半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

国立西洋美術館で、『橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き』を観ました。

2014-09-17 14:13:18 | 美術館、展覧会
先日の日曜日のこのことですが、カミさんと二人で上野の国立西洋美術館まで行ってきました。お目当てはコレ、『橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き』です。中々スケジュールの調整ができず、最終日に滑り込みで見に行くことになりました。






今回の企画展は、宝飾品約800点からなる橋本コレクションが国立西洋美術館へ寄贈されたことを記念する企画展でした。元々個人のコレクションであったにもかかわらず、指輪の歴史やその変遷などを知ることができるような広範囲にわたるコレクションとなっていたことにビックリ。恐らく最初から将来的にミュージアムに寄贈することをお考えになり、偏りや欠落のないコレクションを目指されたということなのでしょう。





もう一つ驚かされたのは、橋本氏がこれらの指輪の蒐集を行っていたのは1989~2002年までのわずか10年+αの期間であったという点、橋本氏は1924年のお生まれということですから、65歳という普通のコレクターならコレクションの整理を考えるような年齢になってから、蒐集を開始されたということなんですね。

今回の企画展、最初にも書いたように国立西洋美術館に寄贈された品物を中心とした展示でした。しかしそれらの中で、たった一つ、≪星が浦≫と名付けられた指輪にだけは “橋本貴志蔵” と書かれていました。その理由に関しては割愛させていただきますが、やはり自らの命が続く限り、他人に委ねることができない思い出の品物というのもあるのですね。たとえ最後は何も持たずに旅立たねばならないことが分かっていても……

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