goo blog サービス終了のお知らせ 

半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

ポルシェ964、簡易ソフトトップのメイン・フレームができました。

2015-03-27 22:17:35 | ポルシェ911
スピードジャパンの小澤社長、エフロード誌の古屋編集長と一緒に、佐倉市にある古川先生の工房、 『ノーチラススポーツカーズ』 さんまで行ってまいりました。例のポルシェ964のスピードスター風フェアリング装着時に使用する簡易ソフトトップの製作を取材するためです。

フロント側のアタッチメントには、もうソフトトップ固定用のピンが打ってありました。このアタッチメント自体は蝶ネジでの固定にする予定です。




今回の最初の作業はこれ。メタルソーでパイプをカットし、フレームの取り付け部を製作します。




ジグを使って左右の角度を合わせながら、そのパイプを前回製作したアタッチメントに溶接します。






はい、できあがり。ここにソフトトップのフレームを差し込むというわけです。もちろんこのままでは長過ぎるので、余った部分はカットします。




メインとなるフレームは純正と同じ角度で曲げてあります。少し長めに作ってあるので、取り敢えず純正のフレームの高さに合わせて余分な部分をカットします。




装着時には純正と同じこの高さとなります。どのような角度で取り付けるか皆で相談。結局、ウィンドウ後端の角度に合わせることにしました。




次にそのメイン・フレームを支える支柱を製作します。そのままではボディ側の取り付け部に差し込むことができないので、旋盤を使って細く加工しました。






メイン・フレームと支柱はこんな角度で溶接しなくてはなりません。角度はこのように工作用紙を使って写し取ります。分度器よりも効率が良いとのこと。しかし、丸パイプ同士なので、普通の工作機械で加工しても、ピッタリ合わせるのは不可能です。




そこで登場するのがこの機械、“パイプえぐり加工機” 。これを使用して接合面に “フィッシュマウス加工” を施すことで、丸パイプ同士でもぴったり合わせることができるというわけです。普通の工場ではまず見掛けることのない特殊な工作機械ですが、鋼管スペース・フレームで0からクルマを作ってしまう古川先生にとっては、まさに必須の機械といえるでしょうね。




先ほどの工作用紙を使って写し取った角度に合わせて角度を設定まします。確かにこれなら簡単で精度も高いですね。






仮付けして合わせて見たら、こんな感じでピッタリ付きました。




慎重に角度を合わせながら溶接。取り敢えず3点ほどで仮留めにしました。





さっそくフェアリングを装着して見たらこんな感じになりました。装着の邪魔になるので、メイン・フレームの外側の下端は8cmほどカットしました。切り口にはゴムか何かのキャップを被せる予定です。




試しにリプレイスメント用のソフトトップの生地を被せ、小澤社長と古屋編集長が中に入ってみました。その結果、後方視界は予想以上にあったものの、やはりフロント・ウィンドウとメイン・フレームの間が弛んで下がってしまうので、頭の辺りにもう一箇所、補助のフレームのような何か支えになる物が必要ということになりました。



さすがに初めての試みなので、その補助のフレームの取り付け方法や位置に関してはまだまだかなり検討の余地がありますね。次回はその辺り作業が中心になりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする