愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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セビージャ-レクレアティーボ

2007-05-15 20:10:26 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/15(火)       
 
愛丸’s チェック        
ヨーロッパ各国のチームで3冠を狙えるのはこのセビージャだけ。
UEFA杯はこのミッドウイークにファイナル。
ここに照準を合わせ、メンバーを落としてくるかと思われたが、そうでもなかった。
レクレをなめてない証拠。
レクレはこれまでプリメーラに2シーズン続けていたことないチーム。
歴史が古いってだけのチームだった。
それが今シーズンはUEFA圏内を狙えるようなチームに。
サンチャゴベルナベウで0-3の勝利を挙げれる強さを持ってる。
サンチェス・ピスファンとはいえ、セビージャも安泰ってわけではなかった。
その通り、レクレはやってくれた。
セビージャの強力な右サイドに対してとった作戦は、それと同じように、レクレの左サイドを攻撃的にするというもの。
これによってD・アウベスはいつものように輝けなかった。
J・ナバスも同じ。
縦への突破のシーンはなかなか見られなかった。
これはいい作戦だった。
このサイドは気にすればするほど、どんどん付かれてくる。
これを受け止めるには、目には目をの精神。
これはUEFA杯のファイナルの相手エスパニョールに大きなアドバイスになったのでは?
アドリアーノが不在の左サイドはプエルタの出来次第。
いい時は切れきれだが、悪い時は全く試合に顔を出さない。
この試合は後者だった。
やっと仕掛けたかと思ったら、シュミレーションを取られる始末。
前半、後半でスパイクを変えてもなんの効果もなかった。
この日のセビージャは受けにまわる時間が多かった。
パロップの好セーブがチームを救った。
今、世界で一番きつい日程を強いられてるチームなだけに、疲れてるのは当たり前。
それでも大きい目標に向かってがんばってもらいたい。
リーガもまだまだ狙える。
どのコンペティションももう負けるわけにはいかん。
レクレはセビージャよりも効果的に攻めれた。
それでもフィニッシュの精度が悪く敗戦。
どれかひとつでも決まってれば、後半のアディショナルタイムにPKをゲットしただけに悔やまれる。
シナマ・ポンゴルにはいくつチャンスが訪れたことか。
やわらかいタッチは目を見張るものがあったが、最後の仕事が・・・。
リバプールであれだけ燻ってた男がここスペインで開花したのはうれしいことだが、大事な場面での精度を高めてもらいたい。
レクレには完全移籍を果たしたみたいだから、来シーズンはピチチを狙うつもりで頑張ってもらいたい。
相棒のウチェはたぶんいなくなる。
いいパートナーが見つかればいいが。
要所要所でZ・カソルラが切れてた。
いいパス出しはさすが。
完全に中心選手に。
このレクレの好調さはこの男が作ってるといっても過言ではない。
UEFA圏にはぜひとも入ってもらいたい。

スコア 2-0
<得点者> 
セビージャ   マレスカ、L・ファビアーノ
~愛丸's MVP~
パロップ(決定的なシーンを幾度も救った。この男がいなかったらカーサで痛いエンパテだったかも。なんとかリーガは踏みとどまった)

バレンシア-サラゴサ

2007-05-15 17:01:09 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/15(火)       
 
