ワインでブルゴーニュとボルドーの違いを自転車の世界でたとえるならば、ヨーロッパの小さな工房とアメリカや台湾などの大規模工場の違いと言えるでしょう!
前者には経済合理性だけでは追求できない何かを持ち合わせている奥深さがあって、そこに魅かれてしまうのです!
ワインの作り手(ドメーヌ)を訪ねるのも、やはり人間的な温もりが感じられるブルゴーニュについ足が向いてしまいます。
さて、今回訪問させて頂いたのは、ブルゴーニュ(コート・ド・ボーヌ)南端の町サントネイにあるドメーヌ・フルーロ・ラローズ(Domaine Fleurot Larose)です。
2003年にここに嫁いでこられた日本人のマダム Kさんから詳しい説明を頂きながら、自然に一定の温度に保たれている地下1階の樽熟成カーブ、その下の階の瓶熟成カーブを見学させていただきました。
ここは、かつてロマネコンティを所有して会社がこの蔵でロマネコンティを熟成していたという歴史的な場所でもあります。
カーブ見学の後は、パリまで運転して帰ることを気に留めつつ、日本では珍しいサントネイの白を含め、いくつか試飲させて頂きました!
なお、ここのワインは、あの田崎真也さんに認められ、つい最近日本でも購入することが出来るようになったとのことです!それぞれのワインの特徴は、きっと私の適当な説明より、下記のHPをご覧いただければと思います。
ここのドメインでは、グランクリュ(特級畑)のぶどうを使った有名なバタール・モンラッシェも作られていますが、より手頃なものとして、ほどよい酸と木樽の甘い香りが溶け合ったような、シャサーニュ・モンラッシェ(白)が個人的にはお薦めです!
http://tasakishinya.shop25.makeshop.jp/shopbrand/015/004/X/
以上、あまり詳しいレポートにならず恐縮ですが、お忙しい中時間を割いてくださったオーナーのNさんと奥様のKさん、本当にありがとうございました!
渡仏直前の急な依頼にも関わらず貴重なお時間を割いて下さった
Fさんご夫妻と、橋渡しをして下さった従姉のTさん感謝です!
とくに奥様のKさんには息子さんの体調ががすぐれない中、
こちらのお話しにお付き合い頂いて本当に有難うございました。
日本語で丁寧な説明を伺う事ができ非常によく判りました。
店主の説明に少し補足すると、こちらのDomaineの建物は、
1843年に前のRomanee Contiのオーナーが建てられたもので、
1912年よりFさん一族が所有されていらっしゃいます。
地上3F地下2Fで、caveは自然に年間を通し11.5℃が保たれており、
近くを流れている川からの湿り気が最高の条件となっているそうです。
私は渡仏前特に白ワインを頂くと保存のための添加物のためなのか、
必ずといっていいほど頭が痛くなり苦手だったのですが、
在仏中現地で産地を訪ねてそこそこ頂ける様になりました。
当店のお客様にはソムリエの資格を持つ方がいらっしゃるので、
素人が下手な事を言えないのですが(笑)
そのうち(ずっーと前から言っているだけで恐縮です・・・・・)
マモモグ(Marmotte もぐもぐ)情報としてカテゴリーを開設する
予定ではいます。
ちなみにDomaineとは、ワイン用ブドウ栽培元兼醸造元の意味です。
素人ゆえに辞書はかかせないのですが、日ー仏、仏ー英から引ける
「LEXIVIN ワイン語彙集」 ISBN 2-907080-08-03 は重宝です。
Fさんご夫妻に又お会いする時を楽しみにしています!!