京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『ノーカントリー』

2008-03-20 | 洋画


□作品オフィシャルサイト 「ノーカントリー
□監督・脚本 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
□原作 コーマック・マッカーシー(「血と暴力の国」)
□キャスト ハビエル・バルデム、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、
       ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド、ギャレット・ディラハント

■鑑賞日 3月16日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)

<感想>

 今回のアカデミー賞主要部門(作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞の4部門受賞)を
 さらっていったコーエン兄弟の最新作。 そして先日アカデミー発表があったばかり
 なので記憶に新しい。

 正直に言うと、この作品をアカデミー賞作品賞に選んだアカデミー会員のツラが
 見たい(笑) 僕はコーエン兄弟の作品は嫌いではない。 その独特のスタイルと
 表現性は他に類を観ないし、『ミラーズ・クロッシング』や『ファーゴ』を観たときは、
 軽いカルチャー・ショックを受けたものだった。

 復讐しておくと今回のアカデミー作品賞にノミネートされた他作品は、

     ・『
つぐない』《4/12公開予定》
     ・『
JUNO/ジュノ』《6月公開予定》
     ・『
フィクサー』《4/12公開予定》 
     ・『
ゼア・ウィルビー・ブラッド』《4/26公開予定》 

 ま、アカデミー賞発表の段階で普通の日本人はどの作品も観ていないのだから、
 そんなにコーエンの新作いいのかなぁ程度だったと思う。

 原作は未読なのでコーエン兄弟の脚本が妥当なものかはわからない。
 しかしながら、どこでどうバビエル・バルデムの起用を考えたのか知れないが、
 このキャスティングだけは評価するなぁ(笑) アカデミー賞決定の折にも触れたが
 僕の中では『
海を飛ぶ夢』のバビエル・バルデムの印象が強い。 折りしも
 尊厳死がテーマということもあったのだが、今でも鮮明に憶えている。

 大金を抱えて逃走するモス役のジョシュ・ブローリン。 あまり記憶にない俳優だが、
 若き日のチャールズ・ブロンソンや時に蟹江敬三に見えたりして2枚目半な顔立ち(笑)
 淡々としているのか、さすがベトナム帰還兵なので度胸が据わっているというか、
 なかなか飄々とした演技が快い。 そうそう思い出した。 彼は『アメリカン・ギャング
 スター
』に出てたあのいやらしい刑事だ。 恥ずかしいことに彼は僕が最初に
 会ったハリウッド女優のダイアン・レインのだんなさんだった。
 彼、39歳なんですねぇ(ダイアン・レインは43歳)。 やや老け顔かな(笑)

 保安官ベル役のトミー・リー・ジョーンズ、すっかり日本ではCMで慣れ親しみ過ぎて、
 何だかシリアスな役なのに笑えてしまう。 日本以外だったらこの保安官役は
 良かったんだろうけど・・・。
 ま、何にしてもこの映画のポイントは金を取り戻すために雇われた殺し屋アントン・
 シガー(ハビエル・バルデム)。 ポーカーフェイスながら彼は何かにつけコインの
 裏表で殺しを決めるのが笑える。 そしてなんと言っても魅力的なツールは、
 ホースの先から圧縮した空気が飛び出すエアガンのような不気味な酸素ボンベ
 だろう 鍵を吹っ飛ばすシーンや時に散弾銃のようになるのはなかなか面白い
 きっとどこかでマネする奴が出てくるかもしれないけど。
 少なくくとも、このアントン・シガーの過去には一切触れずにストーリーが
 進むことが、余計な詮索をせずに観ていられたんだろうと思う。
 不気味な、それでいて圧倒的な威圧感を持つこのアントン・シガーという殺し屋には
 打って付けのバビエル・バルデム。 他の助演男優賞の演技は観ていないので
 わからないが、少なくとも候補に挙がったことこの映画での裁量は評価できるところだ

 ベルの親父さんとの話とこのストーリーがただの親子の話なのか、この事件に関係
 するのかどうかは定かではなかったが、唯一アントン・シガーが待ち受けていた
 部屋と違う部屋に入ったことが、それまでイカっていた肩をそっと落とす瞬間だった。

  ひとりごとだが、アントン・シガーを追う女刑事フランシス・マクドーナンドと、
  大金を横取りするして逃げるスティーヴ・ブジェミが登場するなんて続編、
  いかがですか、コーエン兄弟さん(笑)
 