愛丸’s チェック        
CL圏を賭けた4位5位の直接対決。
バレンシアが圧勝。
メスタージャでの強さをまざまざと見せつけた。
バレンシアにとっての天敵エベルトンが先発じゃなかったのは助かった。
バレンシアDF陣にとって、S・ガルシアの方が抑えやすい。
エベルトンのスピードの方が脅威だった。
ここの心配がなくなり、あとはアジャラがD・ミリートに睨みをきかせればOK。
中盤の曲者、アイマールとダレッサンドロは自慢のドブレ・ピボーテがしっかりケア。
アイマールは古巣相手になんとかしようと、気持ちは伝わってきたが、ダレッサンドロは完全に押さえ込まれた。
アイマールにはもうちょっと期待したが、バレンシアの守備網が上だった。
さすがにひとりではどうもできない。
いい動きはしてたから満足。
もっとできるとこは来シーズンに見せてもらおう。
攻撃陣はもうD・シルバに尽きる。
エリア内でのキープ力はすさまじい。
ほとんどボールを取られない。
今はビジャよりも切れがある。
このD・シルバがエリア内でフアルタをもらい、PKをゲット。
これをPK職人のビジャがまさかの失敗。
この辺にビジャの元気のなさを感じる。
古巣相手に遠慮してたわけではないだろうが、どうもピリッとしなかった。
まだリーガは終わらないから、ここからひと踏ん張りしてもらいたい。
この勝利とバルサ、マドリーの結果で勝ち点差は4。
まだ諦めるわけにはいかん。
もうCL圏は確保したから、優勝を狙ってもらいたい。
けが人もだいぶ復帰してきたから、まだいけるか。
サラゴサはこの敗戦でUEFA杯圏内の確保に力を注いでもらいたい。
アトレチコ、ビジャレアルがだいぶ迫ってきたから、うかうかもできない。
恐らくアイマールが救ってくれるはず。
D・ミリートにもピチチの可能性もあるんだから、このまま沈黙ってわけにもいかんだろう。
しっかり周りがサポートし、チーム一丸でUEFA圏内とD・ミリートのピチチを狙ってもらいたい。
V・フェルナンデスが貫く攻撃サッカーが出来てれば大丈夫。
まだまだ暴れてもらいたい。

スコア 2-0
<得点者> 
バレンシア   モレッティ、D・シルバ
~愛丸's MVP~
D・シルバ(ほんとこの男は成長した。バレンシアの21番を背負うだけある。アイマールが見込んだ男だからこれぐらいやってもらわんと)

ユナイテッド-ウエストハム

2007-05-15 10:46:21 | プレミアリーグ
観戦日 5/15(火)       
 
愛丸’s チェック        
ハマーズがやってくれた。
今シーズンのユナイテッド戦ダブルを達成。
これは30年ぶりだそうだ。
降格がかかった大事な試合も、ここ最近の好調さと、チャンピオン相手に臆さない強い力で戦った。
どの選手からも熱いものが伝わってきた。
この残留劇、やっぱりテベスに尽きる。
アルゼンチンが生んだ天才が、やっとプレミアの水に慣れ力の限りを発揮した。
ほんと、慣れればこれぐらいは簡単にやってのける選手。
テクニックは申し分ない。
前半のアディショナルタイムに取った先制ゴールは見事だった。
ザモラとのワンツーで抜け出し、浮いたボールをきっちりゴール。
簡単なものじゃなかった。
これが全てだった。
あとは気持ちが切れることなく、しっかり守った。
引きすぎず、ほぼ全員がゴール前に張り付くという醜いディフェンスではなかった。
ここがカービッシュリーのすごいところ。
ああいうディフェンスを教え込んで、ユナイテッドにプレッシャーをかけた。
この名監督が去ったチャールトンは降格。
なんだかんだ言っても、監督がものを言う。
カービッシュリーは就任1試合目がユナイテッドで最終戦もユナイテッド。
ここを2つ取れたのはでかい。
FAもマクラーレンじゃなくて、こっちを代表監督にしてれば、あんなことにはならなかったかも。
ハマーズは中盤の選手たちの気持ちの充実感もよかった。
ここもただただ守るだけでなく、行くとこはきっちり前へ。
ベナユンは効果的なキープも出来、さすがってとこを見せた。
ボア・モルテもフィニッシュに絡むシーンもちらほら。
センターのノーブル、レオ・コーカーも若さだけで突き進むわけではなく、しっかり考えてプレーできてる。
これで残留を決めたわけだが、チームへのペナルティが気になるところ。
これがうまく乗り切れれば、来シーズンは怖い存在になる。
ほんとに残留してくれてよかった。
ユナイテッドは優勝を決めて最初で最後のオールドトラッフォードでの試合。
スカッと勝って、試合後のセレモニーを迎えたかったはず。
ちょっと相手が悪かった。
あれだけのパフォーマンスで来られると、いくらチャンピオンでも苦しい。
後半途中に、ギグス、スコールズ、C・ロナウドと3枚替えで勝負に出たが、点は奪えなかった。
それなりにはやってたとは思うが、逆転してやるという熱い魂は伝わってこなかった。
それだけ難しかったんだろう。
チャンスはいくつもあったが、グリーンの牙城と魂を打ち砕けなかった。
この3人が入る前まではルーニーに輝きがあったが、ここからどうも。
後はお任せになったのか。
それか、ほんと最後のお披露目だったか。
シーズン最終戦のホームゲームで今シーズンの立役者たちをピッチに立たせんわけにはいかないだろう。
そういうのも含め、難しい試合になった。
ユナイテッドはこれで終わりじゃない。
FA杯のファイナルが待ってる。
新ウェンブリーのこけら落としの試合。
相手はチェルシー。
この試合で見れなかった、熱い魂を遺憾なく発揮してくれることを望む。

