愛丸のサッカー観戦記

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ブラジル-パラグアイ(コパ・アメリカ QF)

2011-07-18 23:37:07 | 各国代表戦
観戦日 7/18(月)       

愛丸’s チェック
最後に帳尻を合わせ、なんとかグループ首位通過を果たしたセレソン・ブラジレイラ。
それでも、大会前の評判にはほど遠い内容。
この決勝トーナメントの初戦はグループでも同居したパラグアイとの戦い。
守備的にくるチームをこのチームがどう崩すか。
メネゼスの手腕が問われる。
アルゼンチンが消えた今、強豪国の力を発揮するのはブラジルしかいない。
パラグイアのやることはひとつ。
とにかく、最後まで集中すること。
グループでのブラジル戦は勝ってもおかしくない内容だったし、最後の詰めさえ失敗しなければ。
自慢の守備でどこまで苦しめることができるかどうか・・・。

セレソン・ブラジレイラもアルゼンチンと同じ運命をたどることに。
なんと南米の2強が、決勝トーナメントの初戦で消えてしまった。
パラグアイにつきがあって、ブラジルが不運に見舞われたってのもあるが、ここはスカッと勝たないといけない試合だった。
まだチームが完成してないってエクスキューズもあるが、それでも、セレソンはセレソン。
パラグアイにPKで負ける事態を誰が予想しただろうか。
攻撃自体、そう悪いものではなかった。
ビジャールの好守が光ったこともあるが、それでも1点は奪えたはず。
ネイマールにもパトにもどれだけチャンスが訪れたことか。
決めるべき選手が決めないと、こんなことになってしまう。
マイコンもグループ最終戦ほどのインパクトはなかったし、ガンソもまだこれまでのセレソンの10番と比較すると小粒感は否めない。
これから、このチームをどう立て直していくか。
もっともっと自信を付けないといけない。
自国開催のW杯前に、この大会を制することが一番自信に繋がったはず。
それをアルゼンチンと同じ運命を辿っても・・・。
確かに、パラグアイの守備は安定してたし、ビジャールも大当たりだったが、それを崩せないメンバーではなかった。
先にも述べたが、不運な面はあったが、フィニッシュのシーンでの落ち着きと冷静さがあれば・・・。
ネイマールなんかはそれが売りの部分もあるはずだが、それが、やっぱりカナリア色のユニフォームを着ると変わってしまうのか。
ネイマールに点が生まれればチームも乗っていけたはず。
ただ、ネイマールが全て悪いってことではないし、ここで、この若者がどう転ぶか見てみたい。
ここでの不甲斐なさをバネに伸びていくか、それともこのまま沈んでしまうのか。
前者であることを強く望む。
120分戦ってゼロだったことは仕方ないにしても、ブラジルがPK戦でひとつも決めれなかった事実をどう受け止めればいいのか。
誰かしら決めるのがPK戦だが・・・。
ビジャールがセーブしたのはひとつだけ。
あとは枠に蹴ることもできてない。
エラーノはこの大会、チームの流れを断ち切るプレーが目立ったし、これが、この大事なPK戦でも出てしまった。
悪い流れは引き継がれるもので、最後まで、このまま何もできないままパラグアイに勝利をプレゼントすることに。
セレソンのキッカーたちは、足元の悪さを気にするシーンが多かったが、この条件はパラグアイも同じこと。
パラグアイは決める選手もいたわけで、これが言い訳にはならない。
もうこんなセレソンは見たくないし、コンフェデでは強いセレソンに戻ってもらいたい。
アルゼンチン同様、果たして、この監督がこのまま本大会まで指揮を執るのかどうか・・・。
パラグアイはしてやったりの試合になった。
格下が相手になると、どうしても自分たちの良さを出せずに苦しんだが、このレベルのチームが相手だったら、堅守を武器にいいサッカーを展開できる。
ウルグアイと似たチーム。
早いうちから守備的な交代をメインに始めからPKまでもつれ込む展開を願ってたのかも。
焦るブラジルをおもしろいようにかわしてたし、ここまでチームが変わるとも思わなかった。
ただ、ピンチの数は多かったし、ビジャールがいなかったら、果たしてどうなったか。
これから、また格下が相手になるし、どう戦うか楽しみ。
期待のバルディガリビアが左サイドで最高のプレーを発揮してくれることに期待。
この戦い方のも限界があるだろうし、タイトルを取るためには、攻撃に磨きをかけないといけない。
果たして、それを考えて戦うかどうか・・・。


スコア
0-0(PK 0-2)
<得点者> 
 なし              

~愛丸's MVP~
ビジャール(この大事な試合で、最高のセーブを披露。アップセットを演じる場合、GKのビックセーブは必要不可欠。このセーブを今後も続けることができれば、優勝も見えてくる)