お気に入りのこの映画をまた観て来ました~♪
□オフィシャルHP http://www.f-d-f.jp/site.html
◇cyazの記事
・「フライ,ダディ,フライ」(金城一紀著)
・『フライ,ダディ,フライ』(一回目)
しかばねジャージの鈴木 一は決してカッコいいとは言えないが、がむしゃらに頑張ることを忘れた中年世代には、無駄とも無謀だとも思える見返りのない努力を惜しまない。 その汗は恐らく綺麗なものなのだろうと思う。 決して娘を傷つけた石原に勝つためではなく、娘を助けてやれなかった、そして傷ついた娘を前に何もなす術がなかったそれまでの自分自身に勝ちたかったのだと思う。 一人の中年オヤジの現実味のない夏休みの特訓は、言い方を変えれば、“中年オヤジ改造講座”(少し前に似たような言葉があったような・・・。)だったのだろうか(笑) ?!
鈴木は倍ぐらい舜臣より長く生きてきた。 同世代の娘も居る。 腸が煮えくり返るぐらい悔しい想いがそこにあってもいい。 だけど耐える。 休みを取るなら昇格はないと(原作ではそうではないが)上司に引導を渡され、それでも舜臣とトレーニングに明け暮れる日々を重ねる中で、舜臣の光と影を少しずつ感じていく。 何がシャイなのか、何がそうさせるのか、脇腹や顔の傷跡から、彼のこれまでの人生を自分なりに問うてみる。 答えは分からずとも、原作との描き方は違え、運動靴(スニーカー)であったり、飯に誘う鈴木に見え隠れする。
在日高校生である舜臣は父親の記憶が殆どない。 むしろ刺された傷による中年オヤジに反感や復讐心を忍び持つ。 いつも家に帰るなり「ただいま、おかえり」と呟く。 そして母親からの「温めて食べて」のメッセージ。 在日であるがゆえに、普通の職に就けない母親が見える。 いつも犬と一緒の食事風景である。 彼は鈴木 一の中に何を見ていたのだろうか。 少しずつ少しずつ彼の中に書き込まれていく、他人であるが親子ほど年の離れた鈴木 一の存在。 父親の面影さえ追えず、母親の愛情さえ薄氷のような感じなのかもしれないが、鈴木 一の存在は、その彼の今まで与えられなかった親への愛情、親からの愛情がどういうものか、うっすらぼんやり理解し始める。 ついて出る言葉は心とは裏腹にきつい言葉で吐き捨てるが、鈴木が石原を倒した時には、娘を傷つけられ何も出来なかった中年オヤジの鈴木 一を完全に受け入れ、彼自身も今までの自分の殻から飛びさせることが出来た。
舞う姿はまさに彼の今までの人生を払拭するものであり、走り出す姿と鈴木にかけた「飛べ、おっさん」はこれからの生き方をも示唆しているのだと思う。
ミスチルの「ランニング・ハイ」の歌詞の中にこういうフレーズがある。
向こう側にいる内面とドッチボール
威嚇して 逃げ回り 受け止めて 弾き返す
「もう疲れた誰か助けてよ!」
そんな合図出したって
誰も観ていない ましてタイムを告げる笛はならねぇ
なら息絶えるまで駆けてみよう 恥をまき散らして
胸に纏う玉虫色の衣装をはためかせていこう
飛べたおっさん、鈴木 一に拍手~
地震にもめげず、ひたすらこの映画を観てました(笑)
いい映画は何度観てもいいですね^^
DVDは多分買うでしょう! いやかみさんが絶対買うでしょう(笑)
コメントありがとうございました
確かに、実は救われたのは鈴木だけでなく、舜臣もだったと思います。
なんか、とっても二人の関係がうらやましかったです。
2回もご覧になったんですね~。
確かに、良い映画は何度観ても良いですよね~
>とっても二人の関係がうらやましかったです
ほんと、そうですね~♪
世代を超えた男の友情みたいな^^
>良い映画は何度観ても良いですよね
そうですね!邦画を2回観るのは僕としても珍しいことなのですが^^
cyazさんが同じ映画を2回も(!)観るのは、本当にめずらしいんじゃないか、と思います。
さわやかに、楽しく、明るく…なれた映画でした。さっぱりしていて、好感が持てました。
そうそう、あのジャージのマークになんて書いてあるのか、最初はよく見えなくて…。終わりの方になって、書いてあることを確認できたので、それでまた笑ってしまいました。(原作を知らないから?)
