愛丸のサッカー観戦記

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インテル-ブレシア

2010-11-10 20:09:19 | セリエA
観戦日 11/10(水)       

愛丸’s チェック
インテルはここジュゼッペ・メアッツァでのカピオナートでは2試合連続でのドロー。
アウエーでは結果が出せてるんだが、どうもホームでいまいち。
それにここ数試合、1点しか奪えてない。
ロンドンでも3-1とスパーズに完璧にやられてたし、不安な点が多すぎる。
ラファが率いるチームには必ずといっていいほどケガ人の多さが付いて回るが、これはフィジカルチームに問題があるのでは?
このどん底の状態からいつ這い出せるのか。
ブレシアは現在9Pで16位。
降格圏にいないことをよしとするか、もうちょっとで降格圏と危機感を感じるか。
未だドローのないチームで勝つか負けるかの気持ちのいいチームって言ってもいいかも。
インテルの状態が悪かろうが、そうそうここで勝ち点3ってのも考えずらいが・・・。

インテルは中盤の選手がいなさ過ぎ。
純粋に守備もこなせる中盤はサネッティしか存在してなかった。
そのサネッティにしても、本職は右のSBだし、よくもこれでスタメンを組んできたものだ。
3トップにトレクァルティスタのスネイデル。
それにこちらもどちらかと言えばトレクァルティスタが向いてそうなコウチーニョ。
これでどんなサッカーを展開してくれるのか逆に楽しみに。
それが、なんとカラッチョロの強靭なフィジカルにやられ先制点を献上。
ここから攻撃に転じたいところなんだが、その攻撃陣がほとんど機能してなかった。
見てて可能性を感じたのがエトーの個人技のみ。
長らくスタメンを外れてたD・ミリートは昨シーズンまでばつぐんのコンビネーションを発揮してたエトー、スネイデルともうまく合わない始末。
ケガで戦列を離れるってことは、1年のコンビも狂わせてしまうのか。
監督が代わったこともあるんだろうが、D・ミリートが昨シーズンの状態に戻るまでにはまだまだ時間がかかりそう。
それと、失敗だったのは、スネイデルのポジショニング。
ボランチをやれる選手がいないからこの男を中盤の下がり目でレジスタ的に使いたかったんだろうが、これでは、この男のよさはひとつも出せてない。
もっと高い位置でゴールに直結するようなパスやらミドルで相手に脅威を与えるわけで、大きな展開だけでは、相手は怖くもなんともない。
実際、ブレシアの守備陣は、この男にそう激しくいくシーンはなかった。
コウチーニョも監督の指示だろうが、ポジションが定まらず、全くいいところなし。
ミスだけが目立ち、この男を最後まで使い続けなければならなかったインテルの苦しい台所事情が伺えた。
D・ミリート、パンデフがいなかったときに重宝した選手で、ここが戻ってきてからの使い方が難しい感じ。
4-4-2でのサイドでは守備が問題だし、3センターハーフでは、うまくプレーできてない。
まだまだ経験が必要。
CLで失意の帰国になったマイコンはハムストリングを痛め前半で退場したし、またまたケガ人を増やす結果に。
とにかく、インテルは今、手負いの状態。
エトーぐらいしか絶好調な選手はいないし、実際、この試合もあのエトーの切れがなかったら、ホームで黒星を喫するところだった。
こうなったら、エトーを活かすサッカーを展開して、ケガ人が戻ってくるのを待つしかない。
果たしてそういうサッカーをラファがやれるのかどうか・・・。
ブレシアは、この価値ある勝ち点1が、今シーズン初のドローに。
一発のロングボールをカラッチョロがフィジカルと運を活かして先制したときは、ぐっとチームの状態が上向いた。
この流れの中、なんとか耐えることができたんだが、どうしてもエトーだけには手を焼いてしまった。
後半、笠にかかって攻めてくるインテルを相手にカウンターを狙うこともできず、ひたすら耐えるだけ。
それでも、なんとかがんばったんだが、やっぱりエトーにやられてしまった。
あのゼビナを中心に、気持ちのこもった守備はできてたんだが、ウノ・ドゥエみたいなダイレクトプレーにはついていけず。
あのシーンさえ押さえ込めれば流れに中ではそう危険な場面はなかったから悔やまれる。
リゴーレじゃなくてもよかったプレーだが、こおkはジュゼッペ・メアッツァ。
あの1失点だけなら御の字だろう。
この試合、久しぶりにイタリアに戻ってきたディアマンティのプレーが光った。
プレミアで養われたフィジカルで、あたり負けしないボディコントロールがあのキープ力を生んでる。
左足も魅力だし、もっとカラッチョロに近い位置でプレーできればおもしろい存在に。
 

スコア
1-1

<得点者> 
インテル   エトー
ブレシア   カラッチョロ        

~愛丸's MVP~
エトー(インテルでしっかり自分のプレーができてるのはこの男ぐらい。ゴールで近い位置でプレーしなくても、チャンスを演出できるし、今、この男を欠いたらえらいことになる)