□作品オフィシャルサイト 「プロフェッショナル」
□監督 ロバート・ロレンツ
□脚本 マーク・マイケル・マクナリー、テリー・ローンャスト
□キャスト リーアム・ニーソン、ケリー・コンドン、ジャック・グリーソン、キアラン・ハインズ
■鑑賞日 4月11日(金)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
B級オヤジアクションかもしれないけど(笑)、
このリーアム・ニーソン演じる多分正義のオヤジが好きでずっと観てきた。
今回は老体に鞭打つアクションはなくて、正と悪の狭間で揺れるオヤジの演技。
舞台は1970年代の北アイルランド紛争が背景。伝説の殺し屋vs爆弾テロリスト。
殺し屋・フィンバー・マーフィー(リーアム・ニーソン)は引退を決めて、
田舎町で静かに暮らそうとしていた。だが、爆弾テロリストとの対決が起きる。
テロリストのひとりが地元の少女を虐待していることを知り、そいつに制裁を加えた。
それがテロリストの女リーダーの弟だったことから対立してしまい、命懸けの戦いになる。
今までとちょっとストーリーが違うように思うが、流れはあまり変わらない。
違うのは今までのものと比べ、緊迫感(緊張感)がまるでない。
言葉が悪いかもしれないが、ニーソンが居なければまるで素人映画もいいとこ。
ま、それでも、最後の最後はウルっときたシーンもあったけど。
次の作品は『The Naked Gun』で、『裸の銃を持つ男』シリーズのリメイクらしい。
『裸の銃を持つ男』は観たけど、これってドタバタコメディなんだけど、
もしかしてニーソン、イメチェンするのかな(笑)
□作品オフィシャルサイト 「少年と犬」
□監督 瀬々敬久
□脚本 林 民夫
□原作 馳 星周
□キャスト 高橋文哉、西野七瀬、伊藤健太郎、伊原六花、柄本 明、斎藤 工
■鑑賞日 4月10日(木)
■劇場 109シネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
馳星周の直木賞受賞作「少年と犬」の映画化。
東日本大震災で飼い主を亡くした多聞。青年・和正(高橋文哉)と出会い、
何故か南の方角をよく気にする。その後、多くの人々に飼われながら西の方角へ向かい、
最終的に内村(斎藤 工)家で飼われることになったが、熊本地震の際に内村の息子・光を
かばって死亡する。
関わる人は多く居たのだろうが、中心は和正と美羽(西野七瀬)。
原作未読で、多聞は窃盗団の運転手、美羽はつまらない男に引っ掛かり、
デリヘルで勤める女で殺人を犯している。
多聞が熊本に着くまでに、二人を中心に様々な事件が起こるが、
当初、「泣ける映画」だろうと思っていたが、原作のせいか、
あれやこれやを入れ込もうとして、そんな気持ちには最後までなれなかった。
オチで感動を呼びたいのだろうが、言葉は悪いが余計なシーンが多すぎて、
没頭することが出来ない映画だった。もっとコンパクトに再会のシーンに注力し、
犬と人との愛情を中心に置いて素直に描くべきだったのではないかな。
シネコンの客は殆どが女性だったが、すすり泣く声すら聞こえなかった。
エンディングで流れるSEKAI NO OWARIの「琥珀」も、
涙を誘うツールであったはずなのに・・・。
そうそう終盤で出てきた内村の息子・光役は木村優来クン。
朝ドラ「あんぱん」でたかし役を演じている子だった。
そういえば江口のり子も出ていたなぁ(笑)