ちゅうたんたんが、しばたで、ざつだん。

新潟県の県北地域に出没するちゅうたんたんが、出会ったお店、人、場所について、日々感じたことをだらだら書いております。

やばいかもー

2012年11月30日 | 日記
肩こり、胃のもたれ、食欲不振、頭痛・・・どうも体調がすぐれません

風邪をこじらせたかと思ったのですが、どうも今までと違う感があります

じつはわたくし、この件で一つ、心当たりがございます

今、ごらんのお客様、お時間はまさか真夜中ではありますまいね・・・

もしそうなら、また夜が明けたら見たらいいだよ・・・

これからはちょいと・・・気味の悪いはなしになるでね・・・

(おどかしにかかってますが、悪ふざけですんでね、お気になさらず

さて、このブログで何日か前にある写真が載っているかと思うがの・・・

一枚は、お花が供えられている石碑・・・

あれは「馬頭観音」様でございましてね・・・

むかぁし、むかぁし、旅は大変危険なものじゃった・・・

で、その旅でよく使われたのが馬じゃった・・・

しかしのぉ、危険で大変な昔の旅・・・ときに馬が命を落とすこともあったそうな・・・

そしてのぉ、その馬をあわれに思った村のもんがまつったのが「馬頭観音」さまなんじゃと・・・

それからのぉ、命をおとしたんは、馬だけじゃのうて・・・一緒にいた旅人も・・・ときには一緒に命を落として・・ともにまつられたんじゃと・・・

(いっときますけど、作り話だからね、まじめに聞いちゃだめだよ

そして、もう一枚、お宮さまの階段ですが・・・

わたくし、そういえばきちんとお参りをしてこなかったんですねぇ・・・

(この展開が、ほんとバチ当たりですわ

も、もしや・・この体調不良はた、タタリ

いかん

こうなったら、通信教育「誰でもできるおはらい 初級」で学んだあのおはらいをしなくては(いわんでもおわかりかと思いますが、ありませんからね、そんな講座)

うーっ

「淫

いかんこりではかえってエ○○ロ霊がよってきてまう

(ほんとにバカですいませんね、もうすぐ終わりますんで)

えーっ、よくアハンなお話はこういったいわばお化け的なものを寄せない明るい力を持っているなどど申します。(すんません、口からでまかせです)

で、この体調不良をはらすべく、いよいよ明日から「お・と・な・のざつだん」でございます

まじめな皆様、お子様は、またすんませんが、次回はお休みで、また遊びに来てくださいませ

そして、ふまじめかつ、ムフフが大好きな皆様は、どうかひさしぶりの「お・と・な・・」でございます

ではでは

(こんな強引なフリで使っていい内容だったかどうか、わからんけどねあんまひどかったら、きちんとお参りいってこうとか、ちょっと心配になりつつ、明日はムフッでございます)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おわりましたー

2012年11月29日 | 日記
いやーながながお待たせ、そして、お付き合いいただきありがとうございました

なにせ7回ですからね、自分で見返して思うんですが、

よみづらっ

ブログは連載むきじゃないって、改めて実感ですね、ここ最近のをまとめて読もうなんて思ったら、まあ大変なことになりますね、まあ記事の番号ごとクリックしてけばいいんでしょうが、自分もそうだけど、クリックめんどくせーですよね

ほんと、失礼いたしやした。もう続きものはしばらくしませんし、基本、こんな雰囲気でカチカチしていきます

ちょいとかたいお話も、こんな感じで表現したほうが、わたしもそうですが、見てくださる皆様にも楽でいいかな、なんて思いますし、まあ、いい加減、いろいろ学ばねばなりません

「ちいさなちゅうたんたんとのたび」ちょいと過去にこだわりました。

「ドン引き」企画であることは承知の上でしたが、他のは、まあそんなにこだわりなく、表現もより「ドン引き」にならないように変えることはできたのですが、あればっかりはあのスタイルでいこうと決めていたので、もう勢いでいってしまいました。7回にもなるとは思いませんでしたが。

「ボク」もどうかと思いましたが、いつもと区別しないとなかなか気持ちが落ち着かなかったので、大目に見てやってください

いろんなこと詰め込みましたが、それでもね、やっぱ頭で準備したことすべて表現しようとしたら7回じゃすまなんだですねまあその分、もっとだらだらしてしまったので、結果オーライ

「文章書くときは、10くらい用意して、1を表現するくらいにした方がいい」と引用ざっくりですが、どなたかのエッセイで見たことがあります。いつもなら「いやオレはいつでも全力投球だぜー」とかいって詰め込みまくったでしょうが・・・あぶなかったねぇ

さて、もうね、ほぼこんな感じでしばらく続きますんで、どうか皆様、これからもお見捨てなく、よろしくお願いいたしますね

そろそろ、評判のよい「お・と・なのざつだん」(リアルでいいねといわれたのが一番多かったのさ)も再開ですんでね

ではでは



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさなちゅうたんたんとのたび  おわり

2012年11月28日 | 日記
ずいぶんと長い間、おつきあいいただきありがとうございました。

「ちいさなちゅうたんたんとのたび」今回で最後であります。

好き勝手にやらせていただきました。おかげで心おきなく表現させていただきました。静かに見守ってくださった皆様。改めましてありがとうございます。

次に思い出にふけるときがあったら、軽く、笑えて、短めになるようにやります。

多くの人、それぞれの皆様に思い出があるわけなのだから、自分の思い出をさもきれいに人様にさらす行為は、ほんとどうかとは思ったのですが、終わってしまえば、それも自分であったのだと、何かふっきれた感もあります。

