□作品オフィシャルサイト 「ホットロード」
□監督 三木孝浩
□脚本 吉田智子
□原作 紡木たく
□キャスト 能年玲奈、登坂広臣、木村佳乃、小澤征悦、鈴木亮平
■鑑賞日 8月17日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
14歳の中学生、宮市和希(能年)は幼少期に父を亡くし、母親(木村佳乃)と2人暮らし。
母親は高校時代からひかれる恋人(小澤征悦)が好きで、家には亡き父親の写真が
1枚も残されていない。 母親から望まれて生まれたのではないと思い、心を閉ざす
和希は親友えり(竹富聖花)に誘われて夜の湘南へ。 そこで、不良チーム「ナイツ」に
所属する春山洋志(登坂広臣)と出会い、純愛に目覚めていく。
「あまちゃん」での役とは間逆の和希を演じる能年玲奈。
「あまちゃん」自体は殆ど土曜日の朝しか見てなかったけど。
これは、そもそも1980年代後半に発表された紡木たくの同名少女漫画。
時代背景を考慮して、14歳の多感な少女が、母親の愛情に飢え、孤独と葛藤のなか、
母親に対し反抗し、その後、暴走族のリーダーが心の支えとなり、純愛を実らせていく
過程を描いているが、この親に対する反抗期は誰しも経験があるもので、家庭環境に
よっては、悪い方向に向いてしまうことも多々あることだ。
ま、どちらかというと、映画ではなくTVの連ドラでもう少しディテールに拘って
扱ったほうが良かったかもしれない。
歌と踊りのない登坂広臣は役者としてキャリアはないのだろうが、ま、役が役だけに
比較的無難に演じていられたようだ。
かみさんは劇中で尾崎の歌が流れると思っていたみたいだが、結局、エンディングの
ところだけでガッカリしてた。 でもラストはちょっと泣いていたみたいだけど。
僕が観てもいいなと思ったのは監督が三木孝浩だったから。
『ソラニン』や『僕等がいた/前篇』、『僕等がいた/後篇』とまでには
仕上がらなかったなぁという感じ(笑)
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