京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『イースタン・プロミス』

2008-07-18 | 洋画


□作品オフィシャルサイト 「イースタン・プロミス
□監督 デヴィッド・クローネンバーグ
□脚本 スティーヴン・ナイト
□キャスト ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、アーミン・ミューラー=スタール、イエジー・スコリモフスキー、シニード・キューザック、ミナ・E・ミナ、サラ=ジャンヌ・ラブロッセ、ドナルド・サンプター

■鑑賞日 7月16日(水)
■劇場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)

<感想> 

 久しぶりにクローネンバーグ作品を観た。

 本当のところ、クローネンバーグ監督作品だからというよりは、むしろヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセルの3人の顔合せによる共演に興味が湧いたからだった。

 冒頭からクローネンバーグの独特のトーンと、どんよりとしたロンドンの街並みと、ストーリーの中心に置かれたロシアン・マフィアという何ともダークにダークを重ねたバイオレンスだった。 そして出産と引き換えに死亡した少女の日記をきっかけに、非情なロシアン・マフィアの存在が露呈していく。

 産婦人科医をしているアンナ(ナオミ・ワッツ)のもとに、妊婦のロシア人の少女が運び込まれ、赤ちゃんは助かったものの少女は亡くなった。 その少女のバッグの中には彼女の日記が残されていた。 この日記を元に彼女は非情なロシアン・マフィアとの一般人の現実釈迦とは別の世界との拘りが始まる。

 アンナはここでニコライ(ヴィゴ・モーテッセン)に出会うのだが、まるでニコライはつっぱりロックンローラー(笑)のようなリーゼントにグラサンといういで立ち。 そこは狙いだったのかもしれないが、ヴィゴの存在感からすると、特にそのヘアーに拘る必要もなく、渋さと奥行きは十分伝わってくるはずなのだが。 彼の本当の姿はわからないアンナは彼に不安ながらもどんなときでも彼に助けられていく。 真にワルではないと最初出会ったときから感じていた彼女は、距離を置きながらも最後にはその距離もなくなってしまう。

 バカ息子のキリル(ヴァンサン・カッセル)とロシアン・マフィアのボスであるセミオン(アーミン・ミューラー=スタール)の間に置かれていたが、それでもそのポジションを崩さないのはニコライは実は潜入調査を続ける捜査官だったのだ。

 余談にはなるが、ヴァンサン・カッセルの奥さんはモニカ・ベルッチ。 実は『マレーナ』公開の折に彼女に会ったことがある。 エキゾチックな彼女だったが、ヴァンサン・カッセルとくっついた頃はカッセルもキレた役が多かったが、どうも最近はこういう役回りが多いような(笑)

 ニコライはマフィアの仲間であることの象徴として胸と膝に星のタトゥーを入れたのだが、その後組織から寝返った男に騙されサウナで殺されかけるのだが、バスタオル一枚で臨んだアクション。 どうでもいいのだがヴィゴが動くたびに○○○や○○○○が見える。 女性にとってはお宝映像かもしれないが、同性にとってはあまりいただけない映像(一部そっち方面の型は笑顔かも)。 別にボカすとか、カメラワークで避けるとか色々方法もあったろうに。 なんとなく気持ちがいいものではない。

 さらに殺しのシーンでは首をかき切ったり、指を切り落としたりと、マフィアの残忍さを表現するためのものなのだろうが直接的描写でなくても良かったのではないだろうか。 ま、Rなのである程度は覚悟を決めて観ていたのだが・・・。 

 この日は水曜日のレイトだったので、レディーズディで女性が多かったのだが、果たして期待していたとおりの映画として観れたのだろうか。 まあヴィゴ目当ての女性ファンはいたとは思うもののこの内容で満足できるものなのかどうかはわからない。

 アンナを演じるナオミ・ワッツも『ザ・リング』を引きづって、強張る顔はやっぱりホラー映画の域を抜けない。 途中、『キングコング(2005年)』もあったのに(笑)

 ただ淡々としたロシアンマフィアのボス、セミオン(アーミン・ミューラー=スタール)の物静かな語り口が何故か印象に残ったし、ある意味快かった(笑)

