「建築家ピエール・シャローとガラスの家」
汐留ミュージアム
【汐留ミュージアム(2014/8/23撮影)】
ピエール・シャロー(1883~1950)という名前を聞いて=建築家の
名前だとわかる人は少ないでしょう。
ただ、「ガラスの家」という彼が設計した建築物を
耳にしたことがある人はいるかもしれません。
ピエール・シャローは20世紀前半に建築界に革命を起こした建築家。
わずか10年間という短い活動期間に近代建築(インテリアデザイン、
家具デザイン等)に影響を与え、足跡を残しています。
特に家具好きなひとにはとても興味のある建築家で、
椅子やテーブル、照明器具などの数々の作品を残しています。
これはそのピエール・シャローの198点の作品を紹介する
日本で初めての本格的な回顧展となっています。
彼の特徴はキャリアが10年、そして建築の勉強をしていなかった建築家。
彼の家具は建築家としての家具であり、
デザインの近代化を自覚していた建築家でもありました。
中でも、パリはサン=ジェルマン大通りに交差するサン=ギョーム通りに建つ
一軒のアパルトマン。 古い建物の3階部分はそのままに、既存の低層階を
すっぽりとくり抜いた空間に、外壁をガラスブロックで造った「ガラスの家」。
今ではポピュラーな家具デザインも、シャローの発展型のようなもの。
近代建築(家具)の礎になっているような、彼独特の、そして
古さを感じないアイデアの宝庫のような展覧会でした。
詳細はこちらで 「ピエール・シャロー」
この日 汐留は、嵐のハワイツアー・グッズ販売で
大行列でした(笑)