いつか書きましたが、ここは一応多くの方が見ることのできる公開の場です。それをふまえ、この記事のシリーズに入る前にもふれたのですが、これからは、あまり引かれることのないよう、いろいろ試みながらも楽しい調子でやっていきたいと思っています。

今まで知り合えた多くの人々と、そしてこれから出会うであろう人々、このブログをのぞいてくださった皆様に改めまして、感謝申し上げるしだいです。

ではでは

ちいさなちゅうたんたんとのたび おわり


小さなボクと思い出を探す旅は、閉校になった小学校を始まりにして、様々な思いでを見つけて、もうすぐ終わろうとしていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


小学生時代を過ごした家の近くに車を停めた。降りたそばには立派な地蔵さまの小さなお堂があった。

「じぞーさまだ」



この地蔵さまのそばの石碑や、お堂の周りにやぐらをくんで、コドモたちが一日、夜遅くまでそのやぐらの上でカネをたたいたこと、そのやぐらをたてるための柱をいれる穴をほるのが、どんなに大変だったか、小さなボクは、それこそまくしたてるように話してくれた。

「それからね、近くにおみやさまもあるんだよ」

そういってボクの手を引いて、走り出した。

すると、近くのウチから人がでてきた。いくつくらいだろう、女性が歩いてきた。

「こんにちわ」「はい、こんにちわ」

挨拶をかわす。さっきまで手を引いていたはずの小さなボクは、さっと後ろに隠れていた。

「どうした?」「だって、はずかしい」

恥ずかしがり屋で、引っ込み思案だったね、キミは。だけど、いつかそんなキミもいろんな人と知り合って、いっぱい挨拶するようになる。仕事でも教えられて、北海道での寮生活でなんて、あいさつばっかりなんだよ。

それから、キミが店に入ると、笑顔で迎えてくれる、素敵なお店のご主人夫婦とも、お友達になる。お店の人だけじゃなくて、そのお店に来ているお客さんとも知り合いになって、一緒に楽しくイベントなんてするようになるんだ。ほかにもいっぱい、キミがいくと、キミの名を覚えていて、名前を呼んで迎えてくれる素敵なお店の人と、いっぱいお話することになるんだ。

信じられないだろうけど、そんな日がいつかくるんだよ。

神社は新しく建て替えられていた。だけど、その参道はあのころのままだった。



「ねぇ、おじさん、あそぼ」「いいよ、なにする?」

「あのね、じゃんけんしてね、かったひとだけのぼれるの、グーでかったら、グリコ、チョキでかったら、チョコレート、あとね、パーでかったら、ええと・・」「パイナップルじゃないっけ」「うん、それ!!」

久しぶりだった。この遊びで階段を上ったり下りたり、いつまでも友達と遊んでいた。

これからも、ずっと、楽しいことが待ってるよ。中学、そして高校、一緒に遊び続けて、まだみんなで一緒にいると楽しい。そんな友達と出会えるんだよ。

たった一年だけど、朝から晩まで、笑えることばっかの生活。終わってからもまるで昨日のことみたいに思い出せる。それくらいでっかい出来事がまってる。

そして、まるで保育園のあのころのように、お兄さんやお姉さんが、一人じゃない、大勢キミを応援してくれる。お兄さんお姉さんだけじゃない、大勢の友達やキミが見えないところで大勢の人が、キミを応援してくれるんだよ。弱い心を励ましてくれたり、仕事のことを応援してくれたり、そして何よりステキな笑顔をくれる。ずっと会ってなくてもね。その笑顔の数がキミを支えるんだ。

そして友達と山や川に行ったり、それにいろんな、一人じゃなかなかできない楽しい時間を過ごすんだ。絵本ばっか読んでたボクが引っ張りだされた時みたいにね。でも、キミはもう泣いていない。楽しい時間にココロから笑うんだ。

そして・・

「あっ!!」小さなボクが急に大きな声を出した。

「どうした?」「あのね、しゅくだいしなくちゃいけなかった。」

そっか、それならもう帰らなきゃね。キミもボクも。

「そりゃ大変だ、帰って宿題しなくちゃね」「いやだなぁ、オトナはしゅくだいしなくていいの?」

「・・・おとなにも、あるんだよ」「えっ!!どんなしゅくだい、むずかしい?」

「・・・でも、いいんだ、もう、終わってたから」「なにそれぇー、ねーおしえてー」

どんなことをして生きていてもいいし、いつでもどんなときでもいい。だけど、どうか人生で一度だけ、一度だけでいいから「生まれてきてよかった」と心から思ってほしい。

両親から、ボクたち兄弟への宿題。今、改めて感じていることがある。だから、いったんここでボクは宿題を提出。

「生まれてきてよかった」と

「あっ、もうかえらないと、だめだ!!」

秋の夕暮れは思った以上に早かった。でもお宮さまから昔のうちまではほんとにすぐだ。

「さいごに、もういっかいじゃんけん!!」「よし」

「じゃんけん、」「ぽい」

ボクがチョキでかった

「よし、いくぞ、ちぃ、よ、こ、れぃ、と」

そういって、階段を上がって振り向くと、もうそこには誰もいなかった。

車に向かって歩く間、少しだけ探してしまった。だけどわかってる。もう、いないんだ。

車に乗り込んで、一人でもう少しのドライブ。

見慣れない建物ができていた。新しい小学校だった。

コドモたちが遊んでいた。それを見てふっきれた。大丈夫、形は変わってもまだ続くんだ。

時計を見た。時間にしてたった数時間のことだった。

ちいさいたびが今、終わった。             (おわり)

In my life 訳詞付 - Beatles
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさなちゅうたんたんとのたび そのろく

2012年11月27日 | 日記
さあ、もうそろそろくらいまっくすでございます。

もうね、すいません、ほんとに私の気持ちだけで続けていまして、お読みの皆様完全におきざりでございます。

もうすぐ終わりですんで、少々おまちくださいね。

今回から2回連続、最後までおつきあいいただくと、すってきなものが待っております。

前回、おまけなんていってしまって、とんでもない話でございます。

むしろ、ここまで六回にわたった、もはや皆様にとって拷問ともいえるこの連続記事こそがいらないおまけといっても過言ではない!!

もし読むのいやだったら、歌だけでも聴いてってくださいな、とっても素敵な歌ですので。(すいません、確認したところ、このブログでは直接聴けないですが、「you tubeで見る」をクリックしてもらえると、パソコンからならユーチューブにつながって、一度だけ試聴できます。(ボトムアップを一度解除)を押す必要があるかもしれません。)ケータイからはごめんなさいかもしれません。)

ではでは

「ちいさなちゅうたんたんとのたび そのろく」


思い出を探してボクと小さなボクとは、最後のドライブへとでかけた。

・・・・・・・・・・・・・・


車の中では、二人ともだまっていた。

窓の外を見続ける小さなボクが言った。

「おじーちゃんちだ」

そうだよ、だけど、もうそこにはおじいちゃんもおばあちゃんもいないんだ。それを教える必要なんかないし、小さなボクはもうほんとに静かになっていて、こちらの返事を待ってることでもなさそうだった。車を停めようともしないボクになんにもいわず、ただ窓の外を見続けていた。

今のボクが知ってること、全部覚えている限り教えたら、彼は生き方を変えるんだろうか。そして、今のボクの人生はかわるんだろうか。

そんなことを思った時もあった。だけど、ある時からは不思議とそういうことは考えなくなった。

そうだ、そのままでいってくれ。すっごいおもしろいことが待ってるんだ。

キミには友達ができるんだ。それもとっても長い間の友達。楽しい友達、たくましい友達、熱い友達、優しい友達。大きい友達。温かい友達。何でも知ってる友達。何でもできる友達。想像できないくらいいろんな人に出会えるんだ。

小さい頃遊んだ田んぼ。今は大きなスーパーや住宅地になっている。ボクのほうを見つめる。こわいよね、先がどうなってしまうのかって。

でも、キミはけっこう強くなるよ。こうやって、両親みたいに車を運転できるようになる。それに、キミはなんと、山で木を切ったりするお仕事もするんだ。ハチに刺されたり大変だけど、そこでお酒を覚えて、二日酔いなんてことを経験する。

それから家族から離れて、北海道に一人で行くんだ。そこで、すっごい人たちと出会うんだ。一生に一度できるかできないかの大きな出会いだ。大勢の友達と寮生活。たった一年だけど、あんなすごいことなかったってくらいの楽しい一年だ。そして、おっきなおっきな人生の支えをそこでもらうんだ。

そして、自分のこともできないキミが人のために、車で送り迎えやお仕事のお手伝いをするようにもなる。ずいぶんそこでテングになるけれど、そんなキミを一生懸命育ててくれる上司と出会うんだ。

あとね、信じられないだろうけど、ほんの少しの間、きみは「ほっくえん」の先生になるんだ。保育士さん。ほんのすこしだけど、あのこまりもののキミが、ほかのすばらしい先生と、そしてすてきなこどもたちと保護者さんのおかげで、そこで新米の保育士さんになるんだ。

そしてね、そこでの先生の言葉のおかげで、キミは、おうちのお仕事を今しているんだ。

なぁんにも考えてなかったろ。それはキミが決してさわっちゃいけないって思っていたことだから。

そのことでキミは気持ちがすさんでいって、学生のころなんて、ほんとにひどい言葉を家族に投げつける。そこだけは・・・でもやっぱりだめだ。そのまま、そこがあるから、今があるんだ。

両親も兄弟も元気なんだよ。そしてね、兄妹が増えるんだ。新しい家族が加わるんだ。

キミはひどいことをいって、暴れるだけ暴れて、両親と兄弟を引き離してしまったんじゃないかって。家族の心をめちゃくちゃにしたんじゃないかって思う日々を過ごすだろう。でも兄弟はとてもすてきな人と自分の家庭を持ったんだ。大変なことを一人で乗り越えて大きな町で生きて、そこで出会った素敵な女性と。

そうだ、キミなんかよりずっと強いんだから。その姿がうれしくて、人生でうれしくても泣くことがあるんだって、二人の幸せな姿を見て知るんだ。

だまって運転している姿をだまって見つめるちいさなボク

もうそろそろ帰ろうか。でもどこへ・・・

車を停めた。もう一つの我が家の近くに。
(つづく)


BUMP OF CHICKEN『魔法の料理 ~君から君へ~』
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさなちゅうたんたんとのたび そのご

2012年11月26日 | 日記
もうそろそろ終わりにちかづいています「ちいさなちゅうたんたんとのたび」

フンイキをばいつもにもどす準備にそろそろですね。

はじめていこうかなと。

思い出なんぞ、あまりなぞるもんじゃないですが、でもそのことで誰かに伝えたいことがあり、それをまた、相手に直接言うのにはどうもという場合、やり方はなかなかヘビーでしたが、ブログという形を使って、やってみてよかったなと思っています。ただし、ほんと偶然ここをのぞかれた方や、私にあまり関わりの深くない方にとっては災難だったかもしれません。失礼いたしました。