 アンナの母親を演じるシニード・キューザックは、あまり興味なかったのだけれど、なんとジェレミー・アイアンズの奥さんだったんだ。 ・・・知らなかった


 


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8 コメント

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cyazさんはじめまして (hychk126)
2008-07-21 01:32:06
>ナオミ・ワッツも『ザ・リング』を引きづって、強張る顔はやっぱりホラー映画の域を抜けない。

確かに、そのとおりですね。
私は彼女が大好きなのですが、ちょっと微妙なキャリアを築きつつあるような気がしてなりません。
あんまりジャンルを背負ってしまうような顔でもないと思うのだけど、...なぜでしょうか、ブレイク・スルーしてくれません。
おはつです~ (cyaz)
2008-07-21 10:32:51
hychk126さん、TB&コメントありがとうございますm(__)m

>私は彼女が大好きなのですが、ちょっと微妙なキャリアを築きつつあるような気がしてなりません。
あんまりジャンルを背負ってしまうような顔でもないと思うのだけど、...なぜでしょうか、ブレイク・スルーしてくれません。
意外にありがちな(一般的な)顔なので、ブレイクしないのかも(笑) 彼女、色んな女優さんの顔に似てますからね(笑)
おはようございます。 (michi)
2008-07-22 08:12:07
TBありがとうございました。

私はヴィゴの前作「ヒストリー・オブ・・」で良い印象がなかったのですが、
同じマフィアものでも、全く違う顔になってたヴィゴに驚きました。
ナオミ・ワッツのファンなのですが、
あのクールさが好印象で帰りはヴィゴのファンになってました。
今更ですが人気のわけがわかったような気がしています 遅!
好み~ (cyaz)
2008-07-22 08:20:31
michiさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>私はヴィゴの前作「ヒストリー・オブ・・」で良い印象がなかったのですが、同じマフィアものでも、全く違う顔になってたヴィゴに驚きました。
そうなんですか? ヒストリー未見なので比較できないのですが(汗)

>ナオミ・ワッツのファンなのですが、あのクールさが好印象で帰りはヴィゴのファンになってました。今更ですが人気のわけがわかったような気がしています 遅!
渋いですよね~ でもあのサウナのシーンはいらなかったような(笑)
恐らくクローネンバーグがヴィゴのような男がすきなんでしょうね(笑) ジェレミー・アイアンズしかり(笑)
こんばんわ (睦月)
2008-07-24 23:21:44
≫カッセルもキレた役が多かったが

私、その頃のヴァンサン、大好きでした。
『ドーベルマン』とかカッコよかったし、
『アレックス』も凄まじかったなあ・・・。
サムライの格好して出てた日本車のCMの
ヴァンサンも最高にカッコよかった!

でも・・・しかし。
最近はヘタレとかダメ男の役が多いですね(苦笑)。
そうですね~ (cyaz)
2008-07-27 12:02:38
睦月さん、TB&コメントありがとうございますm(__)m

>私、その頃のヴァンサン、大好きでした。『ドーベルマン』とかカッコよかったし、『アレックス』も凄まじかったなあ・・・。サムライの格好して出てた日本車のCMのヴァンサンも最高にカッコよかった!
そうですね~
たしかに当時の彼はキレてるけどカッコよかったですね^^

>でも・・・しかし。最近はヘタレとかダメ男の役が多いですね(苦笑)。
途中から路線変更しちゃったんですかね(笑)?
減速してますね、彼
こんばんは~* (kira)
2009-01-29 00:36:18
これは何が怖かったかって、
ナオミの行動が、最初っから怖かったです~(笑)
こらこら、ちょっと待て。みたいな・・ね?(笑)
まあ、普通はキリルみたいなのが一番やばいんだけど、彼はアッチの方だったし、
良かったんだけどね~。
せっかくのサウナのシーンは、怖くて観れず、、、かなり損しちゃいました
惜しい~ (cyaz)
2009-01-29 10:59:09
kiraさん、TB&コメントありがとうございますm(__)m

>これは何が怖かったかって、ナオミの行動が、最初っから怖かったです~(笑)
なるほど(笑)

>せっかくのサウナのシーンは、怖くて観れず、、、かなり損しちゃいました
あそこはなかなかショッキングで痛かったですが、
ある意味“お宝映像”だったかも(笑)?!

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