前は気に入ったら同じ映画を3度劇場で観てましたが、
(DVDやビデオを加えるともっとかも(笑))邦画を2度というのは珍しいかもしれません^^
“しかばね”ジャージ、作ったらひっそり売れるかも(笑)?!
私はまだ2回目見ていないので、一回目の記事をTBさせていただきました。すみません・・・。
ゾンビーズやスンシンが出てくる小説「レヴォリューションNo.3」を読んだのですが、そこでもスンシン達は大暴れしてくれて、とっても面白かったですよ~。
SW3回、宇宙戦争2回見てるんですが、なかなかこの作品は2回目行くチャンスがないんです・・・トホホ。
私も2回見に行ってしまいました!2回目の方がちょっぴり細かい点まで見られた気がしますが、やっぱり気分はしっかり「おっさん」になってました。
夏休み・・・海・・・青空・・・
よかったなあ~。
>私はまだ2回目見ていないので~
いえいえ、ありがとうございます^^
>小説「レヴォリューションNo.3」を読んだ
まだ未読なんですよ><
金城さんの新作「SPEED」も読みたいのですが^^
2回目、是非チャレンジして下さいね!
>気分はしっかり「おっさん」になってました
良かったですね^^
こういうオヤジで擬似飛行をできること、
そして勇気付けられる「おっさん」もたくさんいることでしょうね^^
まさに僕もそのひとりかも(笑)
私もこの映画、もう一回ぐらい観たいと思っていたのですが、結局タイミングを逃してしまい2回目は観ていません。
DVD、私も購入リストに入れました(笑)。
あ!メイキングDVDも良かったですよ。
原作は、ゾンビーズを堪能するなら『レヴォリューションNo.3』がお奨めです。
集まればいつのまにかたまるものですね(笑)
僕、映画のパンフは買わなくなってしまいました。
キリがないので(笑)
この映画はかみさんが岡田クン好きで買っていましたけど^^
コメントのレスの順番が逆になってしまいました(笑)
>「レヴォリューションNo.3」がお奨めです
ありがとうございます。
読みたいのはやまやまなんですが、目下重松清氏の本を読破中です><
“中年オヤジ改造講座”とは言いえて妙ですね。
高校生たちも、鈴木一との出会いを通して、
変わっていったように見えました。
原作とはすこし違う個所もあるんですね。
実はまだ原作を読んでいないので、
これから読もうと思っています。
先日は、自分のHNタイプミスしてました。
お恥ずかしい…(^^;)
>原作とはすこし違う個所もあるんですね
そうですね、多少映画用に金城さん自体が脚色されているようです!
>実はまだ原作を読んでいないので
そうですか、原作もテンポあって面白いので、
是非読んでみて下さい^^
感想お待ちしてます~♪
>二人は本来の自分の位置を取り戻して解放された
そうですね、仰るとおりだと僕も思います^^
私も気に入っています!
スンシンが風をうけながら舞った”鷹の舞”が
清々しくとても美しかったですね~!!
TBありがとうございました---☆
>”鷹の舞”が清々しくとても美しかった
監督が岡田クンに任せたそうですが、本当に綺麗でしたね^^
映画って何度か見ると、新しい発見があっていいものですよ~♪
しかばねジャージって、おもしろい表現ですね。
まさに、そのジャージ姿の堤真一が
どんどん汗まみれになって、
たくましく見えていくのがすてきです。
スンシンの光と影・・
読んでいて、あらためて、スンシンの生活と過去が
映像として、声として、
きちんと伝わってくるところが
この作品のもう一つの重要なところだったのだと
考えさせられました。
誰のアイデアなのかは知りませんが、面白いですよね(笑) ?!
“生きる屍”というキツ~いメッセージでしょうか(笑) ?
