愛丸のサッカー観戦記

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アーセナル-サンダーランド

2007-10-11 20:24:28 | プレミアリーグ
観戦日 10/11(木)       
 
愛丸’s チェック        
公式戦9連勝中のアーセナル。
エミレーツスタジアムでは今季無敗。
アンリの離脱がいい方に向いてるアーセナルには今のところ敵なしか。
昇格チームに負けるわけにはいかに。
サンダーランドは前回プレミアに昇格してきたときの印象がまだ残ってるが、ロイ・キーンがどこまでチームを作ってるか。
あの闘将が、監督としてどれだけのものか非常に楽しみ。
それでもアーセナルの有利には変わりないが・・・。
その予想通り、アーセナルは開始早々からエンジン全開。
あの流れるようなパス回しに、最近多様するようになったミドルもまずまず。
一皮も二皮も向けたアデバイヨールと、切れきれV・ペルシのコンビもだいぶ機能している。
セスクの調子も良く、今のアーセナル攻撃陣には非の打ち所がない。
先制点はあっという間だった。
セスクがエリアのちょっと手前で倒されて得たFKをV・ペルシが豪快に決めて見せた。
あの強烈さであのコースに飛ぶとどんなGKでも止めることはできない。
このキックを見てるとV・ペルシの調子の良さが伺える。
この得点からそんな時間をおかず、CKからの流れでセンデロスが決めた。
なんか当たりそこないのキックだったが、これがゴールに吸い込まれるあたり、運もアーセナルにはある。
乗ってるチームってのはたいていこんなもん。
このまたすぐ後にゴールかと思われたシーンがあったが、これがオフサイドでノーゴールに。
この判定からサンダーランドの動きが変わってきた。
このときはベンゲルもまだ笑顔だったが・・・。
中盤の底で守備に攻撃に起点になってたヨークがだいぶボールに絡めるように。
あのホットセットとして大暴れしていた頃の面影は全く感じられないが、存在感は今も変わらない。
チームの中心。
これにトップのジョーンズがまた良かった。
ヨークの同胞で、心強い味方がいてくれるも頼もしいか。
このジョーンズ、サポートがいなくても味方が上がって来てくれるまでしっかりキープできる。
強いし早いし、ひょっとしたら化けるかも。
1点を返したときは、このジョーンズがクリシを強さで振りほどき、シュートにいったのが全て。
アルムニアもよくセーブしたが、そのこぼれをウォレスが落ち着いてよく決めた。
これで俄然サンダーランドは勢いづいた。
ジョーンズ、ヨーク、これにミラーを含めた攻撃はなかなかのもんだった。
ミラーはユナイテッドで燻ってたところをロイ・キーン監督が連れたきたらしい。
アイルランド出身でロイ・キーンを崇拝しているとのこと。
本家みたいなあの激しさはまだないが、近づくことはできそうな存在。
後半に入ってもサンダーランドの勢いは止まらない。
その勢いの中、ジョーンズがヘッドで同点ゴール。
2点差をエミレーツスタジアムで追いついてみせた。
諦めない魂は監督の指導の賜物か。
あの魂はサンダーランドの選手たちにしっかり伝わってる。
それでも相手はアーセナル。
いい時間に好調V・ペルシがうまい左足のトラップから、左足シュートで勝ち越しゴールを。
あのうまいシュートはさすがのゴードンもどうしようもなかった。
それまでゴードンはグッドセーブを連発し、サンダーランドのゴールを守ってきた。
大差がついてもおかしくない試合をここまでおもしろくしてくれたサンダーランドの選手、監督に感謝。

スコア 3-2

<得点者> 
アーセナル   V・ペルシ×2、センデロス
サンダーランド ウォレス、ジョーンズ
~愛丸's MVP~
V・ペルシ(この好調さがいつまで続くか。今は生涯一かもしれない。うまさ、強さ、どれも申し分ない)