高度一万メートルの密室、ひとりの少女・・・。容疑者=425名の乗客。
それは、史上最悪の飛行計画(フライトプラン)。
■監督 ロベルト・シュヴェンケ
■脚本 ビリー・レイ
■キャスト ジョディ・フォスター、ショーン・ビーン、ピーター・サースガード、エリカ・クリステンセン、マーリーン・ローストン
□オフィシャルサイト 『フライトプラン』
夫が事故死し、悲しみに打ちひしがれた航空機設計士のカイル(ジョディ・フォスター)。彼女は6歳の娘・ジュリアと共に、ベルリン発ニューヨーク行きの飛行機で帰国の途についた。その機内で、娘ジュリアが忽然と姿を消した…! カイルは必死でジュリアを探すが、乗客はおろか乗務員の誰一人として、ジュリアが機内に存在していたことを認めない。そしてカイルは、“ジュリアは6日前に死亡している”と告げられた…。
おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★☆
飛び立った飛行機内での限られた空間でのストーリー展開だと聞いて、結構期待していた作品だが、イマイチのめり込めないものがあった。 ジョディ自身はかなり力を入れた作品なのだろうが、何とも映画の流れ自体に緊張感がない。 それは乗客の緊迫感であり恐怖感であり、また息詰まる展開の行方であり、そんなものを期待していたのだが、ちょっと違う方向にいったみたいだ。 乗客の緊張感はまったくなく、彼女の娘を見ていないわけがないのにみんなあやふやな話をするだけ。 あの五月蝿い迷惑な子供たちのことは覚えていてもジョディの娘は覚えていなかったのだろうか。 日本でもそうだが、子供連れは乗り込みを優先させる。 客室乗務員が覚えていないはずがない。 客室乗務員全員が犯人の仲間だとして、口ぐらをあわせているのならともかく。 そして唯一彼女の娘を見ているあの捜査官すら見ていないと。 もうここで犯人がバレて、あとはどう娘を救い出すかに焦点が絞られる。 しかも爆弾を仕掛けたその爆弾の威力を、瞬時に判断し、犯人を閉じ込めた上で爆破する。 確かに飛行機の設計自体は彼女がしたのであろうが、爆弾の知識まで判断できるのだろうか? しかもハッチを閉めてそれだけで爆弾の破壊力に耐えうる構造なのだろうか? どうもその辺が納得いかない。
機長役を演じたショーン・ビーンは先日『スタンドアップ』でもいい演技を観たばかりだったが、今回もなかなか渋い役だ。 もう少しラストに繋がる途中でもしかしたらという疑問を残しながらも、仕事を全うする姿を見てみたかった。 でもここのところはなかなかいい役をしているなぁ。
この監督、あまり記憶にないし、ドイツの監督さんだそうだが、ジョディという大看板に頼りすぎたきらいがある。 もう少し骨太な映画に仕上げて欲しかったなぁ。
ジョディ・フォスターもこの映画では頑張っているほうだろう。 最初のほうはただ怒っているばっかりで、
もちろん子供がいなくなってパニくっているのはわかるが、最大のジェット機を設計するほどクレバーな彼女の役柄の本領は、誰も味方いないと思ったところから始まり面白くなっていく。 でも正直ぼちぼちこういう役は卒業してもいいのでは(笑) もっと『ジャック・サマースビー』や『アンナと王様』のような役が増えてもいいような。 いまいち作品と監督に恵まれていないような気もする。
それにしても、オフィシャルサイトのDLまでの飛行機内を駆けるジョディの顔、怖いなぁ(笑)
最初、誰も乗り込む前に、あの親子が
乗り込んだ時から、ちょっと怪しいと感
じました。アレは、確実に周囲に子供の
存在を見せないためのちょっと強引な?
演出だったのかもしれないですね。
3年ぶりの主演映画ってことで、気合
いは感じられたんですケドね~。
>アレは、確実に周囲に子供の存在を見せないためのちょっと強引な?演出だったのかもしれないですね。
そうですね! 手法があまりにも簡単すぎて、何の伏線もはられていなかったですね(笑)?!
>3年ぶりの主演映画ってことで、気合いは感じられたんですケドね~。
ジョディの気合は感じましたね^^
今度は知的な彼女を観たいです!
>でも、ジョディ・フォスターの演技は堪能観出来たから、まあ良かったかな!?
そうですね! も少しクレバーな彼女を観たかった気もしますが(笑)
>確かに、彼女のもっと違う役を観てみたいです。でも、こういう役、好きなんでしょうね~。
かもしませんね(笑) でも年齢的なことを考えると自分自身が行動するのではなく、たとえば管制官で犯人とネゴしながら乗客を救うとか、そんな感じが観たいなぁ^^
アップになるとさすがに年齢を感じさせるのがちょっぴり悲しかったりして・・・。
私も「ジャック・サマースビー」が大好きなのですが、心理劇というか、彼女の演技力をもっと生かせる作品がみたいな~と思います。
次回作に期待です!
>ジョディーは2作続けて闘う母、強い母のイメージの作品に出たので、既視感がありましたよね。
そうでしたね^^ ジャンルは違うのにすればよかったですね、主演が3年ぶりとは言え・・・。
>私も「ジャック・サマースビー」が大好きなのですが、心理劇というか、彼女の演技力をもっと生かせる作品がみたいな~と思います。次回作に期待です!
そうですね^^ 知的な彼女の内面を浮き彫りにするような映画を観たいですね^^
観始めて、もう、ピーター・サースガードが胡散臭く見えてしかたなく^^;
いえ、キライってわけじゃないんだけど顔つきが(爆)
キャラの設定がいまひとつ活かしきれてないような感覚なので
ぼけた感じになってしまうんでしょうね~
ちょっと 残念でした。。。
なんだかいまいちのようなコメントも多く、
行かまいかとも思ったんですが、
予告編があまりに緊迫感があっておもしろそうだったんで、
やはり行くことに。
cyazさんもいまひとつだったようですね。
うむ~
そのへんを確認しに、来週あたり行ってきま~す。
>確か・・・フランス人演じてたなぁ~っと思い出しました。(笑)
そうでしたね! あの監督だから出たのでしょうか(笑) ?
>観始めて、もう、ピーター・サースガードが胡散臭く見えてしかたなく^^;
ですよね(笑) 一ひねり欲しかった><
>キャラの設定がいまひとつ活かしきれてないような感覚なのでぼけた感じになってしまうんでしょうね~
多分、監督に総合的な力量がないのでしょうね(笑) ?!
ジョディ好きですから行きましたよ(笑)
『タクシー・ドライバー』以来のファンでございます!
期待はせずに、既にネタバレでお分かりのようですので、別な視点で御覧になられるとまた違った味わいがあるかも(笑) ?!
感想、お待ちしております^^