京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー/東京オペラシティアートギャラリー

2011-06-02 | 美術・芸術・写真

ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー
東京オペラシティアートギャラリー(初台)


 

  5月20日(金)  ホンマタカシ展


写真家ホンマタカシ氏が、今回初めて本格的に美術館で
個展を開くと聞いたので、早速行って来ました。
以前までは、東京オペラシティアートギャラリーはぐるっとパスで
入れたのですが、今回からは割引はあるものの有料でした

 今回の個展では約150点の写真を展示。
今回のテーマは「ニュー・ドキュメンタリー」。
写真を通して世界や現実をどのように見ることができるのか、
さまざまな見方を試みた作品の集大成です。
その中で、一人の女の子の成長を記録したシリーズ
「Tokyo and My Daughter」は、自身の娘さんではなく
友人の娘さんをモデルに撮り溜めたとか。

現実に被写体となった全てが現実であること否定するような
見る側が自分たちの勝手な思い込みだということを
気付かせる作品群でした。


中でも、特に「Trails」はホンマ氏自身が知床の地で鹿狩りの様子を
撮ったというもの。 しかしその写真には鹿は写っていなくて、白雪の
上に残っている赤い血のようなものは、はたして鹿の血なのか、
他の動物の血なのか、あるいは赤の絵具なのか?
その答えは見る側に選択肢に任されているようでした。

 

   

サンクンガーデンにそびえ立つ巨大な男性像。
「歌う男」(ジョナサン・ボロフスキー作)。
口元が動いているのだが、彼は一体何を歌っているのだろうか・・・。

   

 

岩合光昭「どうぶつ写真展」
川崎市民ミュージアム

 

岩合さんの動物の写真には常に温かさがある。
それは生き物の体温をいつも感じさせてくれるからだ。
川崎市民ミュージアムに着いたとき、
ちょうど岩合さんのサイン会が開かれていました。
ご本人とお会いするのはこれが2度目かな(笑)

まるで被写体としてそこにいる動物たちが、あたかも
岩合さんの多くの友だちのようにも見えてくるから不思議だ。
今回はズーラシアの写真や神奈川県の海の写真も
合わせて展示されていました。
癒されると同時に絶滅危惧種や地球温暖化の問題を
近からず遠からずメッセージされている印象を受けました。

 


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2 コメント

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はじめまして (一服ざる)
2011-06-02 18:52:27
はじめまして。
「前略、ハイドン先生」の一服ざると申します。
ジャンル、記事、写真、どれもとても充実したブログですね。
私も美術館は好きなので今後は参考にさせて頂こうと思います。
当方のブログは最近あまり更新できていませんが、
気が向いたらまたお立ち寄り下さい。
返信する
おはつです~ (cyaz)
2011-06-03 08:23:38
一服ざるさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>ジャンル、記事、写真、どれもとても充実したブログですね。
いやいやお恥ずかしい><
でも、ありがとうございます^^

>私も美術館は好きなので今後は参考にさせて頂こうと思います。
僕も良く行きますが、結構偏っているかもしれません(笑)?!

>当方のブログは最近あまり更新できていませんが、気が向いたらまたお立ち寄り下さい。
はい、またお邪魔させていただきます^^
返信する

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