□作品オフィシャルサイト 「PLAN 75」
□監督・脚本 早川千絵
□脚本協力 ジェイソン・グレイ
□キャスト 倍賞千恵子、磯村勇斗、たかお鷹、河合優実
■鑑賞日 6月27日(月)
■劇 場 109シネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
75歳以上が自ら生死を選択できる制度が施行された日本。
もしかしたらいつかそんな時代も来るのかとふと思った。
ゆえに「PLAN 75」がそれを利用する人とその家族や友人、
そして周囲の人たちがどう反応するか、怖いけれど楽しみだった。
主人公が死を選択するのか、それとも生きる道を選択するのか。
この「PLAN 75」という制度が、社会生活においてどう関り、
どう発展していくのか、問題点を描き出しながら、
主人公の少ない選択肢を倍賞千恵子がどう演じるのか。
しかしながら、やや視点がズレていて、前置きばかりで肝心な
結論に至るプロセスに厚みも深みもない。
シネコンの座席には高齢者が多かった。
僕自身はこの映画は現在問題視される高齢社会への一つの問題提起だと
勝手に解釈していたけど、明らかに監督自身が脚本したストーリーに
全くの違和感しか抱けない感じで消化不良。
NHKの深夜枠のスベッたドラマを観たような、不快な映画だった。