スコア 0-1
<得点者> 
ウエストハム   テベス
~愛丸's MVP~
ベナユン(ボールキープからのチャンスメイクもさることながら、CKからスミスのシュートをエリアギリギリでクリアしたシーンが全て。攻守に大活躍)

バルセロナ-ベティス

2007-05-15 00:33:15 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/14(月)       
 
愛丸’s チェック        
この試合も、マドリー戦同様興奮した。
あのファンタジーの代名詞みたいなバルサのサッカーがびっくりするほどしょっぱい試合を。
コパ・デルレイのセミファイナル2legでの敗戦を引きずったか。
ヘタフェ相手にいくらフエラとは言え、4-0は酷すぎる。
この日のバルサは決めれる時に決めれず、追いつかれる典型的なパターン。
前半はいいプレーがいくつかあった。
エトーは気合十分でトリッキーなプレーでチャンスをいくつも作ったが、点は取れず。
メッシもドリブルに切れはあった。
が、シュートコースを塞がれ、なかなか打てず。
ホナウジーニョはあのファンタジーはどこにも感じられなかった。
もう終わったのか。
そんなことはないと思うが、全く切れが感じられない。
それでも普通の選手よりは出来てるわけで、周りの要求が高すぎるだけか。
カンプノウはホナウジーニョが途中交代するときはかなりのブーイングだった。
移籍の話も出てるし、その辺が原因か。
それにしてもバルセロニスタはあれだけもてはやした選手をいとも簡単に批判の矢面に立たせるとは。
チーム愛がすごいというか、薄情というか。
スペインは厳しい。
最近はデコにも精彩が感じられない。
ペナルティを取ったシーンだけ輝いてた。
来シーズンはもうこのチームにはいないのか。
なんか、周りの選手ともうまくいってないみたいだし。
5分にこのPKで点を取ってから、なかなか追加点が取れない不甲斐無い攻撃陣に喝を入れるかのごとく、プジョルはドリブルで攻撃参加。
この魂も響くことはなかった。
ここが今のマドリーとの違うところ。
ラウルの魂はみんなに伝わる。
チームとしてのまとまりが今のバルサにない。
負のパワーが充満してる。
残りわずかのこの時期に、遂にマドリーに勝ち点で並ばれた。
勢いでは完全に負けてる。
ここからどう立て直すライカールト。
3バックをやったりしてチームをだめにした監督だから、うまく立ち直れるとは思えないが・・・。
ベティスは貴重な勝ち点1をゲットした。
終了直前の同点弾。
弱気のスタメンだったが、M・アスンソン、R・ソビス、ホベルチと攻撃陣を投入してから流れが変わった。
特に、R・ソビス。
いい時のパフォーマンスに。
インテルナシオナウで輝いてた当時に戻って来た。
どうして先発させなかったのか。
もっと長い時間見たいのに。
ルイ・フェルナンデスはチームを確実に残留させるなら、こういう調子のいい選手はもっと使うべき。
それにしてもこの得点、すばやいリスタートから。
これをやってのけた、M・アスンソンとR・ソビスも見事だったが、簡単にやられたバルサに問題がある。
チャビは後ろ向きだったし、V・バルデスはニアサイドを抜かれるし。
終了間際のデリケートな時間に全く集中してなかった。
これが今のバルサってこと。
優勝には値しない。
試合が終わった時、カンプノウでは白いハンカチがちらほら。
ここからどうするバルサ。

