愛丸のサッカー観戦記

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エバートン-マンチェスターC

2009-04-30 19:47:25 | プレミアリーグ
観戦日 4/30(木)       
 
愛丸’s チェック        
ヨーロッパカップの出場も決めてるエバートン。
プレミアでの順位も安泰だし、ここからはFA杯のファイナルへ向けての戦いになるはず。
いろいろモイーズは試してくるだろう。
ここでいい結果を出すようなら、その布陣がベストだってこと。
怖いのは主力のけが。
キーマンが何人か出場できてないし、トップのジョーもFA杯は使えない。
チェルシーとは前節対戦し、好感触を得てるだろうし、ここを打ち破るようなサッカーを残りのプレミアでは模索していくことだろう。
シティも残留は確実だし、ヨーロッパカップ出場に少なからずの望みで戦っていくしかない。
アウエーでなかなか勝ててないが、そろそろここらで結果を出したいところだろう。
マンチェスターダービーも残ってるし、そこへうまくモチベーションを持っていってもらいたい。

エバートンはやってはいけないことをこの試合でやってしまった。
まずはいいとこなく0-2で負けたこと。
イライラしながらの試合運びで、これだとFA杯のファイナルが思いやられる。
自分たちのサッカーを見失うことが一番よくない。
ユナイテッド、チェルシーを完封する力を持っていながら、勢いに乗ったシティのラテンサッカーにはお手上げだった。
あの強固な守備はどこへやら。
簡単にホビーニョ、エラーノにやられてたし、ここにエバートンの弱点があるのかも。
イングランド的に来るチームにはなんとか太刀打ちできるが、違ったリズムになると、途端に破綻してしまう。
フィジカルに重点を置いた守備が悪いとは言わないが、どのサッカーにも対処できてほんとに強いチーム。
それと、その守備面に置いて、ジャギエルカがけがしてしまった。
かなり深刻なけがみたいで、今シーズンはもう絶望だろう。
これはかなりの痛手。
この試合に於いても、このけがはひじょうに響いた。
0-2になり、モイーズは一気に3人の選手交代。
このあとのけがで、ここからエバートンは10人での戦いを強いられた。
これではあの勢いづいたシティに追いつき逆転するのは難しい。
ここに3人交代の怖さを見た。
いくぞって気持ちをピッチに伝えるのに、これほどの手はないんだろうが、こういう怖さもある。
実際、ジャギエルカがけがしたのは70分にもなってない時間だし、全てが裏目に。
モイーズが悪い監督だとは思わないが、こういう采配はどうだろう。
プレミアにそう重きを置いてないからだろうが、ここまで一気に行かなくても・・・。
この試合でのシティはなかなか見られないぐらい好調だったし、この敗戦も仕方ない。
ほんとに今シーズンの最大の目標はFA杯のタイトルだし、プレミアはそこへの叩き台。
シティがここまでいいサッカーを見せたのはいつぶりだろう。
アウエーでの勝利も昨年8月31日のサンダーランド戦以来。
そう考えると、全くアウエーでは勝ててなかった。
それがこの勝ち点、この順位を生んでる。
それにしても、今のシティは、あのラテンサッカーが勢いづくともう止められない。
ホビーニョのドリブルは切れきれだし、エラーノのパス出しも絶妙。
カイセドもトップで活き活きしてるし、これにアイルランドがうまく絡んだらもう手が付けられない。
それがこの試合で見れた。
先制点は、カウンターからだったが、エラーノがスペースに出したロングパスがこれまた絶妙だった。
バックスピンをかけて、ホビーニョが走るスピードをぴったり。
ここまで計算されたロングパスをイングランドではなかなか見れない。
ジェラード、X・アロンソ、ランパードなんかがこういったキックを見せるが、それとはまた違った。
さすがブラジル人て感じ。
これを受けたホビーニョもサイドから切れ込み、ハワードの股抜きを狙ったシュート。
これが見事に決まった。
この時期にきてホビーニョがまた調子を上げてきた。
この調子でダービーも行ってもらいたいものだが・・・。
シティはいいメンバーで、いいサッカーができてるんだが、どうみても監督が見劣りしてしまう。
ヒューズが悪いとは思わないが、このメンバーに適した指示ができてるとは思えないし、戦術もいまいち。
もっと世界的な監督がいたら、このチームは上に行ける。

スコア 1-2

<得点者> 
エバートン    コズリング
マンチェスターC ホビーニョ、アイルランド
~愛丸's MVP~
エラーノ(ホビーニョがこのチームに残ってほしいって言ってるのがわかった。攻撃だけでなく、守備でも気の利いたプレーができる)