半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

国立西洋美術館で 『ラファエロ』 展を観ました。

2013-03-19 07:58:09 | 美術館、展覧会
東京都美術館を出た後、我が家で向かった先はこちら、国立西洋美術館でした。お目当てはもちろんこれ、 『ラファエロ』 展です。





この展覧会も若い頃だったらスルーしていたと思いますが、今は子供達になるべく色々な作品を見せておきたいので、訪問することにしました。

今回の展覧会の目玉は、やはりチケットやポスターにも採用されている “聖母子” でしょう。この作品の背景は御覧のよう黒一色ですが、X線による調査の結果、元々は風景が描かれていたことが判明したそうです。

恐らく傷みをごまかすために、後世になってから黒く塗りつぶされてしまったのだろうとのこと。確かにちゃんと修復するよりは、その方が簡単ですからね。

世の中の有名な絵画の中には、他にもオリジナルとは似ても似つかぬ姿になってしまっている作品が少なくないことでしょう。でもこういった有名な作品を補修するときは、描かれたときの姿まで戻すべきなのか?、それとも皆が知っている現状を維持するべきなのか?、考え方が分かれるかもしれませんね。


最近の展覧会では、このようなフォト・ポイントが用意されていることが珍しくなくなってきました。



でも、観光地の記念写真じゃあるまいし、これじゃ写真を撮影しようという気は起きないなぁ (笑) 。

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