不思議なもんでしてね、今住んでいる近くにこれまた中学校があるんですが、ここなんて、閉校、立て替えがすぐ近くであって、前の建物もすっかりなくなってるってのに、けっこうおだやかにやりすごすことができたんですね。過ごしてた時の年齢のせいなのか、今も生活しているすぐそばっていうせいなのかは分かりませんが。

そこで一緒だった友人には、今でもけっこう会うことがあるので、そのあたりもそんなに思い入れしなくてすんでるっとこがあるのかもしれません。それは幸せなことなんですね。改めて感謝です。ありがとう。

他人の過去とどっぷりおつきあいさせてしまっておりますが、もうあと2回くらいで終了の予定でございます。

残りの2回では、ちょいとおまけもおつけしたいと思っています。

ではでは

「ちいさなちゅうたんたんとのたび そのご」

閉校になった小学校で、「ちいさいボク」とであった「ボク」が思い出を探すちいさな旅をつづけています。

・・・・・・・・・・

最近、どこの町でもそうなのかもしれないけれど、とくに昼間のこの町の住宅街にはほんとに人影がみえない。

よかった。もしだれかみてたら、いい年した男がなにかブツブツ独り言をいって歩いている姿を見られて、今時なら通報されるかもしれない。

「ほら、まちなって、おい」

小さなボクはどたどた走って振り向きもしない。そんなに走る必要もないが追いかける。曲がり角を曲がったところで、追いついた。

というか、走るのをやめて立ち止まっていた。

「とおぉい!」

・・・ようは歩いていこうとしたが、思いのほか遠いので、走るのをやめたらしい。あのね、道のりが遠いからって、立ち止まったってしょうがないだろ。

「・・・じゃあ、どうする、戻るのか?」

首を振って、それに飽きたらず足をばたばたさせて、なんとかしろと訴えているが、ほんと、そんなのしらん。

「いくよ、ほら」

ちいさな手をひいて歩き出した。確かに長い直線の道路だ。兄弟で、母の自転車に乗って、保育園までいつもこの直線の長い道を通っていた。

歩いたこともあったっけ。そして・・・ああそうだ。こうやってだだこねては母を困らせていたのか。



「ここだよね」

「なんにもないね」

ぼくらは空き地を前にしばらく立ったままだった。

ほんの一時住んだウチだ。保育園にコドモを通わせるためと、両親とも仕事を続けるために必要だったらしい。

停電になった夜。ろうそくの明かりと、ミルクのかかったイチゴが出てきて、家族でにぎやかに食べた。

部屋いっぱいにひろげたおもちゃを「かたづけなさい!」といわれて、おもしろ半分にただ部屋の隅に押しつけたおいたら、そのおもちゃを全部捨てられた。泣いて謝って、一緒に取りにいったけど、もうなんにもなかったっけ。

「たしか、そこのゴミ捨て場・・・」

おもかげもなんにも残ってなかった。

「ねぇ、みんな、なくなっちゃうの?」

小さなボクが聞いてきた。ボクはただ黙っていた。

「みんなもいなくなる?ボクもおじさんもいなくなる?」

どう、こたえていいか、考えた、そしてまた思い出した。こんな時、自分がどれだけ不安だったか。

そして、そんなとき、どうこたえてほしかったかもわかってる。でもそれは気休めだ。

「いやだ!!」

急にどなりはじめた。大きな声だ、いっつもそうだ、大きな声だして、当たり散らして、周りはいっつもいい迷惑だ。両親も、兄弟も、友達も、知り合いも、お前が大騒ぎするからなだめ役になんなきゃいけない。

がまんしすぎたんだ。いつもそうだ。がまんして、がまんして、そもそもそんなにがまんづよくないのにめいっぱいがまんして。そして大爆発。

そして、そうだった、そんなことしたら、父にすっごいしかられたっけ。

「そんなことされた、相手の身になってみろ!」

小さい頃、めったにしかることのない父にしかられた、貴重な一回。原因は仲良く遊んでいた兄弟にいきなりキレたこと。ボクなりにがまんしてたけど、しつこくなんかしてきたから、とうとう大暴れ。兄弟はびっくりして、そして、それを見た父がボクをしかるその姿に、もっとびっくりして、泣いていた。

がまんは相手には伝わりにくい。だから、きちんと自分の言葉や態度で、いやだったらいやと伝えなきゃいけない。がまんがわかってもらえないと、相手に怒りをぶつけるのは大間違いだ。なぜなら、相手はこちらの「たいじょうぶ」のメッセージを信頼しているのだから。

そこでいきなりキレて、「じつはがまんしていた」なんて、言われた相手の気持ちになれば、こんなひどいことはない。

だけどそこでしかられても、ボクはその後もずっと同じことをくりかえしてきた。

ひたすら大泣きしている小さなボクに、なんにも言えない自分がいた。そして泣き疲れ、もう声もかれ始めた時、ようやく、

「ドライブでもするか」

そういって手を差し出した。家族で小さい頃はよく車で近くを走ってまわった。とってもドライブなんて呼べたもんじゃなかったけど。

今はそれくらいしか思いつかなかった。

手をつないで車まで戻る間、ずっとだまって歩きつづけた                        (つづく)












コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさなちゅうたんたんとのたび そのよん

2012年11月25日 | 日記
思い出にばかりこだわるのはよくないこと。

今、自分の思い出と向き合っているわけですが、なるほど、気持ちが相当に後ろ向きになりがちなのは実感できます。

ただ、どういうわけか、今回はいつも以上に決まりをつけたい感があり、もうちょっと時間をいただきたいと思います。

人の思い出話につきあわされる、しかもいいかっこしいで美化しているものは、中途半端にフィクションにしているだけに自分でもこれは相当に受け手の皆様を引かせていることは、ほんとよく分かっています。

申し訳ないです。なんかの縁でたまたまここを今現在クリックしてくださっている方も、申し訳ないです。

「謝るとは、許してもらえることを前提とした甘えである。」

きっつい言葉ですが、なるほどそうかもしれません。

ではでは

「ちいさなちゅうたんたんとのたび そのよん」


閉校になった小学校で、コドモのころの自分に出会ってしまったボクは、彼の案内で、思い出を探していた。

・・・・・・・・・・・・・・


「おじさんは、くるまのうんてん、いつできるようになったの?」

小さいボクをとなりに乗せて、小学校から、車で5分くらい離れたところにある、通っていた保育園にいくことになった。

「そうだね、はたち・・」

「ちがうよ!そっちじゃないよ!」

さすが、小さいボク、張り切ってるときは役立たずだ。こっちだっての。

細い小路に入ろうとハンドルをきった、そのとき、思わず舌打ちした、なんと、この案内人、正解だった。一本道を間違えた。

「ほらね!!いったのに、ちっとも聞いてくれない!!」

そのさ、正しいとわかったとたんに上からくるクセ、やめたほうがいいよ。自分のことだから、よけいに身にしみる。

「大丈夫、少し遠回りなだけだから」

「しらないもんね、もうきらいだから」

はらたつぅ、しかし、まさにガキのころのボク。ちょっといやなことがあるとすぐへそ曲げる。まあいいや、こういうとき、自分ならどうしてもらいたいかは分かってる。そっとしておくのが一番。

保育園はまだあった。ただ、コドモの姿はみえなかった。掃除のおじさんたちが落ち葉を掃いていた。

「ここの公園も、木もなくなったんだ」

保育園のそばには大きな公園、というか空き地のようなところがあって、そこにも大きな木があった。保育園からその木は離れていて、よくみんなでかけっこして、その木まで走っていったっけ。今はまったく風景が変わってしまった。当然木もない。

「ぼく、ほっくえんきらい!!」

へそまがりのやつあたり、まあ我ながらうっとおしい。がまん、がまん、自分とケンカって、救いがなさすぎる。

「そんなことなかっただろ」

「ある!!よくあたまたたかれたし、こわいおねえちゃんいたし」

保育園にいると、一人で絵本読んでばかりだった気がする。そしてそうしていると、なぜか頭をたたいたりしてくる子がいた。いつもそうなので、頭をたたかれるたび、保育士さんに泣きついていた。

ほんと、そういえばあのころから、みんなから離れて、一人で絵本だけ読んでいる子だった。そして、集団行動が苦手で、たしか年長のおねえちゃんだったと思う。そんなボクを引っ張って外やみんなのところに連れ出してくれた。だけどそのころのボクにしてみたら、たのしい絵本をみるのをジャマされたと思っていたんだ。

今から思えば、頭をたたきにきた子は、きっと一緒に遊びたかったんだ。その後、その子のウチに行って、遊んだのを覚えている。その後頭をたたかれることはなかった。

おねえちゃんがこわくて、運動会かなにかで、そのおねえちゃんと手をつなぎたくなくて、思いっきりなきさけんだ。そのときのおねえちゃんの悲しいそうな顔も覚えている。もしかしたら、小さい彼女なりにちいさな子のお世話をしてくれていたのかもしれない。

そんなことをコドモにわかれよっていうのがむずかしいのはわかる。だけど、つい口にでてしまった。

「あのさ、もしかしたら、キミとなかよくなりたかったのかもしれないよ」

ここでも舌打ち、だだこねてるときにこんなこと言われたら、ガキの自分がどうするか、よぉくわかっている。

「かえる!!おうちにかえる!!」

そういってまた走り出した。このまま別れたら、楽かなとも思った。お化けみたいなもんだ。どうってことない。

と、思ったのがわかったのか、こちらを振り向き、

「このままいなくなっちゃってもいいの!!」

しらねーよ。めんどくせー我ながらめんどくせー。ため息をついて追いかける。

なくなったり、変わったものを見続けて、彼は平気なんだろうか、ボクの分身だけど、ほんとうに「どこまで」しってるのだろう。

行動がだいぶおかしくなってる。そういう時の自分のことはよくわかってはいるのだけど・・・

                                               (つづく)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさなちゅうたんたんとのたび そのさん

2012年11月24日 | 日記
これで三回目となります。更新していて自分でもはっきりと感じているのは、

こんな自分大好きな感じの思い出話は、読まされる人には、すごいいやな感じになっているなということ。

だけど、ここはそのことを本人が一番承知していることなんだと、仕方がないと思っていただけたら、いつものことで恐縮ですがありがたいです。もはやブログというより、私信、つまり仕事以外に私個人に少なからず関心をお持ちの方か、友人か、家族くらいが分かっていただけたらありがたいと思って、更新続けています。

個人的にもいろんな思いがあり、このスタイルでやり続けることが、ほんとに自分にも、読んでいる人にも気持ちの上でいいかどうかで考えたら、さっさとケリをつけるか、スタイルを変えるべきなのはよくわかっているのですが。

