□作品オフィシャルサイト 「思い出のマーニー」
□監督 米林宏昌
□脚本 丹羽圭子、安藤雅司、米林宏昌
□原作 ジョーン・G・ロビンソン
□キャスト(声) 高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島 進、根岸季衣、黒木 瞳
■鑑賞日 7月27日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
『借りぐらしのアリエッティ』で監督デビューした米林宏昌の第2回監督作品。
札幌で暮らす中学1年生の杏奈(高月彩良)。 辛い生い立ちから心を閉ざし、
誰とも打ち解けることなく孤独な日々を送っていた。 そんな中、持病の喘息が悪化し、
転地療養のために海辺の村でひと夏を過ごすことに。 そこで杏奈は、入江に建つ
誰も住んでいない古い屋敷を目にする。 地元の人が湿っ地屋敷と呼ぶその建物に、
なぜか懐かしさを覚え惹かれていく杏奈。 そこで杏奈は金髪の少女・マーニー
(有村架純)と出会う。 “わたしはちのことは2人だけの秘密よ”と語るマーニー。
杏奈はマーニーに心を開き、いつしか友情を育んでいく。
ジブリにしては珍しく妖しい路線を選択したなぁ(笑)
美しく仕上がっているけれど、一歩間違えば、そっち側の映画になってしまう。
そうならなかったのは、オチで明かされるマーニーの真実にある。
あれがなければ逆に問題作になってしまうだろう(笑)
我々夫婦を挟んで、両隣りは小さな子供連れだったのだが、
果たしてこの映画をどういう風に思ったのだろうか・・・。
ちょっと感想を聞いてみたくなった。
少なくても最後まで大人しく観てる節はなかった。
舞台は北海道の美しい湿地帯に置き換え、マーニーの住む海辺の洋館が舞台だが、
最初に久子(黒木 瞳)が登場したシーンはちょっとドキッとした。
ジブリ映画には2・3度、主人公があのように日傘を差し、風に吹かれながら
絵を描いているシーンが登場したように記憶するのだが。
原作がこのようなテイストなのかどうかは未読なのでわからないが、
そこは監督の解釈のもとに脚本が書かれていたのだろうが、
同性にうっすらと恋心を描き、マーニーの幼馴染に妬いてしまう。
札幌から田舎へ来て過ごしたひと夏の少女の経験は、
彼女の喘息を治し、さらに内気な杏奈の性格までも変えてくれたようだ。
次世代のジブリの旗手は誰になるのかは問題の多いところだが、
今までの作品の良いところを踏襲し、ジブリ・カラーを損なわない作品としては
及第点といったところだろうか・・・。
僕自身は、主人公たちよりも終盤に登場する久子(黒木 瞳)の存在が、
結構印象に残ったのだが・・・。
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「風立ちぬ」とおもいっきしかぶりました(^_^;)
まんまやんって。
ジブリを継ぐ・・って、別に
声優のミスキャストまで引き継がんでもええと思うのね。
その人の声の演技がそのキャラにあってるとおもうから
チョイスしたとしても
その俳優の顔が浮かんだらアウトなわけで
私は黒木瞳はちょっとな~って思いました。
本来は児童文学なので夏休みの子供が楽しむ作品なのでしょうけど
幼い子供には退屈だったのではと思います。
・・・最後にたたみかけるようにネタバレする真実も
大人にはなんだかな~だし
またもや対象年齢のわからない作品になっちゃったかなと。
試写会でまわりのおばさんたち(爆)はないてましたが
そこまでの感動にたどりつけませんでした・・・。
怪しいとこありましたね・・・。
でも、美しい関係でした。
最後は、泣いてる人もいましたね。
見て損はない映画に思います。
これじゃ~内容が、さっぱり分からない!と
ぶつぶつ文句を言っていた(笑)
でも、ネットで調べたら結構な評価だったので
驚いています。どんな内容か全く読めないけど
見て見たくなりました。
これからジブリは、どんな作品を作って行くのだろう?
>久子が絵を描くシーンて「風立ちぬ」とおもいっきしかぶりました(^_^;)まんまやんって。
ほんまでっせ(笑) ま、誰しも同じで。
>その人の声の演技がそのキャラにあってるとおもうからチョイスしたとしても
ディズニーの声優の選び方を勉強すればいいのに(笑)
>その俳優の顔が浮かんだらアウトなわけで
私は黒木瞳はちょっとな~って思いました。
主役クラスの俳優の顔はどうしても浮かぶもの。
俳優を排除して声優だけでいくべきかと。
>幼い子供には退屈だったのではと思います。
会場にも何人かいましたが、これは連れてくる親の不勉強、
或いは自分が観たいために連れて来たバカですね。
>試写会でまわりのおばさんたち(爆)はないてましたがそこまでの感動にたどりつけませんでした・・・。
ん、これ感動作だったのかなぁ(笑)
>怪しいとこありましたね・・・。でも、美しい関係でした。
そうでしたね^^
>最後は、泣いてる人もいましたね。
泣くまではいかなかったですが、ラストは感動ものでした!
>これじゃ~内容が、さっぱり分からない!と
ぶつぶつ文句を言っていた(笑)
確かにそうですね(笑)
>どんな内容か全く読めないけど見て見たくなりました。
従来の子供の観るジブリではないですが、
大人の寂寞って感じで。
>これからジブリは、どんな作品を作って行くのだろう?
そうですね。
鈴木Pもいなくなると方向性が見えなくなりました。
・・・これ知ってます?
ドワンゴを通じて角川がジブリを吸収しちゃうという噂。
え?鈴木Pいなくなるの?
去年「夢と狂気の王国」見たときにこれはジブリのエンディング・ノートじゃないのかってことをなにげに書いてたんだけどホントになっちゃったなって。
マーニーはぶっちゃけジブリにしては苦戦してるっていうし
トトロの横顔でスタジオジブリ作品てロゴがはいった映画はこれが最後とかいうんちゃうやろな~・・・。
>ドワンゴを通じて角川がジブリを吸収しちゃうという噂。
知りませんでしたが、大黒柱なしで経営は成り立ちませんので、
おそかれはやかれ推察できたところです。
>ジブリのエンディング・ノートじゃないのかってことをなにげに書いてたんだけどホントになっちゃったなって。
言葉で仕掛けてきた鈴木Pでしたから、
なかなかジブリ映画をボーと見ていた人にはわかりにくいかも(笑)
>トトロの横顔でスタジオジブリ作品てロゴがはいった映画はこれが最後とかいうんちゃうやろな~・・・。
それはわかりませんけどね(笑)
娘は、ウルウルしながら観て、3回リピート鑑賞しました。
「マーニーがかわいそうだ」と。
あのオチがなければ、「へぇ~で?」で終わる映画でしたが
オチが良かった。夢オチだったらどうしようかと思ってたので^^;;
ジブリがどのような方向で行くのかはわかりませんが
ジブリファンとしては、静かに見守っていきたいです。
>ちょっと切なさを感じる映画でした。
そうでしたねぇ・・・。
>3回リピート鑑賞しました。「マーニーがかわいそうだ」と。
そうなんですか?ハマった口ですね。
>オチが良かった。夢オチだったらどうしようかと思ってたので^^;;
確かにそうですよね(笑)
あそこはぐっときました!
>ジブリファンとしては、静かに見守っていきたいです。
大きな船に乗り移っても、ジブリ魂は売らないでほしいです。