京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『砂時計』

2008-05-23 | 邦画


□作品オフィシャルサイト 「砂時計
□監督・脚本 佐藤信介
□原作 芦原妃名子
□キャスト 松下奈緒、夏帆、井坂俊哉、池松壮亮、塚田健太、岡本杏理、戸田菜穂、風間トオル、藤村志保  

■鑑賞日 5月10日(土)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)

<感想>

 原作は未読だが、芦原妃名子原作の同名のコミックの映画化だということ。 CSでもTVヴァージョンが放映されていたような・・・。 「初恋」というニュアンスでいいのかどうかわからないが、長い時間の経緯を2時間足らずに集約するには無理があったような気がするが、“淡い恋心”と心の郷愁のような言葉にしたくても言葉にできない“想い”。 そんな駆け引きのさひ初心者マークの恋愛模様を、異郷の地で受けた思春期の柔らかい傷つき易い安い感情を上手くまとめていたようにも思える。

 お互い好きなのに、その思いをストレートに伝える術を知らない。 またソノタイミングを失ってしまって、心の奥にその感情を押すこめて鍵をかけてしまう。 その鍵を開けないままに大人になってしまうこと。 
 大人になって30歳までにお互い結婚していなかったら結婚しよう・・・なんて中途半端な言葉しか互いの気持ちを確かめ合うような恋愛も経験したことがあった。 ただ長い時間の経緯の中に、もう少しどこか起伏をもったエピソードの挿入もほしかったような気がする。

 主人公の杏を演じる松下奈緒ちゃんと夏帆ちゃん、結構どちらも好きな女優さんだ。 奈緒ちゃんは今までの作品の中で結構薄幸な(ある意味不器用な)恋愛を演じることが多かった。 今回も例外ではない。 子供の頃の杏を演じる夏帆ちゃんは自然体の演技で出て来た頃の竹内結友の匂いもするような、これからが楽しみな女優さんだ。 彼女、若い女優さんの中でもいい意味で特異な本格的女優としての何かを持っているようだ。

 杏のお婆ちゃん役の藤村志保さん、最近時折見かけるようになったが、昔は美形女優で名を馳せた。 こういう役どころに最近大女優がキャステキングされるのだが、イマイチ生活臭のない女優さんの起用はマイナスイメージかもしれない。 重要なポジションながらむしろ無臭無色な女優さんでもいいような気がする。

 それと、トオルちゃんが杏の父親というキャスティングはいかがなものなんだろうか・・・。

 全体としては、やや不完全燃焼な形で、何だか心のすき間に何かが引っかかりながら終わったような映画だった。
 多分、大人になってからの大悟(井坂俊哉)が、中学生の頃の大悟(池松壮亮)のイメージを踏襲せず、心の中でリンクし辛かったのだと思う。


 あの大砂時計、この目で見てみたい~

       「仁摩サンドミュージアム



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6 コメント

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待ってました! (sin)
2008-05-25 09:31:28
cyazさんも不完全燃焼だったのですね。
私もです。
私はドラマも観たし、原作も読みました。
どちらもそれなりに良かったので、映画にも期待していました。
おもしろいことに、息子も「砂時計」にはまり、ふたりで「島根にいってみたいねえ」なんて話していたのです。
そんなんなので、初日に娘を含め3人で観に行きました。
だけど…すぐ なんか違う!と思いましたね。
やっぱり 長い時間を2時間で表わすのは無理なのかなあ。
これを観たみなさんはどうだったのかなあと思っていたのです。
cyazさんの待っていたんですよ^^

PS.「隠し砦の三悪人」の感想もぜひ聞かせてね。
多分~ (cyaz)
2008-05-25 10:06:06
sinさん、コメントありがとうございますm(__)m

>私はドラマも観たし、原作も読みました。 どちらもそれなりに良かったので、映画にも期待していました。
なるほど、そうだったんですね・・・。

>おもしろいことに、息子も「砂時計」にはまり、ふたりで「島根にいってみたいねえ」なんて話していたのです。
僕も一度だけ行きましたが、いいところですね^^

>やっぱり 長い時間を2時間で表わすのは無理なのかなあ。 これを観たみなさんはどうだったのかなあと思っていたのです。
原作でその当たりが細かく描かれているのだとしたら、結構はしょってるんだろうと想像していました。

>PS.「隠し砦の三悪人」の感想もぜひ聞かせてね。
う~ん、これは黒澤好きなので多分観ないと思います^^
こんにちわ。 (michi)
2008-05-29 13:29:53
TBありがとうございました。
少し前、会社を休んだ昼間にTVを観ていたら、
本作のドラマをやってました。
再放送のようでしたが、ドラマがあったとは知らなかったので驚きです。

私は、映画を観たときどことなくリアリティに欠ける恋愛だなぁと思っていたのですが、
cyazサンのレビューで原作はコミックだったと知り、
納得しました 笑!
原作未読~ (cyaz)
2008-05-29 17:41:56
michiさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>少し前、会社を休んだ昼間にTVを観ていたら、
本作のドラマをやってました。 再放送のようでしたが、ドラマがあったとは知らなかったので驚きです。
CSでもドラマは放送しているみたいですね^^

>私は、映画を観たときどことなくリアリティに欠ける恋愛だなぁと思っていたのですが、cyazサンのレビューで原作はコミックだったと知り、納得しました 笑!
おっと、僕原作未読なんですがレビューにそんなこと書いたかなぁ(笑)
こんにちは~ (hito)
2009-02-03 14:13:47
後半のお母さんの出て行くところを思い出すシーンが何度も何度も登場して、ちょっとしつこいような気がしちゃいました。
全体にちょっと物足りなさもありましたよね~悪くはないのですが。

私も大人の大悟があまりにも池松くんのイメージじゃなさすぎてしっくりこなかったです!井坂くんでは雰囲気が違いすぎましたよね~
興醒め~ (cyaz)
2009-02-03 17:28:26
hitoさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>全体にちょっと物足りなさもありましたよね~悪くはないのですが。
そお、そこなんですよね(笑)

>私も大人の大悟があまりにも池松くんのイメージじゃなさすぎてしっくりこなかったです!井坂くんでは雰囲気が違いすぎましたよね~
最近こういう子供の頃と大きくなってからの子役と俳優を別々に登用するケースが多いですが、せめてどこかに似てないと興醒めしますよね(笑)?

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