□作品オフィシャルサイト 「スイートリトルライズ」
□監督 矢崎仁司
□脚本 狗飼恭子
□原作 江國香識
□キャスト 中谷美紀、大森南朋、池脇千鶴、小林十市、大島優子、安藤サクラ、黒川芽以、風見章子
■鑑賞日 3月14日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
夫婦の形なんて、この世に存在する夫婦の数だけあるだろう。
この映画の中の夫婦の形fだって、もしかしたら江国香織の小説の中だけでなくどこかで同形で存在しているかもしれない。
結婚3年で、すでに互いの存在を消し去っているような、同じ屋根の下に住みながら、
よくいうとお互いに干渉し合わない、悪い意味でいうと意志の疎通がない。
互いが互いの結婚生活を壊さないように、それでいてお互いが相方に不満足な部分を浮気と言う形で
解消しようとする。 たまたまそのタイミングが同じ時期だっただけで・・・。
妻、「ただいま。」
夫、「もうすぐ帰るよ。」
なんてバカバカしくて苦笑しちゃう・・・。
夫、「腕の中に入る?」
妻、「うん。」
ま、僕たち夫婦にはわからない、いやわからないでいい(笑)夫婦の形だけど
中谷美紀も大森南朋も非常にソフトな感じで主人公たちを演じているが、喧嘩をしない夫婦というか、
喧嘩することを避けている夫婦というか、自分たちの都合で同じ屋根の下で婚姻届と言う紙切れ一枚があるために、
互いに相手の行動や生活パターンを尊重し合っているような見せかけの生活。
家の中で携帯で話す夫婦って、或いは鍵をかけている夫って小説の中だけで、
そんな生活を営んでいる夫婦がいたらぜひお目にかかりたいものだ(笑)
そういえば小林十市という俳優、最近結構目にするようになったが、なんだろう表面は椎名詰平っぽい印象を受ける。
元バレエダンサーで祖父は人間国宝の5代目柳家小さん、弟は柳家花緑、叔父は6代目柳家小さんだとか。
浮気相手を池脇千鶴が演じるが、その幼児体型と子供っぽさはこの役には適さなかったと思う。
「人は守りたいもの、あるいは守ろうとするものに嘘をつく。」
そんなどこで拾ってきたフレーズか知らないが、浮気の肯定するツールのような感じ。
守りたいものはしっかり守らなければ。
幸せだなんて言葉にすると簡単で、
だけど、劇中に登場するソラニンやトリカブトはむしろ逆説的で怖い。
そして老女に「私は主人をトリカブトで殺した」とはあまりにストレートのブラックコーヒーじゃん(笑)
やっぱり理解の範疇を超えて
ドアホ~~と暴れてました。
わからない、わかりたくもない、
それはきっとワタシだけじゃないはず・・・。
う~ん、なんていうたらええのか、
夫婦間に体温というかぬくもりを感じないんですよね、穏やかだけど交流がない、
いっしょにいるのに二人でいる意味がない。
相手を束縛しない、干渉しない、ってのと
ちょっと違う。
腕にはいる・・・じゃなくて
そこはムギューっとハグせんかいと
どうもイライライライラしてまいました。
中谷美紀の演じる瑠璃子がね、
誰かと生きている・・・って感じがしない。
ダンナのこと、
ホントに守りたいものには見えなかったし
あれだけの女優オーラがあるのに
うまく言えないけど幽霊みたいで怖かったです。
>夫婦の数だけどんな愛の形があってもええとはいえ やっぱり理解の範疇を超えてドアホ~~と暴れてました。
でしょうね(笑)
>それはきっとワタシだけじゃないはず・・・。
ミー・トゥですわ(笑)
>う~ん、なんていうたらええのか、夫婦間に体温というかぬくもりを感じないんですよね、穏やかだけど交流がない、
そうですね~
夫婦って独特の温度感がありますからね(笑)
>相手を束縛しない、干渉しない、ってのと
ちょっと違う。
仰るとおり!
>腕にはいる・・・じゃなくてそこはムギューっとハグせんかいとどうもイライライライラしてまいました。
ですな、そこは^^
>あれだけの女優オーラがあるのに うまく言えないけど幽霊みたいで怖かったです。
もしかしたらそうかも(笑)
わたしはふたりの「腕に入る」場面、かなり好きだったクチなんですけどね^^;
これでも原作より映画の方がずっと希望があったんですよ~。
わたしたち夫婦も(まだ新婚ですが)一度も喧嘩したことがなく恐らく一生喧嘩しないんじゃないかと思うくらい穏やかなので部分的には共感しました。
ただ、鍵をかけて自室にひきこもるのはありえませんけどねー。
>わたしはふたりの「腕に入る」場面、かなり好きだったクチなんですけどね^^;
なるほどね^^
>これでも原作より映画の方がずっと希望があったんですよ~。
原作は未読でわからないのですが(汗)
>わたしたち夫婦も(まだ新婚ですが)一度も喧嘩したことがなく恐らく一生喧嘩しないんじゃないかと思うくらい穏やかなので部分的には共感しました。
まだまだこれからですよ、長い夫婦人生は(笑)
>ただ、鍵をかけて自室にひきこもるのはありえませんけどねー。
鍵のかかる部屋がないのですが(大汗)
トイレくらいかな(笑)
>小林十市という俳優、元バレエダンサーで祖父は人間国宝の5代目柳家小さん、弟は柳家花緑、叔父は6代目柳家小さんだとか。
ええ~~~!!!
そんな凄い人だったとは、全然知りませんでした。バレエダンサーだったというのは、ふ~ん、そうなんだ・・って解ったのですが、血統的に、そんな凄いDNAをお持ちだとは・・・。
>浮気相手を池脇千鶴が演じるが、その幼児体型と子供っぽさ
でも、あんな風に可愛らしくせまられたら、どんな人でも絶対よろめいちゃうだろうなぁ~と思いました^^
>そんな凄い人だったとは、全然知りませんでした。バレエダンサーだったというのは、ふ~ん、そうなんだ・・って解ったのですが、血統的に、そんな凄いDNAをお持ちだとは・・・。
やはり血筋というか、DNAというか、とにかく凄いですねぇ(笑)
>あんな風に可愛らしくせまられたら、どんな人でも絶対よろめいちゃうだろうなぁ~と思いました^^
そうですか(笑)
たまたま僕のタイプではなかっただけなのかなぁ(笑)
ちなみに僕はどこか翳があり、助けてあげたいと思うような人が好きです(汗)?!