茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

夏の夜の月に巡るそれぞれの思い・・・偶然にも紫式部と三条院が一緒に歌うとは・・・🌓🌓

2024年08月21日 | Weblog

【三条院】心にも あらでうき世に ながらへば恋しかるべき 夜半の月かな〜🌙1分音読で若返る🌿〜Enjoying My Life🌱

〇心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな。三条院=自分の本心とは違ってこの世にこの世に生きながらえるとしたらその時、きっとこの美しい月が恋しく思われるに違いありません。不本意な譲位を目の前に人生の不遇れたを嘆いています。藤原道長により譲位を余儀なくされた悲劇の天皇で、道長は彰子を一条天皇に入内させその彰子に皇子が生まれると自分の孫を天皇にするために三条天皇を一刻も早く退位させたかったのです。おれがこの歌の背景にあります。

〇めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲隠れにし夜半かな。=紫式部=久し振りに会って今見たのはその人かどうか見わけがつかない間に雲隠れした夜半の月のように貴方は帰ってしまったことです。

どちらの歌も「夜半の月」を題材にもってきて世のはかなさを嘆く心をあらわしているのも興味があります。どちらの歌も有名な百人一首に選ばれて掲載されております。三条院が68番、紫式部57番です。

 

 

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