愛丸のサッカー観戦記

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バルセロナ-チェルシー

2009-04-29 11:25:40 | チャンピオンズリーグ
観戦日 4/29(水)       
 
愛丸’s チェック        
カンプ・ノウでの1leg。
ホナウジーニョがいた時代にはよく対戦してた両チーム。
なんだかひさびさの対戦のような気もするが、そうでもない。
バルサはリーガと合わせても厳しい日程の真っ只中。
セビージャとやって勝ち、バレンシアとドロー、で、この1leg。
週末にはクラシコが控えており、全てに全力投球しないと、簡単に行かない試合ばかり。
ここをどう乗り切るか。
チェルシーは先週のミッドウイークでプレミアの終焉を向かえ、ここ一本に絞ってくるだろう。
ヒディングは守ることはしないなんて言ってるみたいだが、はたしてどう出るか。
ハマーズとの試合でミケルも試してたし、リバプール戦のように打ち合いってことは考えられないが・・・。

バルサがバルサらしさを出せず、カンプ・ノウでスコアレス・ドロー。
どんな状況でも点が取れてきたのが、今シーズンのバルサだったが、それが、この大事な試合で発揮されず。
あのチェルシーの守備網を突破できなかった。
サイドで起点を作っても、中をがっちり守られると、高さ勝負ができない分不利だし、個人突破にも限界がある。
格下のチームが引いて守ってくるのとわけが違う。
相手は百戦錬磨のチェルシー。
この守備網は、そう簡単に突破できない。
ただ、右SBに入ったイバノビッチの裏のスペースってのはもっとつけたかも。
何度かアンリがいい抜け出しをしたが、ここから点は生まれなかった。
徹底してここをついても良かったかも。
それとバラックのとこ。
早い段階でイエローをもらってたし、守備に定評のある選手じゃない。
ここにもっとイニエスタなりメッシなりがうまくポジションを替えて仕掛けていけば、数的優位な状況が生み出せたはず。
2ラインがあそこまで引いて守ってきたら、今シーズンのバルサでも崩すのは不可能だった。
ツェフも当たってたし、バルサにとっては消化不良の試合になったはず。
どうもバルサはひとつ狂い出すとズルズルしってしまう傾向にある。
バレンシア戦でも勝てなかったし、ここでの試合もパッとしなかった。
一時マドリーにグッと近づかれたときも、負のスパイラルに陥ったみたいに、リズムが悪くなると、これをなかなか修正できない。
今まさに2度目のこの負のスパイラルに陥ってるのかも。
このチェルシー戦だけを考えるわけにもいかず、クラシコも視野に入れての戦いで、ひょっとしたら運もないのかもしれん。
その証拠に、マルケスがひざの故障で途中交代し、代わって入ったプジョルもイエローを頂戴し2legはサスペンション。
CBがピケひとりになってしまった。
カセレスじゃ荷が重いだろうし、この危機的状況をそう乗り切るか。
0-0とまだどっちが有利って結果じゃなかっただけ、ましだったかも。
決めれるシーンもあっただけに、この試合のバルサにも物足りなさを感じた。
チェルシーはしてやったりだろう。
守ることはないって言ったヒディングだったが、蓋を開けてみると、ここまで守るチェルシーは見たことなってぐらいの守備的サッカーだった。
ドログバ以外は全員守備。
SBが攻め上がることもなく、あのランパードですら攻撃で目立つシーンはなかった。
ひたすら守りに守ってのカウンター狙い。
そのカウンターもドログバに賭けるのみ。
マルケスのバックパスのミスをついてドログバがボールをかっさらい、V・バルデスを1対1になるシーンがあったが、これを決めれず。
ここで点が入ってたら、チェルシーのファイナル進出が大きくなったのに・・・。
憎たらしいまで守備にほころびがでなかった。
サイドでは必ずふたりで守るし、CBが引き出されることもなかった。
ミケル、エッシェンもからだを張って中盤の選手を潰しにいってたし、ここまでやると、どのチームも点はなかなか奪えない。
それにツェフも好調さをアピール。
ハマーズとのリーグ戦でPKをストップしたことで、そうとう勢いに乗ったのかも。
チェルシーはスタンフォード・ブリッジでの2legもこんな形で戦ってくるはず。
面と向かっての打ち合いに挑めばバルサの方が有利。
PK戦まだ覚悟しての戦いが今のチェルシーには合ってるはず。
CBがひとり足りないバルサにならなんて色気を出すと、逆にやられてしまいそう。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
ツェフ(何度かビッグセーブでチームを救った。叩かれだした矢先のPKストップが自信を取り戻させたか。この男がこの状態ならそう簡単に点は取られない)