半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

ポルシェ911、走行20万kmのエンジンの内部は?

2010-03-14 23:26:06 | ポルシェ911
今日は木曜日に続いてシミズテクニカルファクトリーに行き、我が家の911のエンジンO/Hを取材しました。さて、走行距離20万kmオーバーのエンジン内部はどうなっているのかな?

まず最初がケースを割ってみた状態。清水さんによると、今までに一度もO/Hをした形跡はないそうですが、こうやって見ると意外に綺麗な印象ですね。




メタルも気になるような減り方をしているようなところは皆無。




さすがに今までに一度もヘッドを外したことがなかったので、分解の作業時にスタッド・ボルトが1本折れました。でもO/H時には交換するパーツなんで、特に問題はありません。




ピストンもシリンダーもまったく問題なし。シリンダーの内壁には傷もなく、まだちゃんとホーニング目も残っていました。当初はピストン&シリンダーを新品に交換の予定だったものの、この状態ではそうする意味がなくなってしまいました。そこで、シリンダーはWPC処理を施して再使用し、ピストンの方でちょっとだけ遊ばせてもらうことに作戦変更しました。どうするのか?は次回をお楽しみに。




燃焼室の状態はこんな感じ。O/Hするときは大体こんな状態になっているそうです。ただバルブの当たりは6気筒とも非常に良好で、バルブガイドのガタもほとんどなく、到底20万km以上走ったエンジンとは思えない状態とのこと。どうやら歴代オーナーのオイル管理が良かったようですね。



しかし、さすがに全てが良好な状態というわけではありませんでした。実は一箇所だけ、問題が発生していたのです。その問題とは……



……エフロード誌をお楽しみに。

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