どうか、しばらく続けさせていただきたいです。またしばらくしたら、いつものオバカな感じに戻ります。続けてお読みいただいている皆様、すいません。たまたまクリックされた方、なんのこっちゃわからんかとは思いますが、すいません。またオバカ記事やってるときでしたら、多少はよかったのですが。

ではでは

「ちいさなちゅうたんたんとのたび そのさん」


ひさしぶりに訪れた小学校。そこで何十年まえの自分に出会ったボクはその「小さなボク」と思い出を探すことになった。

・・・・・・・・・・・・・・


「こっちがプール、で、ここがたいくかん」

(しってるよ、ボクはキミなんだから)いっしょうけんめいな小さな案内人にそう言ってやりたかったけど、なんだかな。それこそおとなげない気がした。それに・・まあいいや。

夏休みのプール、冷たい水が勢いよく落ちてくるその真下にもぐっては、何回も遊んでいた。体育館、そうだ、一輪車、なんにもできない運動オンチだったけど、なんとか少しだけ乗れて卒業できたっけ。

(あとね)逆に教えたくなってきた。そう、このグランドでの野球、運動がまったくできないキミは振ったバットから手を離して、危うくそばで見ていたみんなにケガをさせるところだった。のぼり棒に上れず、先生におしりを押してもらったり・・・それから。

小さな案内人はしきりに体育館の周りをうろうろしていた。

「はいれないね」

残念そうに言うと、今度は校舎に近づこうとした。

「いいよ、行かなくて」

ボクは少し大きな声を出してしまった。びっくりした小さなボクは、すこしへこんだみたいだった。まったく、すぐココロオレルやつだ。頭をなでてやって、一緒に校舎を見上げる。

一年生。書き取りの授業がだいきらいで、今でも字がきたない。2年生。九九が覚えられず、泣きそうになったっけ。あと・・・ここにいるといくらでも思い出す。だけど、それがほんとにあったことなのか、確かめることなんてもうできないんだ。

「帰るかな」

校舎も今は立ち入り禁止。もうすぐもしかしたら解体されるかもしれない。それに・・・思い出したそのことすべて、自分で美化した作り話かもしれない。長くここにいて、それを確認するのがつらかった。

「あのね、まだ行きたいところある」

(えっ)ここでキミがスッといなくなると思ってたのに、まったく、引き際を知らないのはこのころからなんだ。でもいいや、相手はボクだからね、そういうのは平気だ。

「どこへ?」

そう聞くと、「しめた」みたいな顔して

「ほっくえん!」といってボクの車へかけよった。

(保育園ね)「ほいくえん」っていえない子でした。そうでした。それにしても、なれてくるとずうずうしくなるのは、やっぱりこのあたりからなんだな。

車に小さな案内人を乗せて、ボクは小学校をあとにした。

                                              (つづく)


今では自分を「ボク」だなんて絶対いわないんですが、ここはあえて「ボク」にしています。自分でも「どうかな」とは思うのですが、いろいろ考えるところあって、ほんとに読んでる皆様にはご迷惑とは思いますが、まだまだ続きます。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさなちゅうたんたんとのたび そのに

2012年11月23日 | 日記
「記憶」って、まだコドモ(ココロがね)の頃は、人の覚えていることも、自分の覚えていることも、

「おぼえていることなら、まちがいではない」

つまり事実を覚えているなら(あそこで、何を食べた、いつ、誰にあったなど)それは確かなことなんだと思っていました。

ですから、「あの時はそうだった」とか「あそこでああ言った」などということに、他人とズレがあると、びっくりしたり、ズレを埋めるために言い合いしたりしたもんですが、そんなんが今まで生きてると相当な回数あるわけで、最近は、自分の記憶に関しては、

「記憶はつくられるんだ」と思うようになりました。

つまり、覚えていると思っていても、それは自分がいいと思ったことはより強調されて、あるいは自分がいやだと思えば、作り替えられて、記憶に残っていくんではないかな、だから、こと自分に関しては、

「いや、おれはあのときこうだった」なんて言わないようにしようとは心がけているのですが・・・

ただ「記憶」って自分のもそうですが、他人にしても大事なものであるわけで、前回から、自分の記憶をもとにお話みたいな感じで記事を更新しているわけですが、これってやはり、読んでいただいている方には「フィクション」として受け取っていただけるとありがたいですね。それこそ「私の記憶」が「もと」になっていることなので、「事実」ではありません。

どうもブログのフンイキが変わってきましたが、一時的なもんでありますので、もしこのフンイキが「ニガテッ」って思われる方は、またおふざけが復活しましたら、遊びにきてやってください。

ではでは

「ちいさなちゅうたんたのとのたび そのに」

三十年ほど前に通っていた小学校に、ドライブをかねて、ひさしぶりにやってきた。

なぜ来たいと思ったかはわからないけど。

だけど、そこはもう閉校していた。建物だけになっていた。

帰ろうと思ったそのとき、

ちいさなコドモが「こんにちわ」って声をかけてきた。

見覚えのあるコドモ。そこには30年前のボクがいた。

・・・・・・

(まだ太るまえだね)

6才くらいの自分に再会して思い出した。

丸くなるのはこれからもう少しあと、肥満児の常連になるのは3、4年生くらいか、ボクとあと何人かいたように思う。でも他の子がちゃんと指導どおりにして、少し細くなっていたのに、ボクはふっくらしたままここを卒業した。

「こんにちわ」

小さな自分の前にしゃがんで、目を合わせた。まだメガネをかけてない。かけるようになるのは小学校2年生になってからだ

思わず頭をなでようと手をだすと、ちいさなボクはビクッと首をすくめた。

(やっぱりこわがりだ)