 冒頭にも触れたアカデミー作品賞にノミネート作品も『JUNO/ジュノ』を
 除いて4月には公開されます。 この作品と対比させて楽しみのも一興ですね~


コメント (20)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 軍鶏家 | トップ | 梅/浜離宮恩賜庭園 »
最新の画像もっと見る

20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBどうもです (くまんちゅう)
2008-03-21 23:11:33
変な武器がと髪型が印象的なキャラでしたね、シガー!
これで終わりはもったいないので是非続編を見たいと思いましたけど、コーエン兄弟の続編て聞いたことないし、難しいでしょうかねぇ?
その後のシガー~ (cyaz)
2008-03-21 23:34:31
くまんちゅうさん、コメントありがとうございますm(__)m

>変な武器がと髪型が印象的なキャラでしたね、シガー!
あの髪型は本人も嫌だったみたいですね(笑)

>これで終わりはもったいないので是非続編を見たいと思いましたけど、コーエン兄弟の続編て聞いたことないし、難しいでしょうかねぇ?
まあオリジナル脚本でコーエン兄弟がその後のシガーを作るのも一興かと^^
コーエン兄弟 (honyomi)
2008-03-22 11:04:27
TBありがとうございました。
私も、コーエン兄弟のファンです。
でもこの映画は、ちょっとシリアスすぎてついていけないような感じもしました。
演技、撮影、どれをとってもよくできていると思いますが、アカデミーにしてはちょっと小粒のような。。。
おはつです~ (cyaz)
2008-03-22 11:33:53
honyomiさん、コメントありがとうございますm(__)m

>でもこの映画は、ちょっとシリアスすぎてついていけないような感じもしました。
そういう感じもしましたね^^ でも間違いなくコーエン兄弟テイストの映画でしたよ(笑)

>演技、撮影、どれをとってもよくできていると思いますが、アカデミーにしてはちょっと小粒のような。。。
仰るとおりですな^^
ジョシュ (にゃんこ)
2008-03-22 19:50:44
えーーー知らなかった(笑)ダイアン・レインのパートナーだったのね。
でも、それ以上にプロフィール見てびっくりしたのが
『グーニーズ』でマイキーのお兄ちゃん演じてた人だったってことでした。(笑)
ちなみに、蟹江敬三・・・受けました^^;
レア~ (cyaz)
2008-03-23 00:17:19
にゃんこさん、TB&コメントありがとうございますm(__)m

>えーーー知らなかった(笑)ダイアン・レインのパートナーだったのね。
そうなんですよ(笑)

>でも、それ以上にプロフィール見てびっくりしたのが『グーニーズ』でマイキーのお兄ちゃん演じてた人だったってことでした。(笑)
へぇ~、それってレアですよね(笑)?!

>ちなみに、蟹江敬三・・・受けました^^;
でも似てましたよ(笑)
『アメギャン~』のときの方が似てましたけどね(汗)
観たい (未来)
2008-03-23 01:00:09
>シガーとマクドーナンドとブシェミ~
この続編、是非観たいです。
でも・・ブシェミはドジしてシガーに殺されそう。。。

あまり好きな作品ではありませんが、
何とも・・・すごい作品、ヘンなものが残ります。。
ヘンなもの~ (cyaz)
2008-03-23 08:58:02
未来さん、TB&コメントありがとうございますm(__)m

>この続編、是非観たいです。でも・・ブシェミはドジしてシガーに殺されそう。。。
ですよね(笑)? お笑いになっちゃいそうですが(笑)

>あまり好きな作品ではありませんが、何とも・・・すごい作品、ヘンなものが残ります。。
ふむ、ヘンなもの? ま、あまり気持ちのいい作品ではなかったですね(笑)
こんにちは (happy)
2008-03-25 12:04:27
TB有難うございました(^^)
管理人さんはダイアン・レインに会った事があるのですね~
御羨ましいです。ダイアン結構好きなので♪

続編の話は良い考えだなと思いましたよ!
私もその流れで是非観てみたいもの。

こちらからもTBさせて頂きますね~
そうです~ (cyaz)
2008-03-25 12:24:12
happyさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>ダイアン・レインに会った事があるのですね~
御羨ましいです。ダイアン結構好きなので♪
そうですね もう10年くらいまえですかねぇ!

>続編の話は良い考えだなと思いましたよ!私もその流れで是非観てみたいもの。
このシガーのキャラ、活かしてほしいですもんね^^

コメントを投稿

洋画」カテゴリの最新記事