スコア 1-1
<得点者> 
バルセロナ   ホナウジーニョ
ベティス    R・ソビス
~愛丸's MVP~
R・ソビス(途中出場で明らかに流れを変えた。周りも活かせるし、自分でもいける。まだまだやれる選手)

R・マドリー-エスパニョール

2007-05-14 22:20:23 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/14(月)       
 
愛丸’s チェック        
今シーズンのベストゲーム。
こういう試合にめぐり合えてほんとに感謝。
ファンタジー、スペクタクル、どちらも申し分なかった。
マドリーの攻撃はすさまじかった。
ただの強豪チームなら追いつくまではできたかもしれんが、まさか逆転まであるとは。
今のマドリーは間違いなく世界一。
強すぎる。
って、こんなに賞賛したが、ほめてるのは攻撃に関して。
守備はひどかった。
全く集中力がなく、パンディアーニに前半のうちにハットトリックを。
1点目、2点目は同じような展開でやられる始末。
ルフェテに右からクロスを上げられ、中でフリーのパンディアーニが決めるパターン。
3点目もパンディアーニに簡単に突破されて、ゴールを。
さすがのカシージャスもどうしようもなかった。
3つ目をやられる前にラウルの頑張りと、R・カルロスのいい動きで1点返してたのはよかったが。
前半は1-3。
ハーフタイムにカペッロは魔法を掛けたのか。
後半開始早々にラウルが決めた。
これでマドリーの奇跡が幕を開けた。
やっぱりこの男。
この男の調子が上がるに連れ、マドリーはよくなってきた。
このゴールの直後には見事な個人技からシュートまで。
惜しくも決まることはなかったが、カタルーニャの長髪ブラジル人よりもしばらしいテクニコだった。
カペッロマヒコがここから炸裂。
途中投入したレジェスがやってくれた。
前節はグティで、今節はレジェス。
使う選手が必ずやってくれる。
レジェスは同点ゴールに、逆転ゴールのアシスト。
あの逆転ゴールのスルーはゴラッソだった。
ただの痛がり屋かと思ってたが、ここにきてそうでないことを証明。
イグアインとの絡みも見事だった。
終了直前に逆転ってのはほんとにしびれる。
これだけのファンタジーとスペクタクルがあるなら、ぜひ優勝してもらいたい。
エスパニョールはUEFA杯のファイナルを見据えてメンバーを落としてたが、よくやった。
運がなかっただけ。
この時期のマドリーと対戦したことを悔やむしかない。
カタルーニャのアスールグラーナより、マドリーのエル・ブランコが優勝にふさわしいチーム。
この試合で確信した。
誰もがそう思うはず。
ほんとに、この試合に出会えたことを感謝したい。

スコア 4-3
<得点者> 
R・マドリー   V・ニステルローイ、ラウル、レジェス、イグアイン
エスパニョール  パンディアーニ×3
~愛丸's MVP~
ラウル(この男がだらしないプレーをしてたマドリーの面々の闘志に火をつけた。やっぱり頼れるマドリーのカピタン)

シェフィールド・U-ウィガン

2007-05-14 09:29:46 | プレミアリーグ
観戦日 5/14(月)       
 
