カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

入笠山で雪遊び

2012-02-20 | ヤマのこと

2012.2.18(土)入笠山へ。

せっかく仕事の入っていなかった週末なのに、ダンナとの都合が合わずに山行ピンチ。
あーあ、とぼやいていたら今回もJちゃんが付き合ってくれるとの事で、やったね!と急遽女子山行き決定。

行くことは決まったのだけど、さてどこへ行こうか?
出来るだけその季節を楽しめる旬な山に行きたいという私の希望と、
日帰りという条件と行きたい場所の天気予報が一致しない。

スプリング・エフェメラルを求めた所へ電話するも「咲いてません」との答え。
では別の案、女子二人だけならツアーに乗っかるというのもあり?
と探してみたけれど、私の企画する”クラブちゅちゅリズム(?)”の方が安かった。
あーだこーだといくつかのパターンを考えた結果、曇マークだった諏訪湖周辺が前日にに変ったので、
最初の案、入笠山へGO!となったのでした。




 
始発のJRに揺られ高尾駅6:14発の中央本線に乗り込む。
走り出したとたん、車窓からの景色にビックリ!まるで雪国を走る列車のように右も左も霧氷だらけ。
いつも見慣れた山々が朝日を受け、輝く白い山になってる なんてキレイ



あまりの美しさに大興奮
だけどこんなに雪が降るんだったら、丹沢でも大月でもスノーハイク出来たね 
ま、いっか、と言いながらおしゃべりに夢中になり眠る間もなく3時間半かけて富士見駅へ到着。


 
9:00発、富士見パノラマスキー場行きのシャトルバスに乗ります。


 
まだ9:10頃なのにスキー場の駐車場はほぼ満車。スキー用の更衣室をお借りして着換え完了。
すでに大賑わいのスキー場脇を歩き、ゴンドラに乗り・・・



たった10分で登山口到着。
しかし・・・寒い!!!!
この日富士見あたりの最高気温予報はマイナス7度。この標高だと何度?
平坦な歩きでは寒すぎて冷えてしまいそうなくらいキーンとしていました。


 
20分ほどで湿原到着。山歩き初期の頃、すずらんの季節に来たことがあります。
あの時天気がイマイチで景色が見れなかったから、どうしても晴れの日に再訪したかった場所です。



広い湿原には昨晩の雪か?きゅっきゅっと鳴くパウダースノーが足に心地よい。 


気持ちいいね~ 青空目指して登りましょう~



と、最初は調子良かったんですが・・・


 
(右:凍ったサルオガセ)
大阿原湿原分岐まで来ると、段々雲が流れてきて・・・
牧場脇の稜線では強風が吹きつけ、帽子の隙間から出ている肌の感覚がなくなりそうなくらいに痛い。


 
「もうすぐ山頂だよ~」
「風強いーーー?」
「んーーそうでもないよーー」


といいながら到着した「入笠山頂1955m」は・・・



どよーんと重たい雲・・・あれ?八ヶ岳は??



んん?甲斐駒さんは・・・?



何も見えないーーーまたしてもどんより空と強風吹きつける山頂でした。
あーあ、ここからの眺めをJちゃんに見せてあげたかったのになぁ・・・


 
寒すぎて長居出来ないので5分ほどで撤収です。
広々とした(夏は)お花畑の斜面では、スノーシューの人々が思い思いのスタイルで雪を楽しんでいました。
ワンコも嬉しそうにはしゃいでいました。

さて、お腹もすいたことですし、ランチにしますか。

ところが風の通らない日なたが・・・ない。
もともと曇っているので仕方ないけど、風だけは我慢できないこの寒さ。



ようやく「マナスル山荘」脇に風の通らない場所を見つけ、ここでランチとしました。

今日はスノーハイクだし、女子だけだからゆっくり雪上ランチ♪
なんて気分でメニューを考えてきたのに、まさかのこの寒さ&お日様雲隠れ。
じっとしていると雪だるまになってしまいそうな寒さ。
こんな時はささっと行動食なのが普通なのでしょうが、悔しいので(笑)根性で外で食べます。


 
急遽付き合ってくれたJちゃんに温かいものを食べてもらおうと、
慌てて金曜の夜に仕込んだ「(やや濃縮)ミネストローネスープ」と「(温めるだけ)チーズフォンデュ」
ベンチに置いたペットボトルの水や食器が、次に掴むと凍って動かない寒さの中、
偽シェフ、早茹でマカロニを投入したり、バゲットを切ったりテキパキ?と支度


「あれ?なんか焦げ臭くない??Jちゃん、チーズ焦げてる?」
「あーーー焦げたぁーーー
「あれ?こっちのスープも焦げてるっぽい?あーっ!黒いのが出てきた、焦げとるー
「ねーさん、それはキノコに見える、って事で・笑」

と予定外の”ランチ焦げ事件”
ランチ中に寒すぎて足指の感覚がなくなりかけましたが、身体だけはなんとか温まりました



さて、食後はといえば・・・


お約束の・・・・


 
ソリ遊び~~~




この日は(も?)団体さんが多く、次から次からスノーシューでやってくる人気の、


入笠湿原。



ギョ?ギョギョーーー???


 
念願の景色は見れなかったけど、雪と戯れ、お腹の底から笑って大満足。
さあ、帰りましょうか。



帰る時間になったら段々晴れてきてるんですけど・・・


 
勇敢なちびっこスキーヤーたちとは逆に、またしてもゴンドラで一気に・・・


 
下界の人に。(一応最初に下山ルートを聞いたのですが、歩く人はいません、と言われて諦めました)
足湯で冷えた身体を温めて、15:00のシャトルバスに乗る頃には天狗岳が見えてきた・・・



あずさに乗り、朝は雲の中だったオベリスクや北岳の頭を眺めながらの帰路、
「明日はきっと良い天気になるねー」
今日の天気はちょっとだけ残念だったけど、朝からずっとしゃべりっぱなしの大満足な雪遊び山行でした。


おしまい。


【行程】高尾駅6:14→富士見駅8:37 シャトルバス9:00→富士見パノラマスキー場9:15(無料)
ゴンドラ往復(¥1600)
ゴンドラ山頂駅10:00→入笠山頂11:20→マナスル山荘12:00~13:00
湿原13:30→ゴンドラ山頂駅14:00→シャトルバス15:00→富士見駅15:15
富士見駅→甲府(あずさ・人身事故で遅れ)→都内18:50