
□作品オフィシャルサイト 「ワールド・オブ・ライズ」
□監督・製作 リドリー・スコット
□原作 デヴィッド・イグネイシャス (「Body of Lies」)
□脚本 ウィリアム・モナハン
□キャスト レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ、オスカー・アイザック、サイモン・マクバーニー
■鑑賞日 12月31日(水)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
今年最後の映画に選んだのがこの映画。 公開して少し経っているものの、なんたってレオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウの共演で監督がリドリー・スコットとくれば、期待しないわけにはいかない。
リドリー・スコット監督といえば、今年最初に『アメリカン・ギャングスター』でラッセル・クロウとデンザル・ワシントンの共演を魅せてくれた。 男臭さを追求した作品とそのテンポのある展開は前作では堪能できた。
今作は「ウォール・ストリート・ジャーナル」や「ワシントン・ポスト」にコラムを執筆しているベテラン・ジャーナリストのデイヴィッド・イグネイシアスの小説がベースとなっているづいている。
実際に大規模テロ組織を追跡する姿をロジャー・フェリスを演じるレオナルド・ディカプリオがなかなか骨太で且つ正義感に満ちた演技だった。 また逆にベテランCIA局員エド・ホフマンをラッセル・クロウがこれまたデンザル・ワシントンを相手にしたときとは違った味わいで魅せてくれた。
現実に争いが弛まない地域もあるなか、かつてのビン・ラディンを彷彿とするような無差別テロの実態も描かれる。 また展開が進んでいく中で、誰が見方なのか、誰が敵なのか、それを見極めつつも観ている側が何度も裏切られるような仕掛けをいくつも仕組み、いつまでも緊張感の中で、多少の苦痛を伴えども観客を引きつけて行くところはリドリー・スコット監督ならではだと思う。 そこにはシナリオや現実以上の緊迫感を最後まで観客は強いられる。 混沌とした現在社会の、ピンポイントで衛星からの画像データがまさに誤差10mとも5mともいわれる精密さで、人々のプライベートすら監視できる現在の危険な“ジャスティス”と言うな名のもとの“悪”をも観たような映画だった。
ディカプはこの後の作品で、あの『タイタニック』以来11年ぶりにケイト・ウィンスレットと共演した『レボリューショナリー・ロード』が控えている。
リドリー・スコット監督はテーブルを挟んで対峙する男のシチュエーションが好き
『ワールド・オブ・ライズ』 『アメリカン・ギャングスター』
自分も去年は観すぎました(笑
この作品、お腹いっぱいなのですが楽しめました。
さすがリドリー・スコットだなあと。
また今後ともよろしくお願いいたします。。
>最近はあまり映画の方はご覧にはなられないのでしょうか?? とは言っても、そうそう映画ばかり見てはいられませんよねw
でも昨年は100本観ましたよ^^
>この作品、お腹いっぱいなのですが楽しめました。
さすがリドリー・スコットだなあと。
そうですね^^
>また今後ともよろしくお願いいたします。。
こちらこそ、よろしくお願い致しますm(__)m
>なかなか骨太で且つ正義感に満ちた演技だった。
ですよね。
脱アイドル成功って所ですかね?
今後に期待大・・・です!
>脱アイドル成功って所ですかね? 今後に期待大・・・です!
そうですね^^
ここのところ大人の男臭さプンプンですね(笑)
同じリドリー監督の作品としてはどちらかというと「アメリカンギャングスター」の方が好みでした。
ラッセルはかなり役作りで体重を増やしたようですが、なかなか戻らないそうですね。
あの年齢になってからダイエットはキツいだろうな~(汗)
>同じリドリー監督の作品としてはどちらかというと「アメリカンギャングスター」の方が好みでした。
そうですね^^ 僕もアメギャンの方が好みですね!
>ラッセルはかなり役作りで体重を増やしたようですが、なかなか戻らないそうですね。 あの年齢になってからダイエットはキツいだろうな~(汗)
太るのは簡単ですが、痩せるのは大変ですよ(笑)
gooブログさんにはTB返しができないので、コメントでお邪魔しまーす。
ここ最近のディカプリオは骨太な役柄をこぞって選んでるような印象がありますよねー。
なので久々の恋愛が絡んだドラマとして『レボリューショナリー・ロード』での演技をちょっと期待してたりするんですけど。
ラッセルは設定もあるけれど、なんとなく脇に回った印象がありますね、この作品だと。
>gooブログさんにはTB返しができないので、コメントでお邪魔しまーす。
お手数おかけいたしますm(__)m
>ここ最近のディカプリオは骨太な役柄をこぞって選んでるような印象がありますよねー。
たしかにそのようですね^^
>『レボリューショナリー・ロード』での演技をちょっと期待してたりするんですけど。
僕も楽しみにしています!
>ラッセルは設定もあるけれど、なんとなく脇に回った印象がありますね、この作品だと。
脇に徹したのかもしれませんね(笑)
こんにちは。
TBありがとうございました。
>混沌とした現在社会の、ピンポイントで衛星からの画像データがまさに誤差10mとも5mともいわれる精密さで、人々のプライベートすら監視できる現在の危険な“ジャスティス”と言うな名のもとの“悪”をも観たような映画だった。
そう、実は面白いと思えるのは、スクリーンを見ているときだけで、ふと現実を考えるとゾッとするような内容ともいえますね…。
>そう、実は面白いと思えるのは、スクリーンを見ているときだけで、ふと現実を考えるとゾッとするような内容ともいえますね…。
ストリートビューなんて怖くないって感じで(笑)