□作品オフィシャルサイト 「父と僕の終わらない歌」
□監督 小泉徳宏
□脚本 三嶋龍朗、小泉徳宏
□原案 サイモン・マクダーモット
□キャスト 寺尾 聰、松坂桃李、佐藤栞里、副島 淳、松坂慶子、ディーン・フジオカ、佐藤浩市
■鑑賞日 5月25日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
イギリスで80歳の男性がCDデビューしたという奇跡の実話がベース。
ミュージシャンを目指していた哲太(寺尾 聰)とその息子・雄太(松坂桃李)。
地元の人気者だった哲太も少しずつ物忘れが多くなり、受診した結果、
アルツハイマー型認知症と診断されてしまう。妻や息子、また周りの仲間たちに
支えられながらも、好きな音楽を続けようとし、雄太も好きな音楽を続けることで、
記憶をなくさないようにと面倒をみていくストーリー。
と、まあそういう内容なのだが、以前にもこの手の内容の映画で言ったことがあったけど、
実際に認知症の人間を家族で持った者はこんなもんじゃないと言っておきたい。
映画で描かれるものはほんの一部分だけで、家族の負担はこんなものではないし、
取り巻く周りの親族や仲間・友人たちもこんなものではない。
劇中でそもそも好きだった音楽と、プロミュージシャンになる夢。
好きな音楽を聴いたり歌ったりすることで元気を取り戻す。
普通に好きなことをやっていれば、誰でも元気になるだろう。
認知症だったオヤジはカメラが好きで、リタイアしたとき、
日本中の城を撮影して旅をしていたらしい。
だからオヤジの大切にしていたカメラを持たせたところ、
シャッターする押しはしなかった。ちょっと遅かったのかも。
寺尾 聰さんも認知症のオヤジ役を上手くは演じていたと思うけど、
そこに彼の俳優としての力量は残念ながら発揮されていなかった。
ま、ミュージシャンとしてはOKだったけど(笑)
逆に松坂桃李クンは作品ごとに本当に上手い俳優になってきたなぁと思う。
なので☆ひとつは彼の演技でプラスした。
どんなふうにこれから伸びていくのかも楽しみな俳優さんだ。
少しでも寺尾さんから何かを得たとしたら嬉しいかも。
着実に力をつけてきた俳優さんになってきて嬉しい限りです♪
来月公開の「フロントライン」も楽しみです。
認知症に関しては同感ですね。
義母が認知症で今は施設にいますが
それまでが我が家も結構大変でしたね(警察のお世話にもなったし)
義母の家に監視カメラを置いて、長男宅のリビングにはモニターがあって、常に監視できるようにしてありました。
映画のようにはなかなかいきません^^;
>ずいぶん前から松坂桃李くんを応援していたので
着実に力をつけてきた俳優さんになってきて嬉しい限りです♪
来月公開の「フロントライン」も楽しみです。
確かに上手になってきましたね!
色んなキャリア俳優と共演するたびに、
その俳優の人のいい演技を吸収しているみたいです。
>認知症に関しては同感ですね。
義母が認知症で今は施設にいますが
それまでが我が家も結構大変でしたね(警察のお世話にもなったし)
義母の家に監視カメラを置いて、長男宅のリビングにはモニターがあって、常に監視できるようにしてありました。
映画のようにはなかなかいきません^^;
一般的にはこのようなストーリーでいいのかもしれません。
実際にはもっとキツく、描き出されない部分が核心で、
ただそれをフィルムで描くのは余程覚悟が要りますし、
また興行的に無理な部分もあるかと思います。
ま、少しずつこういうテーマの映画を観ることで、
少しの知識と疑いのある方へのちょっとした警告・ヒントになればと思っています。