愛丸’s チェック        
長かったプレミアリーグ06~07シーズンもこの日が最終戦。
ここで16位と18位、降格を賭けた直接対決が。
この2チームとウエストハムに降格の危機があった。
ハマーズはオールドトラッフォードでのアウエー戦。
順位が一番上のシェフィールドは引き分けでもOK。
それにホームだし、ウィガンにはJJBスタジアムで勝ってる。
有利なのは間違いない。
現在降格圏のウィガンはここ8試合勝ってない。
チェルシー戦でのようなパフォーマンスができれば、アウエーでの勝利もある。
こんな状況の試合が熱くならないわけがない。
魂と魂、肉体と肉体がぶつかり合う、激しい試合になった。
勝たないと後がないウィガンは前半からガンガンいった。
ヘスキーにボールを当て、それをマッカローク、シャーナーあたりが狙うパターン。
時折、バイタルエリアでのワンタッチパス交換で突破を図るおしゃれさも披露。
中に目を向けさせ、サイドからクロスも効果的だった。
ここでキルバーンのグラウンダーのクロスをよくチャンスの場面に顔を出してたシャーナーが左足のダイレクトボレー。
綺麗なゴールだった。
ここからシェフィールドの闘志に点火。
華麗なパスも、個人突破もなかなか見られなかったが、気持ちが違った。
どんな形であれゴールを奪うって気持ちが十分伝わってきた。
この魂溢れるサッカーが実を結んだ。
前半のうちにステッドが魂のヘッドで同点。
DF、GKとぶつかりながらも、ボールをゴールへ叩き込んだ。
このとき、DFはけがで負傷、GKもステッドも長い間ピッチに倒れたまま。
ほんとによく決めた。
このままで前半終了かと思われた時に、シェフィールドはやってしまった。
アディショナルタイムでの失点が多いという悪い癖がここで出た。
FK時にエリア内でのハンド。
このPKをきっちり決められ、1-2。
後半は、シェフィールドが一方的に攻めたが、ウィガンはヘスキーをDFに回してまで守りきった。
途中10人になったのもより守備意識を高めさせたか。
ほんと、この45分は死闘だった。
落ちる、落ちないがかかると、選手もサポーターも必死。
悲しい表情、うれしい表情、怒り、喜び、全ての感情が堪能できる。
これで全てが終わったわけだが、なんだか一種の虚しさが。
まだまだサッカーは続くのでしっかり堪能していきたい。
試合終了時の反応でハマーズの結果は自ずとわかったが、この試合は後ほど堪能することに。
ほんとに熱い試合をありがとう。

スコア 1-2
<得点者> 
シェフィールド・U  ステッド
ウィガン       シャーナー、アンズワース
~愛丸's MVP~
ヘスキー(前半は攻撃の起点に、後半は守備の要に。ひとり二役。大車輪の活躍。気持ちを全面に押し出して戦った)

ベレス-ボカ

2007-05-12 21:59:31 | その他
観戦日 5/12(土)       
 
愛丸’s チェック        
前半はフエラのボカペース。
パレルモ以外、それなりに動けてた。
パラシオも完全ではないが、スペースでボールを受ける動き、フィニッシュ、普通の選手よりは数段いい。
ボカはこの前線より、中盤の選手がいい。
リケルメはいまさら言うことはないが、このサポートをしてる、カルドソにすばらしいものを感じる。
このトルネオ・クラウスーラはMVP級の働き。
レデスマがあまりパフォーマンスがあがらないだけに、余計に目立つ。
右に左に中によく顔を出す。
チャンスメイクもし、フィニッシュにも絡む。
ボカの全ての試合を見てるわけではないが、見た試合では必ず点を取る。
いい意味でリケルメをうまく利用してる。
このファンタジスタにマークが付く分、自由にやれてる。
ほんと、決定力があるのが魅力。
リーガのチームでもやっていけそう。
アングロ、ホアキンの右より、このアルゼンチン人がいい働きをしそう。
カルボーニSD、バレンシアにどうですか?
前半はこんな感じで、うまく攻撃できてたが、後半は完全にカーサのベレスペース。
前半、ひとり気を吐いてたカストロマンがけがで交代してから、よくなったのはちょっと解せないが。
エスクデロ、バルボリンと後半から活き活きとプレー。
カストロマンの穴を埋めようと必死だった。
いいとこまではいくんだが、ラストパスの精度に問題が。
フィニッシュにも問題あり。
バロボリンはフリーでカベッサのシーンが2度もあったが、2度とも枠に行かず。
これの1つでも決まってれば、展開は変わったのに。
唯一の得点もDFのペジェグリーノだったし。
いい流れで試合を運べても、決めれないとどうしようもない。
リベルタも戦っており、この試合を見る限りでは、リベルタに重きを置いてそう。
だから、サラテはいなかったのか。
この男が見たかったのに。
リベルタで上まで残ってもらって、そこで確認することにしよう。
ラポルペは古巣相手に結果を残せず。

