□作品オフィシャルサイト 「ヒア アフター」
□監督 クリント・イーストウッド
□脚本 ピーター・モーガン
□キャスト マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス、フランキー・マクラレン、ブライス・ダラス・ハワード、ジェイ・モーア
■鑑賞日 3月13日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
死後の世界が存在するのか、或いはそれを見てみたいと思うのか・・・。
もし、その世界を実際に見た人がいて、現世で見ることが出来る能力を持つ人が居て・・・。
イーストウッド監督が今までにない、視点と角度を変えて描くのがこの映画だが、
実際観るのが遅れたのは、他のブロガーさんの感想に少し足が遠のいていたからだ。
しかしながら、それほど印象の薄い作品ではなかったような気がした。
但し、今までの特にここ何作かの監督作品に比べると)とは映像的に違った作品だったかもしれないが、
そこに存在する人間の係わり合いについては、今までの作品と同様、彼なりの心理描写を映し出していた。
ここには3人の不思議な必然的な出会いが存在した。
それは過去霊能力者として生計を立てていたジョージ(マット・デイモン)と、
臨死体験をしたフランスを基盤としているジャーナリストのマリー(セシル・ドゥ・フランス)、
そしてロンドン在住の小学生マーカス(フランキー・マクラレン)。
それぞれがまるで同じ意思を持ち、その強い磁力で引き寄せられるように、
3人は偶然のようで必然的な出会いをする。
それぞれに違った形で「死」に直面した3人が、それぞれに同じ悩みを抱えながら、
初めてその悩みを分かち合える人に出会ったとき、
それは想像以上の時空を超えた安らぎを勝ち取ることになる。
マット・デイモンはイーストウッド監督と『インビクタス 負けざる者たち』に続きタッグを組むし、
セシル・ドゥ・フランスの他の出演作は観たことがないが、存在感のある女優さんだし、
この映画のために何と100組のツインズの中からオーディションで選ばれた
フランキー・マクラレン(もちろん兄のジョージも出演)。
彼は映画初出演ながら、監督の意図するところの無口で無表情な、
でも兄と話がしたいという少年役を見事に演じている。
ジョージ(マット・デイモン)を観ていると、『ゴースト』のウーピーを思い出したりして・・・。
理解してもらえない孤独な“想い”をもって、誰かにその“想い”を打ち明ければ、
いくらかでも心が軽くなるはずなのに、
それを分かち合える人がいないということは、あまりにも哀しいこと。
運命なのか、宿命なのか、それでも生きることに意欲があれば、それはいつか
見えない何かがはたらいて、きっと素晴らしい理解者が現れることだろう。
そこに今までとは違った・イーストウッド監督のメッセージが込められているのかもしれない。
「死にたい」ということは、つまり「生きたい」ということの裏返し。
かの「KAGERO(齋藤智裕著)」の中の一説にあったなぁ・・・。
折角の双子も一人しか出ないんじゃな、
と思ったのは勘違いで、残った方を
二人がダブルキャストでした。
児童の労働にはうるさいハリウッドならではです。
振り返って日本は子供タレントの酷使が気になります。
可愛いとか言っている場合じゃないと思うのですが。
>双子の片っ方が早々に死んじゃって、折角の双子も一人しか出ないんじゃな、と思ったのは勘違いで、残った方を二人がダブルキャストでした。
そうでしたねぇ(笑)?!
>児童の労働にはうるさいハリウッドならではです。
児童だけでなく、やはりウニオンの力は大きいですからね(笑)
>振り返って日本は子供タレントの酷使が気になります。 可愛いとか言っている場合じゃないと思うのですが。
確かに。
でも向こうの子役もなかなか大成する人が少ないですからね(笑)
だからこそナタリー・ポートマンはすごい!
イーストウッド監督のたしかな演出で
静かに、心に染みる感動でした
ラストなど 賛否はわかりますが
私的には良かったです
もはやすっかり打ち切りで・・・。
勿体ないと思いつつも、仕方がないですよね。
>イーストウッド監督のたしかな演出で静かに、心に染みる感動でした
そうですね!
涙こそ出なかったですが、心を静かに打った作品でした。
>ラストなど 賛否はわかりますが私的には良かったです
僕的にも良かったですよ^^
>13日はまだ上映していたのですね。
そうなんですよ、しっかりチェックして行きました。
>もはやすっかり打ち切りで・・・。勿体ないと思いつつも、仕方がないですよね。
そうですね~
大ヒットしているなら、ロングランの可能性もあるんですけどねぇ・・・。
やっぱあれはちょっとねええ。
私は実際津波が襲ってくる映像を見ながら、すぐさまこの映画を思い出しました。
そして、現実がいかに恐ろしいのか!ということをまざまざと知りました。
でもって、この間、ちょっとへまして死にかけまして、死と生というのが、こんなにも隣り合わせなんだと・・・と実感しました。
でも、生きなきゃ!ですよね。
>打ち切り前に鑑賞でしたか!
一応イーストウッド作品ですから(汗)
>私は実際津波が襲ってくる映像を見ながら、すぐさまこの映画を思い出しました。
そして、現実がいかに恐ろしいのか!ということをまざまざと知りました。
なるほど、それは大変でしたねぇ・・・。
>でもって、この間、ちょっとへまして死にかけまして、死と生というのが、こんなにも隣り合わせなんだと・・・と実感しました。
でも、生きなきゃ!ですよね。
そうですね。
いつになったら明るいニュースが流れるのでしょうか?
このところの計画停電で、映画館も限定上映となり大変でしょうね。全国チェーンのシネコンはともかく、チネチッタのような独立系シネコンは経営的にも大打撃だと思います。私もできるだけ足を運び、映画ファンのひとりとして支えたいと思っています。しかし、春休みバージョンでお子ちゃま向けの作品が多いですね。『塔の上のラプンツェル』は大人の鑑賞に堪える素晴らしい作品でしたが…
cyazさんは自粛ムードの世間に抗うかのように、春を探して歩いておられますね。美しい春つげ花達の写真に、ちょっとお疲れぎみの私は癒されています。
>「チネチッタ」が「シネチッタ」に
おっとホントだ(笑) ヤバイ(大汗)?!
>チネチッタのような独立系シネコンは経営的にも大打撃だと思います。
そうですねぇ><
でも川崎はチネ、早くから対応してましたよ^^
>私もできるだけ足を運び、映画ファンのひとりとして支えたいと思っています。
そうですね^^
シネグランデは瓦礫化してますが(笑)
>しかし、春休みバージョンでお子ちゃま向けの作品が多いですね。
そうですね(笑)
何よりもドラえもんやプリキュアは凄いです!
>『塔の上のラプンツェル』は大人の鑑賞に堪える素晴らしい作品でしたが…
やはりディズニー強し・・・ですかね^^
>春を探して歩いておられますね。美しい春つげ花達の写真に、ちょっとお疲れぎみの私は癒されています。
そうですか^^
それはアップしがいがあったというものです。
もうすぐ桜の季節ですしね~♪