□作品オフィシャルサイト 「小さな命が呼ぶとき」
□監督 トム・ヴォーン
□脚本 ロバート・ネルソン・ジェイコブス
□原作 ジータ・アナンド
□キャスト ハリソン・フォード、ブレンダン・フレイザー、ケリー・ラッセル、メレディス・ドローガー、ディエゴ・ヴェラスケス、サム・M・ホール
■鑑賞日 7月25日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
命の尊さを量るツールは無いけれど、“生きる”権利は万人にあるもの。
難病ポンペ病にかかった子供たちの命を助けることが出来る理論を持ち合わせているが、実際の治療に役立つ新薬の開発には莫大な研究費がかかる。
その理論に対し、かけた投資の額以上のキックバックを求める製薬会社との思惑の溝は深い。
しかしながら、唯一共通項であるのは幼い命を助けること。 人命の尊さは誰もが共通認識であると言える。
平均寿命9年というの難病であるポンペ病。 もちろん日本でも難病指定となっている。
ジョン(ブレンダン・フレイザー)は2人の子供がポンペ病に侵されている現実に、治療法もなく、ただポンペ病研究の第一人者ストーンヒル博士(ハリソン・フォード)に私財を投げ出す覚悟で新薬開発を依頼する。
しかしながら莫大な資金は必要で、限られた時間の中で我が子の命を救うため、様々なハードルを越えて闘う。
この映画は実話で、まさに今も難病と闘っている。
難病と対峙する映画は今までもたくさん合ったように思う。
しかしながら、あまりにも限られた時間の中で、あらゆる可能性に向かってできる限りの努力をする二人の姿は、
子供を持つ親ならばその気持ちを理解することは容易なことだろう。
父親役のブレンダン・フレイザーは少しその役回りから太らせたのかもしれないが、実直なパパ役を、
片やストーンヒル博士を演じるハリソン・フォードは研究意以外には興味も示さない堅物。
しかし、そこには小さな命を救うためのベクトルは間違いなく同じ方向だ。
この映画でのキーは8歳の娘メーガン(メレディス・ドローガー)、6歳の息子パトリック(ディエゴ・ヴェラスケス)。
特にメーガンを演じるメレディス・ドローガーの演技は光っていた。
走るのが得意というメーガンがストーンヒル博士と競争するシーンは面白い。
っていうか、よくハリソン・フォードも走れたと思う(笑)
やはり若い妻を娶るというのは若さの秘訣か
メレディス・ドローガーは大人顔負けの演技で、その表情や行動の中に、等身大の自分であったり、
両親の心情を知ったうえでまるで大人のように振舞ったり。
ある意味、この映画の側面はサクセスストーリーを描いているようでもあるが、
少しの可能性のがあり、人命を救えるものならば、様々な困難を乗り越え進んでいく“勇気”の映画でもあったりする。
しかしながら、一人の親の自分の子供だけ的描き方はあまり素直に受け入れられない状況も生み出していた。
同じ病を持つ人たちと協力してみたいなところもあったが、それにしては不十分な描き方でどうも納得できなあった。
なんだか付け足しのような感じで。 実際にはもう少し掘り下げた協力体制があったと思うのだが・・・。
最後のクレジットでジョン夫婦が準備した小切手をストーンヒル博士が現金化したあった。
それを何に使ったか。 もちろん自分のためではなく、メーガンが良くなり、彼女の大好きだった
ビンテージのオープンカー(名前はわからないがリモコンで遊んでいた)を彼女にプレゼントしたのは確かだ
ただし、カラーはピンクではなかったが(笑)
実に素敵なラストシーンだった
でも事実なわけですから、妙な脚色はない方がいいのかもですね。
うん、視野の狭さは、感じました。ひとえに子供を思う父なればこそでしょうが、バランスも大事かな、と。
>結構な感動もんかな・・と期待したもんで、ちょっと肩すかしをくらった感じでした。
そうでしたねぇ(笑)
>でも事実なわけですから、妙な脚色はない方がいいのかもですね。
確かに(笑)
>うん、視野の狭さは、感じました。ひとえに子供を思う父なればこそでしょうが、バランスも大事かな、と。
もっと実際はドロドロしていたように思います。
所詮、映画で美化されている部分や
誇張されている部分も多々ありますからねぇ(笑)