スコア 1-3
<得点者> 
ベレス   ペジェグリーノ
ボカ    カルドソ、パラシオ×2
~愛丸's MVP~
リケルメ(だいぶ本来の動きに戻ってきた。決定的なパスをいくつも出した。これが決まらなかったのはパレルモが悪いだけ)

ボカ-ヌエバ・チカゴ

2007-05-11 22:02:17 | その他
観戦日 5/11(金)       
 
愛丸’s チェック        
ボカ、まずまずのでき。
ボンボネーラで不甲斐無い試合をするわけにはいかん。
パラシオも復帰し、ここからが、ボカの本領発揮か。
リケルメもだいぶ調子は上向き。
それでも、あの切れ切れのリケルメではない。
周りとうまく絡みきってない。
パレルモとは、昔から一緒にやってたはずなのに、ブランクがあんのか。
それともパレルモが落ちてきたのか。
確かに、この男、パフォーマンスは低下してる。
歳も歳だし仕方ないか。
いくつか、リケルメからのいいパスを不意にした。
パラシオは復帰戦ということで、ちょっと大目に見よう。
右のスペースに流れて、ボールを受けて、そこからのチャンスメイクはまずまず。
フィニッシュに絡むシーンもたびたびあったが、得点はできず。
惜しいシーンはあった。
あとは試合を重ねていけば、あのパラシオに戻ってくるはず。
良かった選手はふたり。
このトルネオ・クラウスーラにロシアから帰ってきたC・ロドリゲス。
右のラテラルで守備もさることながら、攻撃がいい。
オーバーラップのタイミング、そこからのラストパス。
機を見ては、中に入っていってフィニッシュまで。
スピードも抜群で、イバーラものんびり休んでられん。
もうひとりは、バネガ。
ガゴの後継者。
まだまだガゴの域まで達してはないが、それに近い存在であるのは間違いない。
周りもよく見えており、決定的なパスもちらほら。
パレルモにいくつか通したが・・・。
守備もしっかりこなしてはいるが、ちょっと荒い部分も。
この辺は改善の余地あり。
今のボカはリベルタとの絡みもあり、なかなか全力でプレーとはいかないかもしれんが、リーグを捨てるわけにもいかん。
選手層がそんなに厚くないから、若者がしっかりやっていかんと。
ぜひ日本に来てもらいたい。
ミランになるかリバプールになるかわからんが、ヨーロッパ王者を叩きのめしてもらいたい。
ヌエバ・チカゴはどこのチームもそうだが、ボンボネーラってことで完全に引いて超守備的。
ある程度攻めに転じんことにはボカを止めれない。
GKのモントージャの踏ん張りでこの失点ですんだが、もっと取られてもおかしくなかった。
降格だけを気にして頑張ってもらいたい。
この日のボンボネーラは空席が目立った。
いつも熱狂的なだけにさみしい感じがした。
スーペル・クラシコに向けて、ボケンセも力を溜め込んでるのか。

スコア 2-0
<得点者> 
ボカ   C・ロドリゲス、カルドソ
~愛丸's MVP~
C・ロドリゲス(チームに加入して日が浅いが、だいぶ溶け込んできてる。あのスピードに乗ったオーバーラップは絶品)

エンポリ-カターニャ

2007-05-11 00:14:55 | セリエA
観戦日 5/10(木)       
 
