愛丸のサッカー観戦記

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チェルシー-ポーツマス(FA杯 ファイナル)

2010-05-18 10:54:00 | プレミアリーグ
観戦日 5/18(火)       

愛丸’s チェック
プレミア制覇を最終節に決めたチェルシーと、FLC降格が決まったポーツマスのファイナル。
プレミアでのサッカーを見てれば、この試合に結果は見えたようなもんだが・・・。
それでも、何が起こるかわからないのが、カップ戦のファイナル。
チェルシーは、チーム創設以来のダブル達成に向けて、モチベーションは高いはず。
これでシーズンが終わるわけで、全力で、このタイトルを狙ってくるだろう。
ポーツマスは、プレミアでの悔しさを全てここに賭けてくる。
もう何もないわけで、このタイトルさえ獲得できれば、いいシーズンだったと思えるかもしれん。
ただ、降格が決まったチームのFA杯のファイナルでの成績が芳しくない。
そのジンクスを打ち破るぐらいのパフォーマンスを見せてもらいたいものだが・・・。

チェルシーのこの試合での決定機の多さったら、プレミアの最終節と同じぐらいだった。
ウィガン戦では8得点できたんだが、この試合は、なんと1点。
これで、ポーツマスを無失点に抑えることができたから、FA杯連覇、ダブルを達成できたんだが、ここまでゴールに嫌われるのも珍しい。
ただ、ポーツマスを圧倒してたことは事実。
ポスト、クロスバーが、かなりポーツマスの味方をしてくれたから、この点差だったが、その不運がなかったら、もっと点は入った。
ランパードのミドル、ドログバのFK、テリーのヘッドと上げたらきりがない。
カルーのただ、流し込むだけのシュートもなぜだかクロスバーだったし、嫌な流れだったことは間違いない。
攻めども攻めどもゴールが決まらないって試合をいくつも見てきたが、こういう試合は、えてして相手に先に点を取られ、慌てて攻めるも悪い流れを変えれずに負けってkとがよくあるもの。
この試合もその展開になりつつあった。
ポーツマスが後半にPKのチャンスを得て、これをボアテンクが決めてれば・・・。
真ん中を狙ったPKはツェフがからだは右に飛んでも、足を残して、これをセーブ。
このPKストップがなかったら・・・。
ツェフは、これ以外にもピキオンヌがシュートコースを変える合わせ、ゴールが決まったかにおもわれたシュートを超人的な反応でセーブ。
この2プレーがチームを救ったと言っても過言ではない。
攻撃されえる時間が短い中、GKとしてはなかなか集中することが難しい試合だっただろうが、ツェフは、しっかり自分の仕事を全うした。
そのPK後、ドログバが直接FKを叩き込み、これが決勝点に。
85分にランパードがPKを外す珍しいシーンもあったが、1点でもリードできてれば、この試合負ける気はしなかっただろう。
心配なのは、バラックが前半でケガで交代したこと。
W杯を控えてるし、無理させずの交代だったらいいんだが、このケガが長引くようなことになれば、ドイツ代表にとってはかなりの痛手に。
それにおそらくバラックは、この試合がチェルシーでの最後の試合になったはず。
それだったら、最後までプレーしたかっただろうに、途中交代だったってことは、かなりきついケガなのかも。
悲願のビッグイヤーはモウリーニョの前に屈してしまったが、プレミア、FA杯のダブル達成で、アンチェロッティの1年目は、大満足のシーズンになったはず。
ポーツマスは、あのボアテンクのPK失敗が全てだった。
あそこで先制してれば、かなりチームに勇気を与えたはずなのに・・・。
ピキオンヌのシュートも決まらないし、ディンダンのシュートもうまく当たらず。
チャンスの大きさではチェルシーにもひけを取らないぐらいものだったが、こちらも決めることができなかった。
プレミアでの不甲斐無いシーズンの鬱憤をここで晴らそうって気持ちでいっぱいだったんだろうが、やっぱりチェルシーは強かった。
ただ、勝てなかった試合かと言われればそうでもなかったから、訪れた少ないチャンスをものにしてれば・・・。
あれだけポスト、クロスバーも味方してくれたことを考えると、降格はしても、ウェンブリーでカップを掲げることができた。
運を味方にできなかったことも、今シーズンのポーツマスを象徴してるのかも。
ポーツマスにはスピードのある選手が多いし、この選手たちが来シーズン、どこでプレーするか。
しっかり給料を支払ってくれるチームでプレーしたいと誰もが思ってるはず。

スコア 1-0

<得点者> 
チェルシー   ドログバ    
~愛丸's MVP~
ツェフ(ピキオンヌのあのコースを変えたシュートへのスーパーな反応、ボアテンクのPKストップ、この2つのビッグセーブで、このタイトルを獲得できた)