たたかれると思うのか、そんなことないのに。でもこの状況で、大きなオトナに出会ったら、キミにしてみたら、相当こわいよね。

ボクが頭をなでると、小さなボクは困ったようになすがままになっていた。

「今日はどうしたの、みんなと一緒じゃないのかい?」

ここまでファンタジーだったら、もうすこし、すごいことが起きてほしい。そんな気持ちだった。

「今日はおじさんを案内しにきました」

かしこまって、小さなボクが言った。ちょい気合いが入った言い方。あーあ、ハードルあげちゃって、大丈夫かい。そうやって、自分で勝手に張り切って、できないと勝手に落ちこむんですよ、キミは。だけど、今日はだいじょうだ、相手がボクだから。

「グランドにね、おおっきな木があるの。そこにね、大きなお兄さんたちが上るの」

そう言うと、小さなボクはグランドに向かって走り出した。ボクの手をひっばりながら。

駐車場から校舎の横を抜けて、グランドに入ろうとしたら・・

「あれっ」

入り口にロープが張ってあった。

小さな案内人は早速、半べそみたいな顔してこっちを見上げた。心オレルの早すぎだっての。

「だいじょうぶだよ、いけないことしなきゃ、たぶんね」

立ち入り禁止の看板もなければ、そもそもそんなしっかりしたロープでもない。たぶん車の進入防止くらいの意味だろう。

今度はボクが案内人だ。小さなボクの手を引いて、ロープの張ってないところからグランドに入った。

校旗をあげる大きなポール。

運動会のたびに、体育の先生が大きな声で号令を出すと、みんながざわつきもせず、このポールにはためく旗に注目した。あの先生はたしか6年間、小学校にいたように思う。だけど確か一度も担任にはならなかった。人気のある先生だった。

そして鉄棒。

そうだ。結局、さかあがりできないまんま、卒業したんだ。友達に付き合ってもらったりしたけど、今から思えば、「やる気あんのか」ってくらい、ほんとにできない子でした。

その先にあの木が・・・

「なくなってるね」

「うん」

確か、当時から、もうのぼっちゃいけないって、さんざん先生から注意されていたっけ。少し根からそった木で、そのそったカーブが滑り台みたいになって、コドモたちはその滑り台みたいにつるつるになったカーブをかけあがって、大きな枝の分かれ目までかけあがっていった。ほんと、大きな木だった。

ずっとコドモたちがかけあがっていたものだから、表面の皮もそこだけむけてしまっていた。それが木を弱めるのを、当時からオトナは知っていたのだろうけど、結局、コドモたちがその言うことをきくことはなかったように思う。

あれからずいぶんたった。そうだよね。いつまでもあるものって勝手に思ってた。そんなことはない。なんでもそうだけど。

「ボク、のぼれたよ」

(うそつけ)思わずつっこもうかと思った。なにせ相手は自分なんだから、うそはだめだよ、うそは。だけどそんな気分でもなかった。それより、ショックをうけていないのにびっくりした。やっぱそこはコドモだからなのかな。

「あのね、友達に引っ張ってもらったんだ、そしてね、一回だけ」

こっちの顔を見て、いっしょうけんめいだ。うっとおしいけど、しょうがない、なにせ自分だ。よくわかってる。こういうときは止まらない。

待てよ

うそつきじゃない。思い出した。

一度だけ、たった一度だけ、先にのぼった友達にひっぱってもらって、あがったことがある。だけど、それはもう少し・・・。

木に上れたのは、ずっと大きくなってからのはず。だって、その遊びは少なくても低学年がしちゃいけないって、コドモどうしのルールがあったはずだから。

(なんでその時のことを、今のキミが知ってるの?)

聞こうとしたけど、やめた。

小さなボクがこちらを見上げている。とっても心配そうに。

そうか、分かったよ。たしかにキミは案内人だ。キミと行くところで、ボクはいろんなことを思い出すんだな。大丈夫だよ。キミよりだいぶ大きくなったから、心配することないよ。

「今度はあっちー」

そんなこちらの気持ちがわかったのか、いつもの気まぐれか、元気にそういっていきなり走り出した小さなボクを追いかける。久しぶりに走ろうか。いや、走る必要なんかない。なにせボクだ。ちっとも速くない。

だけど、すぐに追いつくに決まっているのに、なんだか、急に不安になった。そうだ、いきなりやってきたんだ。いきなりいなくなるかも。

少しだけ小走りで小さいボクを追いかけた。
                          (つづく)








コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさなちゅうたんたんとのたび そのいち

2012年11月22日 | 日記
以前から、このブログで言っておりました「いつかやります企画(すでにいくつか自分で忘れてる気もしますが・・)」さっそくお約束をば、実行しようと、まずはこちら

「ちいさなちゅうたんたんとのたび」

からまいりたいと思います。ほかにもやり残し、相当あるんですが、まず、こいつからかかりたいと思います。悪ふざけはちょいとおあずけなのです(なんか、「お・と・なのざつだん」とかにしようと思ったけど、例のイベントが終わってすぐ近くってこともあり、もうちょっとガマンなのです。)

以前お知らせしたのですが、このタイトルがでましたら、ちょっとサムいといいますか、カチカチする私もそれこそこっぱずかしい展開を予定してますので、まあ、そういう、さむいとか、こっぱずかしいのが苦手な方は、ちょっと見ていただくのをお休みされるのがいいかもしれません。(変な意味でハードルあげたねぇ)そんなに言うほどでもないかもしれませんが、今回に関しては、こう書かないと、自分がふんぎれなかったので・・・相変わらずウザくてすいません・・・