愛丸’s チェック        
プロビンチャ相手のホームゲームではけっこうしっかりした試合ができてたエンポリだったが、この試合はパッとしなかった。
それでもしっかり勝ち点3を取るあたりは今シーズンの好調さがでたか。
キーマンのサウダーティ、バンヌッキのパフォーマンスがいまいち。
いつもの切れがなかった。
その代わり、よかったのはポッツィ。
左サイドを起点としたFWが魅せた。
このエリアを完全に掌握した。
先制点もこの男。
いつものように左に位置し、そこに出たスルーにしっかり反応。
そこから中にドリブルし、レテ。
ほんと、周りの不甲斐無さをしっかりカバー。
この後はこの先制点に乗せられたか、アルミロンの計算されたミドル。
開始30分前までの豪雨の影響でピッチはそうとう滑りやすかった。
ここをついたグラウンダーのレテ。
DFの間をすり抜け、GKはどうもできなかった。
このベロンそっくりのアルゼンチン人は来シーズンはユーベでのプレーが濃厚。
これが吉と出るか凶とでるか。
もうちょっと下のチームでレギュラーでやった方がいいと思うが・・・。
ここまではエンポリもまずまずだったが、ポッツィが負傷退場してからはぱったり。
いかにこの男が重要だったか。
エンポリは交代枠3人を全て負傷で使うアクシデント。
これだったら、このゲーム内容は仕方ないか。
カターニャは試合開始から20分ぐらいまでは引き分け狙い。
そこまでガツガツいかず、しっかり守るが基本。
スピネージが目立つシーンは全くなかった。
それが、2点を取られてから、グッと攻撃的に。
このまま負けたら、残留が確定したチームじゃないだけに、ちょっと厳しい。
この状況なら攻撃的になるのは当然。
ここでスピネージが決めた。
後半はイストが入って、より攻撃に厚みが。
エンポリの守備を混乱させたが、点は取れなかった。
この試合、エンポリの左サイドのエデルとカターニャの右サイドバルガスのマッチアップはかなりおもしろかった。
攻めも攻めたり、守りも守ったり。
バルガスってラテラルは気の利いたなかなかのもん。
カバーリング、オーバーラップどれもタイミングがいい。
それとカターニャのアンカー、エドゥセイってのが輝いてた。
つぶす能力に、展開能力、どちらもなかなかのもん。
もっと上でもやれそうな選手。
早くにこの辺の選手がわかってれば、セリエをもっと楽しめた。

スコア 2-1
<得点者> 
エンポリ   ポッツィ、アルミロン
カターニャ  スピネージ
~愛丸's MVP~
ポッツィ(この男がいなくなってからのエンポリの不甲斐無さを見たら、どれだけ重要な選手だったかわかる)

チェルシー-ユナイテッド

2007-05-10 21:04:21 | プレミアリーグ
観戦日 5/10(木)       
 
愛丸’s チェック        
ほんとなら、ここまでもつれるような展開がよかったが・・・。
スタンフォード・ブリッジは満員。
サポーターもそれを望んでのチケット購入だったのだろう。
週末の結果でユナイテッドの優勝が決まったため、完全に消化試合。
両チーム、メンバーは2枚ぐらい落ちてた。
FA杯のファイナルも控えており、手の内は隠したまま。
そりゃ、当然か。
それにしても、つまんなかった。
若手の発掘って言っても、この選手たちがどこまでこのチームに残れるか。
うまくレンタルやら、ローンやらで成長していくのだろう。
チェルシーでいいなと思ったのは、ベン・サハール。
イスラエル出身の17歳。
テクニックにスピードにこの辺はいいのを持ってそう。
あとはフィジカル。
まだまだプレミアで戦っていくものを持ってない。
このままチェルシーにいても出番はそう回って来ないだろうから、下のチームで修行するべき。
ベナユンもいるし、ハマーズなんかはどうだろう。
中盤のサイドか、テベスのパートナー。
FWって感じではないから、サイドが主体になるか。
ユナイテッドではイーグルス。
テクニックはあるが、こいつもフィジカルに問題あり。
ファールを取ってもらってたからよかったが、倒れすぎの感が。
この男のおかげで多少試合がヒートアップしたのには感謝。
危険なタックルでチェルシーの選手に睨みをきかされた。
ここから、イーグルスのパフォーマンスが低下したのにはがっかり。
この程度の選手ってこと。
激しくテリーあたりにつっかかっていってもらいたかった。
サー・アレックスもそういう魂を見たかったはず。
気になったのはクシュチャク。
この試合だけ見ると、V・デルサールのバックアッパーには全くならん。
キャッチミスはするは、飛び出して触れないは、でどうしようもない。
横の反応はまずまずだったが。
ここをつけなかったチェルシーもチェルシー。
もっと熱い試合が見たかったが、仕方ないか。
ユナイテッドは今シーズン初のスコアレスドロー。
チェルシーはホーム無敗記録を継続。
リバプールの記録まであとひとつ。
最終戦で並ぶことができるか。

スコア 0-0
<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
ブラウン(だらしないGKの穴をしっかりカバー。この試合では頼りになるCBだった)