今朝のニュースで、吉本隆明さんが亡くなられたことを知りました。バカ学生の見本のようであったこの私でさえ、学生時代にその著作を一通り読んだほどですから、私より少し上の世代の皆さんにとって、一つの時代が終焉を迎えたことを知るような感慨深いニュースだったことでしょう。もっとも、最近の若い方にとっては、 “よしもとばなな” さんのお父さんといった方が分かり易いかもしれませんけどね。
実は数年前、書庫の整理&お小遣い稼ぎ?のために数百冊あった哲学、社会学、現代思想関連の書籍の大半を処分 (ヤフオクにて売却) しました。てっきり二束三文かと思ったら、ひと財産になったので驚きました。
「さらばジョルジュ・バタイユ、許せE.M.シオラン、今の私に必要なのは思想よりもパンなのだ。」
そんなわけで吉本隆明さんの本も大半は処分してしまったものの、さすがにこれは残してありました。
そうです。 『共同幻想論』 です。まぁ私なんかが何かを語るべき本じゃないですね。
すっかり忘れていたのですが、本棚を見ていたら、もう一冊これも残っていました。吉本隆明さんと栗本慎一郎さんの対談、 『相対幻論』 です。
この本は内容がどうこういうよりは、菊池義信さんの装丁が気に入っていたので処分しませんでした。
それにしても……学生の頃にあれほど沢山の本を読んだはずなのに、その後の私の人生には全然生かされていないような気がするなぁ (笑) 。