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トライアスロンのトレーニング、レース、機材、その他色々

UCIグランフォンド ニセコクラシック2019 140km

2019-07-07 | レース


 2年ぶりにニセコクラシックに参加、140km、35-39歳の部。上位25%の選手に与えられる世界選手権の参加権を証するメダルが目標。

 しっかり寝て、朝の準備も出来て充実した状態でレース開始。パレードランから、集団が伸び縮みしたり路面が荒れてたりと神経質に進む。
 リアルスタート。集団をかき分けて進むが先頭はかなり前。序盤のジャブ的なアップダウンですでにひいこら言っている選手も多く、上がっていくのにも気を使う。

 長めの登りが始まる辺りで、それなりの規模とスピードがある集団にジョイン。とは言え、スピード的に充分とは言えなかったので、ちょっと休ませてもらった後、集団を引いたり飛び出したりして、レースの前へ前へ目指していく。
 レース最長の登りとなるパノラマライン12kmのヒルクライムを35min、平均304Wで。調子が良いとは言え、練習じゃなかなか出せない出力。登りの序盤で集団を少人数で抜け出し、そこから更に抜け出ていったトレック氏を単独で追いかけ続けた。頂上近くに着き、景色が良いと思ったのもつかの間、風が強くあおられそうになる。なんとか前を走っていた集団にトレック氏とともにジョインし、集団で風を耐えながら進む。

 ヒルクライムが終わりダウンヒル局面に入るが、いまいち集団のスピードの乗りが悪いなと思ったので前に出て引き始める。途中、同じチームのI氏(初対面)とピンクジャージのサーベロ氏と先頭交代しながらひたすらダウンヒルしたが、サーベロS5にBORA WTOを履いたサーベロ氏のトップスピードはやばかった。先頭で踏み続けた時間はたぶん僕が長かったけど、サーベロ氏が前に出るとトップスピードが一枚二枚上手でついていくのが大変だった。それにしても、スイスストップ・ブラックプリンスのカーボンリムへの食いつきが良かったせいもあり、また道も面白く最高に気持ちの良いダウンヒルだった。ダウンヒルを下り切ったところで、付いてきていた集団メンバーに、おかげさまでダウンヒルがすごく楽だったと感謝された。なかなかそんなこともないな。続く平坦局面でも、調子良くて50km/h弱くらいで長めに引いていたら、強過ぎるだの、さすがMIVROだのやたら褒められて恥ずかしかった(幽霊部員だし)。
 思うに、アイウェアの代わりにバイザーをしているおかげで頭を低く下げられるのと、TTバイクで練習してエアロポジションが苦でなくなっている(集団が緩んだ時かクライム以外では下ハンドルを持ち続けている)のが下りや平坦で効を奏している。

 やがて日本海に続く往復路では風が強くなり、集団の協調が難しくなってくる。僕自身も、続く登りに向けて、先頭交代はほどほどに抑えて走る。

 終盤開始の登りでは、力を溜めていた選手がアタックに近い勢いで登っていく。僕は崩壊しかけた集団の先頭で、消耗し過ぎない程度に走っていたが、同じチームのI氏が先行していくのを見送ってしまった。それまでの走りでI氏がソツなく強いのは分かっていたので、同門だし付いていけば良かった。

 以降のアップダウンをサーベロ氏と、中盤の登りから一緒に走り続けているジャイアント氏を含む3、4人の集団で追いかけ続け、短い強目の勾配が多いので中盤まで抑え気味にしたダンシングも使いながら踏み続けるが、なかなか捕まえられない。飛びつけば飛びつけられるタイミングもあったが、つり始めた両脚が最後までもつか不安になり逃してしまった。結局、以後はほとんど一人で走り続けたから、もうひと踏みしてジョインしてしまえば楽だったはずで、今回の大きな失敗。

 最終盤で、70kmの部のトレインが後ろに付いてきたのを引っ張ったりしたが、結局I氏には追いつけずほとんど単独で走りきりゴール。

 全体を通して、間違いなく自分なりの会心の走りではあったが、メダルには5分以上届かず、目標を逃した結果となった。やっぱり、リアルスタートまでにぐいぐいレースの前方に出て、強い人たちのパックで走るのをチャレンジしてみるんだった。

 中盤のヒルクライムやダウンヒルでは、世の中にこんなに楽しいことがあるのかと歓喜し、終盤の単独走では世の中にこんなに苦しいものがあるかとうんざりし、レースを最高に楽しみはしたが、結果は結果で目標未達。努力は実らなかった。またいずれチャレンジはしてみるだろうけど、1年2年は間隔が空くだろう、トライアスロンメインだし。

 気をとりなおして、木更津トライアスロンと九十九里トライアスロン頑張り直すか。




(NP272wとか、狂気)
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