半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

国立科学博物館の 『大英自然史博物館展』 で始祖鳥をみました。

2017-03-28 19:34:57 | 博物館、科学館、資料館
さて、今日は昨日のブログの続きです。国立西洋美術館で 『シャセリオー展』 をみた後、カミさんと私は向かったのは、この日の本当の目的地であった国立科学博物館でした。現在はこの 『大英自然史博物館展』 が開催されているのです。





絶対に混雑することは分かり切っていたので、どのタイミングで訪問しようか考えていたのですが・・・・・・・昨日は雪という最悪の天候の上、通常は博物館がお休みのはずの月曜日が重なるという絶好のチャンス!。急遽、当初の予定を変更して訪問することにしました。


どうやら読みは当たったようで、整理券が配布されてはいたものの、特に待つことなく入場できました。展示室内の混雑状況もこの程度でしたよ。






今回の特別展、大英自然史博物館としては初めての国外巡回展とのこと。展示品はまさに至宝と呼ぶに相応しい物ばかりで驚かされました。よく貸してくれたよなぁ・・・・・・





ちなみに、今回の展示品の中で本国で常設展示されているのは僅か17点だけだそうです。つまり、普段は英国まで行っても見られない物ばかり。素晴らしい!。


紹介したい展示品は山のようにあるものの、さすがに全部紹介するのは無理なので、私的に刺さった物をいくつか紹介させていただくことにしましょう。

まずはこれ、 《ガラスケースのハチドリ》 。開館当初は、これが一番の目玉だったそうです (笑) 。




これは 《メアリー・アニングが発見した魚竜》 。メアリー・アニングは、メリル・ストリープ、ジェレミー・アイアンズ主演の映画、 『フランス軍中尉の女』 (1981年、カレル・ライス監督) のモデルとなった女性です。




でも今回の特別展の主役は、間違いなくこの 《始祖鳥》 でしょう。これを見るだけでも行く価値ありだと思います。今までに写真や複製で数え切れないほど見てきたけれど、まさか生きている間に本物を見ることが出来るとは思ってもいなかったなぁ・・・・・・



この化石、今から150年以上も前の1861年に発見されているにも係わらず、いまだに研究が続けられており、今世紀に入ってから分かったことも色々あるんですよ。


これはコウテイペンギンの雛の剥製。それだけじゃ別に珍しくもなんともないのでしょうが、なんとあのアムンゼンとの南極点到達競争に敗れて全滅したスコット隊によって採集された物だそうです。




当時の英国は、世界中を探検して貴重な資料を収集していたんですね。まぁこの写真を見ると、結構無茶なこともしていたようですが (笑) 。






始祖鳥と並び私が感激したのは、すでに絶滅した動物の剥製が見られたこと。これはリョコウバトで・・・・・・




これがフクロオオカミ (タスマニアタイガー) 。フクロオオカミは今でも時々目撃情報があるようです。本当にどこかに生き残っていてくれたら嬉しいなぁ。



今回はとにかく見所が多過ぎて、途中でお腹一杯になってしまいました (笑) 。残念ながら混雑は避けられないと思いますが、それを考慮しても見ておく価値のある展覧会であることは間違いありません。

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