スンシンの孤独な姿を、映画はちょうどいい具合に映し出していると思いました。
あれ以上スンシンの過去にふれることはなかったと思います。
cyazさまも、飛んでくださいね!!
>cyazさまも、飛んでくださいね
は~い、飛んでみましょう^^
座右の銘は“見る前に跳べる青春”です!
TBどうもありがとうございました!
なんと、二回もごらんになったのですね~。
確かによかったです、この映画。
今年の邦画はイマイチ精彩にかける
気がしますが、これはなかなか
よかったです。
ワンコとのお食事シーン、ちょっと
寂しげでしたがなかなか好きだったり
もします。
こちらにもTBさせていただきますねー。
>なんと、二回もごらんになったのですね~
そーなんですよね(笑) かみさんも僕もハマりました^^
>ワンコとのお食事シーン、ちょっと寂しげでしたがなかなか好きだったりもします
人間とは違うスンシンの接し方がありましたね^^
本当は心優しいキャラなのにねぇ^^
なんだかじっくり楽しみたい世界という感想を持ちました♪
主役の2人の笑顔がとても印象的で惚れ惚れしました
もう1度じっくり観てみたいです(^0^* )
>原作、面白そうですね~
是非読んでみて下さい^^ 映画とは違ったスンシンが発見できますので!
>もう1度じっくり観てみたいです
もう少し時間をおいて、じっくり僕も観てみようと思っています^^
原作読んでからだったんですけど、物足りなさなんてなくて、むしろ、映画のほうが好きでした。元気の出る映画。いいですよね^^
こちらも、TBさせていただきますね^^
>原作読んでからだったんですけど、物足りなさなんてなくて、むしろ、映画のほうが好きでした。元気の出る映画。いいですよね^^
違った味わいのスンシンを観れました^^
岡田スンシンもなかなかなものだったと思います。
今、ココログの不調でgooブログのTBが
反映しないという障害が出てるみたいで。。
ご迷惑おかけしましたm(__)m
「ランニング・ハイ」をしっかり聞いてなかった
のですが、歌詞すごくいいですね♪
こちらの記事を見てもう一度映画が観たくなりました^^
>今、ココログの不調でgooブログのTBが反映しないという障害が出てるみたいで。。ご迷惑おかけしましたm(__)m
いえいえ、そういうことだったんですね^^
また時期をみて試みてみます!
>「ランニング・ハイ」をしっかり聞いてなかった
のですが、歌詞すごくいいですね♪
はい、聴き返してみてくださいね~♪
cyazさんの今作1度目のレビューへのTBとコメントの数が凄かったですね!!!
この作品への反響を感じます。
cyazさんのレビューの中になった監督からのメッセージを拝見して、現場の雰囲気も良かったのだろなぁと感じました。
奥様は岡田君のファンなのですね!
意外にも彼、大阪出身なんですよねぇ。
堤さんの「おっさん」に徹した演技も素晴らしかったですが、岡田君のストイックなスンシンがなんとも素晴らしかったです!!!
当方の同じ拙記事ですが、それぞれのレビューにTBさせて頂きました。
>cyazさんの今作1度目のレビューへのTBとコメントの数が凄かったですね!!! この作品への反響を感じます。
自分でもお気に入りはあちこちお邪魔して足跡つけてましたので(笑)
>cyazさんのレビューの中になった監督からのメッセージを拝見して、現場の雰囲気も良かったのだろなぁと感じました。
多分、良かったんでしょうね~^^
>奥様は岡田君のファンなのですね!
そーなんですよ(笑) ま、コンサートに行くと言わないだけ助かってますが(笑)
>意外にも彼、大阪出身なんですよねぇ。
意外にも僕も大阪出身なんですよ(汗)
>堤さんの「おっさん」に徹した演技も素晴らしかったですが、岡田君のストイックなスンシンがなんとも素晴らしかったです!!!
岡田スンシン、努力のあとアリでしたね!
堤さん、彼も関西なので、最近二の線から三の線に(笑)
>当方の同じ拙記事ですが、それぞれのレビューにTBさせて頂きました。
ありがとうございますm(__)m