずーっと日が当たっていて、日当たりがいいのはいいのですが、
ホントに暑いです



やっと木陰を見つけ、休憩します。



ここから先はしばらく緩やかな尾根歩き。唐松が小さい芽をつけていました。
右手に勝沼の町が見えています、今朝降りた駅も。
桃色に見えるはずの町の風景は残念ながら確認できず、天気のせいか?目のせいか




でも奥秩父の山々も見え、甲府盆地がジオラマのよう。
素晴らしい眺めで気持ちがいいです!!



景色を楽しみながら、山歩きは終わりに近づいて・・・
柏尾山は見逃したのか?気づかぬまま「大善寺」方面へ降りていきます。
ここも結構ザレていて、転ばないように歩きました。



五所神社に到着。桜が満開で迎えてくれ、嬉しくなりました。



さてハイキングはこれでおしまい。
あとは温泉目指して歩くだけですが、油断したのかいきなり道を間違えた
有名だと言う大善寺の山門を眺め、ちょっと遠回りの車道歩きになりました。


 
1時間ほど歩いてやっとお目当ての「ぶどうの丘」到着、「天空の湯」まっしぐら。
観光地なので?すごい混雑で、温泉の脱衣場はごった返していたのですが、
中に入って露天風呂に行くと、それはそれは感動の眺めでした!

露天風呂に入りながら、逆光で霞んでいましたが南アルプスを正面に見れ、
右手には雪の残った金峰山がくっきり見えていました。
(写真はもちろんありません)
残雪の奥秩父をこわごわ歩いたのは、ちょうど1年前のこんな季節だったな~、
と思い出を巡らせながら入浴できるなんて最高の気分です♪


 
風呂上りにはレストランでビール&やっぱりここに来てワインを飲まないわけには行かない!
と勝沼ワインをいただきます
宴会になりそうだったので、電車の時間に乗り遅れないように、慌ててタクシーで駅まで戻りました。



ぶどうの丘から見えた山は、今日歩いてきた山だったのでしょうか・・・?



タクシーで5分かからず駅に到着。
肝心な「桃の花」は多分、まだ早かったのでしょう、駅前の桃もまだ咲いていない様子でした。



駅も観光の人や山の人で一杯、賑わっていました。
駅前には何もありませんが名所が色々あるようです。


 
桜越しに山を遠くに見るシアワセよ



桃は見れなかったけど、このホームの桜の見事なこと!これが見れただけでも良かったです。

駅に着いたらなぜか電車が30分も遅れてるとのことで、焦ってタクシー乗らなくてもとがっかり。
でも駅のSHOPでカップワインを買い、花見をしながらのんびりホームで待ち、
この時期限定の「ホリデー快速ビューやまなし号」で乗り換えナシで新宿まで戻れました(~_~;)



山・景色・温泉・花と一度でたくさん楽しめた、大満足な1日。
甲州高尾山は大菩薩嶺の一角でも、あまり有名ではないらしいのですが、
十分楽しませてくれる、カワイイお山だと思いました♪


【行動】勝沼ぶどう郷駅7:45→大瀧不動尊9:40→富士見台分岐10:30→棚横手山頂11:00→富士見台11:28(昼食)→
甲州高尾山12:45→大善寺14:10→ぶどうの丘15:10
(行動時間:約7時間30分 昼食・休憩含む)


おしまい。

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おまけ:腕まくりしていたら部分的にこんなに焼けてしまった




 

靴背負ってハナミ

2010-04-04 | モノのこと


日曜日、何はともあれ見てもらおう、とゴローさんへ。


<寄り道・巣鴨地蔵通り商店街>すごい人でした!


ピッケルで穴を開けて貫通してしまったような時は安全性に問題があるから・・・
とのことでしたが、
今回の場合、切れてしまった場所は中には届いていないので、問題ない、との事。
留め具の部分まで切れてしまうことはないだろう、と。
焦げて硬くなってしまったところは、せっせとオイルを塗りこんで柔らかくするしかない。
どうしても嫌なら作り直すことは可能だけど、安全性は大丈夫だから靴を作った側としては、
この片方を駄目にしてしまうのはこの子が可愛そうだから、このまま履いて欲しい・・・

ということになりまして・・・

このまま継続して履くことになりました

ついでにかかとが靴擦れするのでそこを調整してもらい、
ベロの部分のクセがヘンにつき始めている、とのことでもう一度紐の締め方を習い、
履き方のアドバイスいただき帰ってきました。

焦げて切れ込みの入った部分に全く不安がなくなったわけじゃないけれど、
本人がそうおっしゃるのだから間違いないでしょう、大事に履かせていただきます。
皆さん、お騒がせしてスイマセンでした

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巣鴨まで行くのに散歩がてら、ついでにあちこちのサクラを廻ってきました。


神田上水・小滝橋付近のサクラ。都庁をバックに。
右岸左岸からくっつくほど、わしゃわしゃ咲いてました。



JR中野駅高架下から。ここから北、哲学堂方面にサクラがいっぱいらしい。
人も一杯・・・



善福寺川緑地公園。尾崎橋より。


 
サクラ祭りの真っ最中。焼鳥からおでん、フランスデリまで。
商店街からの出店があって、アットホームな地元密着型・サクラの名所です。
上流まで行けば「井の頭公園」です。



やっぱり私にはここが一番落ち着くなぁ
天気が悪く寒かったけど、サクラは一生懸命咲いてくれていました。
(今のタイトルバック画像と同じアングル・同じ木です





ショックな出来事。

2010-04-01 | モノのこと

今日は有給だったダンナ。

私が夕方仕事を終え、家に帰ると「謝らなければならないことがある」と。

何かと思えば、色々言ってたけど?よく理解できず。
結局のところ、電気ストーブの側にあったものが焦げて黒く硬くなってしまった、とのこと。
エイプリルフールでもなんでもない、事実。

何が焦げたかって?
・・・私の登山靴の右側面。



まだ履き慣らし中で5回目の山を終え、磨きをかけていた矢先の出来事でした。
まるでパンの耳がこげたみたいになって、止め具のところがカチカチに縮み、ひび割れていた。
紐を締めてみたけど歩いたら・・・その部分だけ硬く、ひび割れが裂けそう。
多分もう、靴としては無理なんだろうな・・・

大ショック。

家が火事にならなかっただけ、よかったと思うべきなのでしょうけれど。
家が狭いからいけないんだよね・・・・?なぜストーブのそんな至近距離に靴が?
なんかショックで何がなんだか良く解らなくなってしまった。
責めるわけにも行かず。


ひさびさに、凹む