半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

松濤美術館で、 『セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン』 を見ました。

2017-01-08 18:11:01 | 美術館、展覧会
カミさんと二人で松濤美術館に行きました。




現在開催されている企画展はこちら、 『セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン』 です。




簡単に説明してしまうと、日本の近代の陶磁器をデザインという観点から概観してみようという企画。近代の・・・・・・ということで、はやり輸出用として製作された陶磁器がメインとなっていました。





今回は 宮川香山の高浮彫 がお目当てだったものの、それ以外にも良質な作品が多数展示されており、区立の美術館としては中々見応えのある内容となっていました。

特に、明治後期に製作された 《白磁貼花菊文籠形壺》 (出石磁器会社) の超絶技巧にはビックリ。ここまで精緻な作品だと、破損するのが怖くて、どんなに大金持ちになったとしても自分で所有したいという気持ちは起こりません (笑) 。若い頃、蒐集家が最終的に美術館や博物館にコレクションを寄贈してしまう気持ちが理解できませんでしたが、最近では分かるようになってきました。

この企画展、会期は1月29日までとなっておりますのでお見逃し無く。

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