ではでは始まり、はじまりぃ


「ちいさなちゅうたんたんとのたび」

やらなきゃいけないことは山ほどあって、会いにいきたい人やお店もいっぱいある。

「やんなきゃ、行きたいな」そう考えているその時間だって、もったいないのに、その日はほんと、なんにも手につかなかった。

「さてと」どうしようか、仕事も手につかず、そんな時には、会いたい人やいきたいお店もあるだから、とりあえず今日は出かけよう。

最初はそんな気持ちで、気軽に車に乗り込んだ。

車を走らせる。ふと、久しぶりにいってみたいと思う場所が頭にうかんだ。いつもの道からそれて、ここ何年も通ってない道へとハンドルをきった。「予定とはちがうけど、まっいいか。」そのときはそんな軽い気持ちだった。

けれど、後から思えば、そんな予定外のことをするのも久しぶりのことだったんだ。

行きたかったその場所までの道はよく覚えていた。

というより、その近くまではけっこう行ってる。その場所のある町を訪れることも多いし、つい何年か前は住んでいたことだってある。だけどその場所を訪れるのは・・・もしかしたらもう何十年ぶりなのかもしれない。

少し離れたところからみたその場所は、あの頃となんにも変わらなかった。

だけど車で近づくにつれ、少し、様子が変わっていることに気がついた。

なんとなく、人気(ひとけ)が感じられない。

そんなはずのない場所なんだ。なぜって、その場所は小学校。

もし今日が休日だとしたって、学校にはにぎやかなコドモたちが残している名残のようなものがある。だけどそれを感じることができなかった。

駐車場に車を停めて降りてみた。ほんとは、車から降りずに、車中から少し眺めて帰ろうかとも思ったのだけど・・・



いつもこれだ。

「おまえはなんでもおそすぎるんだよ」

人気(ひとけ)がないわけだ。もうここにはコドモもせんせいも、いないんだ。

「おまえはなんでもおそすぎるんだよ」

ほんとにそうだ。なんでも、そうだ。

誰が見ても、自分が見ても「今しかない」ってタイミングをただ見逃したり、

すべてをそろえてもらったり、そろえたりしたのに結局なんにもしなかったり、

おれのやることなすことは、いっつも遅すぎる。

帰ろうと思った。

「こんにちわ」

声がした。ふりかえるけど、だれもいない。そらみみかと思って、車のドアノブに手をかけた。

「あの、こんにちわ」

すこしおびえたようなコドモの声がまた聞こえた。

聞き覚えがある声だ。

そうだった、いつでもこわがりやで、初めて会う人に声をかけることなんて、できる子じゃなかったけど。

もう一度、今度はゆっくりふりかえった。

そこには30年前のおれ、いや、ボクがいた。     (つづく)


いやー超こっぱずかしいですが、つくりばなしもいれつつ、これから何回かに分けて、ちょいと思い出(すいません、美化やかんちがいだらけです)なんか、かたっちゃうつもりでいます。この展開に「サムッ」とか、「ナンカキモッ」とか、「ウザッ」とか思われる方もおられるかと思いますが(本人もそうとうに感じております・・だけどやっちゃいます)、またオバカブログに戻りますのでそれまで少々お待ちいただけたらうれしいです。

ではでは、またお会いいたしましょう





















コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うっそよねーん

2012年11月21日 | 日記
いやあ、嘘つきはドロボーのはじまり、あなたのこころを盗む大ドロボーがやってきましたよ

前回の記事の最後をちゃんとちゃんとでお信じになったお方が、来年あたりここをのぞきにきたら・・大変なことになっちゃってますね

まあ、このブログは一回で10日分くらい読めるようになってますから、3クリックで一月分はかんたんでございます。

せっかくやってきたのと、あと「あれもしたい、これもしたい」といってたのが、だいぶたまってきております

もう少し一日一更新は続けたいなと

あと、しばらく絵文字も使いますなんだか使わないと物足りなくなってしまいました

何の話だとお思いの皆様、

前回、「知人がやってヒイてしまうブログでの行動」というランキングで、このブログで私がしていたことが、相当ランクインしていて、びっくりだったという話の続きでございます

なんだか、テンションがあがりましぇん、なぜって、ただいま、ひっさしぶりの大早起き、まだ脳みそがちゃんと起きておりましぇん

投稿日時が、ただいま相当、リアル時間とずれておりますので、お読みになっておられる皆様には多少の「ハテナ」がおありかとは思いますが、どうか、そんな事情でしたので、お許しください・・・ネムぅ

あと、そういえば、前回ランキングにあったので書き忘れてたのが、

「ポエム調なことをかいている(ああ、やってまってたね・・・)」

「ブログでいってることと、現実との落差がひどい(あるねぇ、これも)」

どうも、ランキングの読み方、数え方が適当だったようで、

数あわねー

まっ、「一日分、記事のネタができてラッキー」とか思って見ていてしまってたので、なっかなかすぐにとりいれてカイゼンするまでにはいたりませんが

よりよく皆様に快適に見ていただけるよう、

ちょっとずつ取り入れてみようかなと

まずはやるといってまった宿題かたづけてからでございます

前回もふれたんですが、

「たとえ方法は知ってても、そこからよりいい方法を見いだして、自分で実際に行うのは難しい」ってなもんでしょうか

などと、なんとかきれいにまとめようと必死なある日の早朝でした




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする