
□作品オフィシャルサイト 「ヒューゴの不思議な発明」
□監督 マーティン・スコセッシ
□脚本 ジョン・ローガン
□原作 ブライアン・セルズニック
□キャスト エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、ジュード・ロウ、
サシャ・バロン・コーエン、ベン・キングズレー、クリストファー・リー
■鑑賞日 3月4日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
重厚で存在感のある過去を封印したジョルジュを演じるベン・キングスレーと、
透明感のある瞳で、駅の時計台にひそかに住む孤児の少年ヒューゴを演じる
エイサ・バターフィールド。 それぞれの人生に様々なストーリーが存在し、
父(ジュード・ロウ)が残した機械人形に隠された秘密を探りつつ、その中に
彼が触れ合う人間たちの人生の謎解きのも並行して描かれていく。
主演を演じるエイサ・バターフィールド。 彼は『縞模様のパジャマの少年』で素朴ながら
素晴らしい演技を見せてくれた。 当時の彼は11歳、今作品は14歳。
少し大きくなった感はあるが、役者としての彼も僅かの間で確実な成長を見せている。
監督のマーティン・スコセッシについては今更語るものでもないが、初めて3D作品に挑んだと
いう意味では新鮮だっただろう。 しかもファンタジーな作品は本当に珍しい(笑)
スコセッシ監督は近年は古典映画の修復事業にも取り組んでいるそうで、この映画の中で
映画創成期の偉人ジョルジュ・メリエス(ベン・キングスレーが演じるのもジョルジュ)の
業績を讃えている。 残念ながら僕はチャップリンやキートンしかわからなかったが(汗)
本作は、今回のアカデミー賞で撮影賞、美術賞、音響編集賞、音響録音賞、視覚効果賞を受賞
ただ主要部門の受賞は逃したし、マーティン・スコセッシ監督自身の最優秀監督賞を逃した。
まるで自身がジョリュジュ・メリエスへのオマージュのように作られたこの作品だが、
今回のアカデミー賞の主要部門はで、奇しくもサイレント・ムービーの『アーティスト』が獲得。
しかも最優秀監督賞もその『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督が取ったから、
ちょっとスコセッシ監督には皮肉がかった受賞劇だったのかなぁ(笑)
この手の今まで作られた冒険ファンタジーものと比較すると、特段の違いは見られなかったものの、
少年ヒューゴの駅から飛び出すことで新たな出会いやアクシデントと遭遇するものの、
彼が彼の殻から飛び出すことにより、彼と出会った人々までが感化され、影響されて、
一歩前に進む姿が観ていて楽しかった。
中心はヒューゴとパパ・ジョルジュだが、ヒューゴと少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)もそう。
他に鉄道公安官(サシャ・バロン・コーエン)と花屋のリゼット(エミリー・モーティマー)の恋も。
ムッシュ・ラビスがクリストファー・リーだったことに気がついたのはクレジットを見てからで大失態
イザベルを演じたクロエ・グレース・モレッツは自然な演技で良かったなぁ~
彼女15歳というから、 エイサ・バターフィールドとあまり変わらないのに落ち着いて見えた。
あの鉄道公安員の義足はきっと最後に何らかの形で“落す”のだろうなぁと楽しみにしていたが、
さすが、ヒューゴ、しっかりギアでなめらかな仕上りに
そしてママ・ジャンヌ(ヘレン・マックロリー)が女優だったことにも感動~
冒険ファンタジーながらハート・ウォーミングなステキな映画でした







ジョルジュ・メリエスが、実在の人物そのものであることを映画館から帰ってブログを書く段になって背景情報を調べる中で初めて知りました。
あの月の目にロケットが刺さる画像はどこかで見ていたような気がしていましたが、NET検索をしてみると、ジョルジュ・メリエスの代表作ということで、あちこちに画像や映像が引用されていました。
元は奇術師で、晩年は玩具売りに身をやつしていたと云うのも史実のようでした。
不勉強なことでした。
もう一度見たほうが良いかも。
ところで、この映画が『冒険ファンタジー』だったとは、こちらのブログで初めて知りました。
ヒューマンドラマだと思って見ていたものですから。
ヒューゴの冒険はもちろん楽しかったですが、
挿入される映画の数々に驚かされました!
昔観たフリッツ・ラングの『メトロポリス』を思い出しました。
モノクロをカラーにするために、フィルムにひとこまひとこま手塗りしていたというくださすがはあのジェームズ・キャメロンがこれまでで最高の3D作品だと言うだけの事はありますね。そこにある臨場感はただものじゃありません。Xpand3DなのにIMAX3D並みに見えました。
最先端の技術とそれによる発想の広がり、これってメリエスの当時と何も変わっていないんですよね。きっとこれからも。
>あの月の目にロケットが刺さる画像はどこかで見ていたような気がしていましたが、NET検索をしてみると、ジョルジュ・メリエスの代表作ということで、あちこちに画像や映像が引用されていました。
そうでしたね^^
そのへんの輪郭がわかっていると、
スコセッシのこの映画にかける想いがわかりますね^^
>奇術師で、晩年は玩具売りに身をやつしていたと云うのも史実のようでした。
これもまあ知り人ぞ知る事実ですね!
>ところで、この映画が『冒険ファンタジー』だったとは、こちらのブログで初めて知りました。ヒューマンドラマだと思って見ていたものですから。
なるほど^^
ま、ジャンル分けは特に構わないと思いますよ(笑)
>VFXが多用はされてましたが、さりげなくて嫌味なく、3Dも派手ではないものの効果的でしたよ。
そうでしたか^^
最近3D離れしてるので観ても良かったですかね(笑)?
>モノクロをカラーにするために、フィルムにひとこまひとこま手塗りしていたというくださすがはあのジェームズ・キャメロンがこれまでで最高の3D作品だと言うだけの事はありますね。
確かにそうですね!
どんな細かな作業なんだと思うと
想像するだけで眼も肩も指も凝りますよ(笑)
>そこにある臨場感はただものじゃありません。Xpand3DなのにIMAX3D並みに見えました。
IMAX3D並みに見えたのならそれは凄いことですね^^
>最先端の技術とそれによる発想の広がり、これってメリエスの当時と何も変わっていないんですよね。きっとこれからも。
あまりに技術が進むから、逆に『アーティスト』のような
サイレント映画に傾頭してしまうのかも(汗)
今後ともよろしく御願い致します。
こちらこそ、拙ブログをよろしくお願い致しますm(__)m
でもやっぱりあなたは、バイオレンス!だよ。。。とも思いますけどね。
あ、クリストファー・リーだと気づきませんでしたか。映像が派手だったので、役者はよっぽどあくが強くないと、押し出なかったかもです。
クリストファー・リーが出てきたので、きっと何かあると思ったのに、出番が少なすぎてびっくりでした。
まさか、たったあれだけとは。(^^;)
クロエ・グレース・モレッツちゃんは、今後が楽しみです。