脳梗塞には負けられない!

2008年12月26日に脳梗塞を発症。負けずに自転車と写真とBAND活動に熱中しているY.MATのブログ。

近畿の最高峰「八経ヶ岳」に初登頂(パノラマ撮影編)

2012-11-20 23:35:48 | 登山
昨日、急遽、明日(今日のこと)の仕事が休みになったので、春から行っていなかった登山に行くことに決めた。

実のところ、春以降は仕事が忙しく、また、少しの時間が出来たら写真を撮りに出掛けてたので、全く運動していない。
体重もリバウンドする一方やし・・・
しかし、不安は様々にあるけど、動いてみないと始まらない。

去年は、本格的に登山するのは最初なので、簡単な山での練習の年と位置付け、1000m程度の山に登っていた。
今年はもっと本格的な山に挑戦しようと考えていたので、前から登りたかった八経ヶ岳に初っ端に登ることにした。
近畿地方の最高峰で、いきなりの1900mオーバーだ。

前日は快晴で暖かかったが最高峰ではかなり冷え込むと思われるので、去年の雪山に登った時くらいの防寒着を用意した。

今朝は午前4時に起床、現地には7時前に到着。
すでに一台、先客がおられたが、こっちの準備中に出発された。

ここ行者還トンネル西口にはかなり広く空き地があり、結構な台数が停められるようになっている。
それでも週末となれば満車状態で、登山ツアーのバスもやって来るほど人気だが、さすがに平日は少ない。

車の車外温度計では+4℃あるけど、出てみると強風で、体感温度は零度くらい。
冬山しか登って来てないから、この寒さにワクワクする。

行く前に調べたところでは、大抵が6時間~7時間くらいで往復する人が多いようだが、自分の今の体力では10時間くらいはかかると思うので、夕方に帰着予定とする。

木の橋を渡ってスタート。
登りになる前に見上げてみると、ちらほらと白い物が見える。
雪なら嬉しい。

西口からのコースは三つの行程に別れている。
急勾配~ハイキング程度~急勾配となる。
登山口から数百メートルほど歩いたら最初の急勾配が始まる。
多くの人が書いてるように、本当に悪路だ。
木の根なんかを頼りに登って行くのは、斜面に取り付いて登るようで、道と呼べるのか疑問だ。
半時間も登ったら案内板が出てきたからもう「奥駈道出会」に着いたのかと地図を確認したらまだ中間点にも到達していない。

最初の急斜面は、高低差では400mも登るんだから、こんなにスグには着かない。
もうひと頑張りして本当の出会まで登り切って休憩。

ここからは高低差では100mくらいで、割と平坦な道を進むが、距離が2.5kmほどあって、一時間以上歩く。
しかも、進む程に白い面積が増えてくる。


最後の急勾配には雪山になっていた。

アイゼンを着けなくても大丈夫な程度だからよかった。
こっちの急勾配は斜面に取り付いて登るんではなく、きちっと登山道となっている。
それでも高低差では300mくらいはあり、ここまでの疲れもあって、結構効く。

途中に積み上げられた石がささくれ立っている。

なんとか一時間以上かかって弥山まで登り切った。

国見八方睨に立ってみたが、ガスで何も見えない。
麓は晴れてるのに・・・

弥山小屋横のベンチで休憩してブラックサンダーを食べる。
雪山では凍らないチョコ菓子がいい。
スニッカーズが好きだが、中のキャラメル部分が氷のように硬くなって食べづらい。
ブラックサンダーが小さくて、硬くならなくて好き。

小屋から南に分岐して目標の八経ヶ岳に向う。
倒木の多い林を下り、平地を少し進む。

最後に少しの急勾配を登れば頂上。

晴れてれば見晴らしが良さそうだが、今日は残念。
南の山々と大台ケ原方面が時折見える程度。




ここで昼となった。
五時間近く掛かってしまった。
さすがに疲れたが、下山しないといけない。

弥山小屋まで戻り、ブラックサンダーをもう一つ食べてしばし休憩。

梯子のような階段を降りて、最初の急勾配を降りて行く。
木の階段が雪で凍っているから注意が必要。
雪なら尻セードで降りたら早そうだが、積雪量が十分でないから地道に歩くしかない。
ここの急勾配で太ももの体力は終わった感じだ。

次の比較的平坦な奥掛けを歩くのも遅くなって行く。

出会まで足を引きずりながらも何とか到着。
最後の最後の急勾配に挑む前にしばし休憩。
しかし、さすがにクタクタで、なかなか立ち上がれない。
更にブラックサンダーを食べて気合いを入れる。

立ち上がって降り始めたが、悪路というより、山肌を無理矢理によじ登るようなコースなので、少し降りては休んで息を整えてまた降りるという感じ。
急ごうと思うが足は言うことを聞かず、遅々として進まない。
気付けば少しずつ日が陰って来ている。

登った時よりも時間が掛かったが、何とか登山口まで辿り着いた。
あと数分で17時になるから、想定とおり、10時間かかった事になる。

かなりヘビーだったけど、何度か登れば体力も付いてくるかな。
懲りることなく登ろう。