『イントゥ・ザ・ストーム』

 

□作品オフィシャルサイト　「イントゥ・ザ・ストーム」
□監督　スティーブン・クォーレ
□脚本　ジョン・スウェットナム
□キャスト　リチャード・アーミテージ、サラ・ウェイン・キャリーズ、マット・ウォルシュ

■鑑賞日　８月２４日（日）
■劇場　ＴＯＨＯシネマズ川崎
■cyazの満足度　★★★★（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

　　特にネームバリューのある俳優陣でもないのに、巨大竜巻を追う姿に、そして、
　　そこに人間愛や家族愛を盛り込んでいるのだが、Ｂ級と思って観ていたのが、
　　功を奏したのか、結構面白い映画だったと思う。
　　これはお金を出しても納得のいく映画だったと思うし、３Ｄで上映すれば、
　　もっと臨場感が得られた映画だったかもしれない。

　観測のため荒れ狂う竜巻に立ち向かう「ストームチェイサー」と呼ばれるプロを中心に、
　直径３，２００ｍ、秒速１３５ｍに及ぶ超巨大竜巻に直面した人々の姿を描いた映画。
　実際、ニュース等で竜巻に巻き込まれた様子を見たことがあるのだが、
　日本ではそんなに大型の竜巻が発生したという記憶はない。

　この映画では、家や車だけではなく、ジャンボジェット機までも軽々と吹き飛ばして
　しまう想像を絶するネイチャー・モンスター。
　しかも複数の竜巻が次々と合体してさらに巨大化するって、これは観ていて迫力満点
　竜巻の通過点にいたら、とんでもないことになることは間違いない。
　
　メインとなるのは、竜巻の映像を専門に撮影するプロの「ストームチェイサー」。
　高校で教頭先生をつとめるゲイリー・フラー（リチャード・アーミティッジ）の生徒や
　彼の家族。　アクセントにYouTubeにおバカ動画をアップして有名になることを
　目論むおバカな若者２人組だ（笑）

　この竜巻の被害にあいながらも父と二人の息子が絆を取り戻したり、ハンターチームが
　仲間を失っていく中で、残された皆を救うために、最後はあの『アルマゲドン』の
　ブルース・ウィリスよろしく、自らの死を覚悟で皆を守りきる。
　ま、最後はおバカ２人組の笑いオチだったが（笑）
　また、ただの竜巻の恐ろしさを観せるディザスタームービーにとどまらず、
　感動が得られるヒューマンドラマに仕上っている