愛丸のサッカー観戦記

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サラゴサ-レバンテ

2007-10-11 12:01:22 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/11(木)       
 
愛丸’s チェック        
UEFA杯で失意の敗戦を喫したサラゴサ。
このコンペティションにかなりの重きを置いて戦うと宣言していたため、このショックはそうとうなもんだろう。
リーガではだいぶ調子を上げてるが・・・。
レバンテはただ勝てないだけでなく、大量失点での負けが非常に気になる。
ベテランが多いチームで、投げ出してる選手たちが多いのか。
これはもう監督の更迭は時間の問題。
この試合をスカッと勝つことができれば、事態も変わってくるかも。
サラゴサはUEFA杯の敗戦から見事に立ち直ってた。
中盤での崩しはかなりのクオリティの高さ。
ドブレピボーテの守備が安定してきたのが、この好調さの要因のような。
サパテル、リュクサンが自分の仕事をしっかりこなしてる。
開幕当初はマツザレムを加えたトリボーテを採用してたが、これがあの攻撃サッカーを実現できなかった原因。
やっぱり、攻撃的なMFアイマールとダレッサンドロを同時起用しないと、あの攻撃サッカーはできない。
ダレッサンドロをスタメンに戻してから、サラゴサは調子を取り戻した。
この試合でも、ふたりからD・ミリート、S・ガルシアに決定的なパスがいくつも通った。
これをサクッと両FWが決めてくれてればよかっただが、なかなかそうもうまくいかなかった。
D・ミリートはどんだけ決定機を不意にしたか。
嫌な流れで後半も時間が進んできたが、D・ミリートがフィニッシャーとしてではなく、パサーとしていいパスを通したとき、やっと先制点が生まれた。
なんとも皮肉なもん。
いいパス出しだったが、D・ミリート自身は絶対点が取りたかったはず。
このアシスト直後、R・オリベイラと交代。
またまた皮肉なことに、この後、R・オリベイラは2得点。
S・ガルシアは広範囲に動いて、チャンスメイクもできるセカンドトップタイプで純粋なトップはD・ミリートとR・オリベイラ。
このふたりの2トップがなかなか機能しておらず、こうなると、D・ミリートはベンチってことに。
ただ今だけ調子が悪いだけならいいが。
中盤のアルゼンチン人コンビ、アジャラと同胞が好調なだけに、D・ミリートにもこの波に乗ってもらいたい。
弟の移籍がショックだったのか・・・。
アジャラがひさびさプレー。
やっぱりいるといないとでは威圧感が違う。
あのずるさ満点の守備を発揮することもなく、簡単にレバンテ攻撃陣を封じた。
この試合でアジャラは前線へのフィードでチームに貢献。
アイマール、ダレッサンドロにいいボールを配給。
完全にチームにフィットしてない状態だが、いつものリーダシップを発揮できるようになると、サラゴサの守備は強固なものになる。
レバンテはほんとどうしようもない。
特に守備。
誰がリーダーってわけでもなく、ズルズル下がる一方。
サイドからも中央からも簡単に突破される。
サラゴサのフィニッシュのミスに助けられただけで、あれがしっかり決められてたら、酷いこといなったはず。
この崩壊したDF陣を立て直す方法があるのか、ないのか。
現在、リーガでの降格候補ナンバー1。
攻撃もリガノ、リガの2トップはお世辞にも機能するとは言いがたい。
まだ時間がかかりそう。
サビオにももうあの頃の切れは全くない。
若手のP・レオンあたりが起爆剤になんないと。
監督の交代でどれだけ変わることができるか・・・。

スコア 3-0

<得点者> 
サラゴサ   S・ガルシア、R・オリベイラ×2
~愛丸's MVP~
S・ガルシア(あの先制点がなかったら、サラゴサはどうなっていたことか。あの一発で全ての悪夢から払拭された)